高卒44.2%・短大16.2%・大学や大学院卒25.6%…年齢階層別の最終学歴実情(最新)

2022/06/16 02:45

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2022-0601総務省統計局が2022年5月27日に発表した、5年に一度実施する国勢調査の最新版となる2020年国勢調査における就業状態等基本集計の確定報では、多様な日本の現状を推し量れるデータが公開されている。今回はその最新値を基に過去の国勢調査の公開値も合わせ、年齢階層別に見た最終学歴の実情を確認していくことにする(【令和2年国勢調査】)。

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国勢調査は1920年に開始されて以降原則5年おきに実施され(1945年分は終戦関連で延期され1947年に臨時調査が代替実施)、2020年調査分で21回目となる継続調査。また10年おきの調査は大規模調査として、より詳細な項目の調査が行われている。

大規模調査では調査年の15歳以上の人における最終学歴も問われ、その結果もさまざまな切り口によって公開されている。そこで大規模調査の直近分となる2020年の結果につき、年齢階層別に最終卒業学校の種類別人口比率を算出したのが次のグラフ。卒業したのは確かだが学歴が分からない人、在学者や未就学の人は除いて計算している。

↑ 卒業者の最終卒業学校の種類別15歳以上人口割合(学歴確定者のみ、年齢階層別)(2020年)
↑ 卒業者の最終卒業学校の種類別15歳以上人口割合(学歴確定者のみ、年齢階層別)(2020年)

15-19歳は多分が高卒、あるいは小学校・中学校卒が1割強を占め、大卒などがほぼ皆無だが(0.0%の値は短大・高専)、これは大学へ進学した人は在学中で計算から除外されるため。20代になると短大・高専卒や大学・大学院卒者が数字上に表れるようになる。

20-40代は短大・高専卒と大学・大学院卒者で合わせて過半数に達しているが、50代以降になると5割を割り込み、少しずつ小卒・中卒や高卒者が増えていく。【最終学歴分布(最新)】などでも言及している通り、高等教育の普及に伴い、若い人ほど高学歴の人が増えている実情を、統計の上から確認できる次第ではある。

これを男女別に区分して計算した結果が次のグラフ。

↑ 卒業者の最終卒業学校の種類別15歳以上人口割合(学歴確定者のみ、男女別・年齢階層別)(2020年)
↑ 卒業者の最終卒業学校の種類別15歳以上人口割合(学歴確定者のみ、男女別・年齢階層別)(2020年)

10代が高卒、あるいは小学校・中学校卒で占められているのは男女変わり無し。20代以降になると大学・大学院卒は男性の方が高比率だが、女性は短大・高専卒が多く、20-50代まで3割前後の値を維持している。結果として20代から40代までは男性よりも女性の方が、高卒、あるいは小学校・中学校卒の割合は小さなものとなっている。

また大学・大学院卒の比率を見ると、男性は60代まで4割前後と一定水準の値を示しているが、女性は少しずつ減少する動きを見せている。男性における大学・大学院卒の学歴取得は、今の60代あたりから現状に近しい状況を見せ、女性は逐次増加の一途にあるようすが分かる(その分女性は今の50-60代あたりから、短大・高専卒の学歴取得が盛んになっていたのだろう)。

余談ではあるが男女別、そしてさらに年齢階層別に区分し、最終学歴取得者以外に在学者や未就学者まで合わせた上で、積み上げ型の人口グラフにしたのが次のグラフ。

↑ 卒業者の最終卒業学校の種類別15歳以上人口(男女別、万人)(2020年)
↑ 卒業者の最終卒業学校の種類別15歳以上人口(男女別、万人)(2020年)

↑ 卒業者の最終卒業学校の種類別15歳以上人口(男女別・年齢階層別、万人)(2020年)
↑ 卒業者の最終卒業学校の種類別15歳以上人口(男女別・年齢階層別、万人)(2020年)

10代は大部分が、20代も少なからずが在学者。男女とも若い世代ほど短大・高専卒者や大学・大学院卒者が増え、小中校卒者や高卒・旧中者が減っていく。他方男女別では男性が大卒者が多いのに対し、女性は短大・高専卒者が多い。男性と女性との間の高等教育に対する考え方の違いが、多分に表れた結果といえよう。


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