異性の相手を満足させる最大のポイントは「優しさ・思いやり」

2016/01/31 05:30

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PGF生命は2015年12月16日、人生の満足度に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団のうち恋人や配偶者のような異性のパートナーが居る人においては、その相手に対する最大の満足点は「優しさ・思いやり」だった。5割強の人が同意を示している。次いで「家族を大切にしている」「口うるさくない・自由にしてくれる」が続いている。回答者の性別では多くの項目で女性が高い値を示し、男性パートナーへの満足度の高さがうかがえる結果が出ている(【発表リリース:「人生の満足度に関する調査2015」を実施】)。



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今調査は2015年10月30日から11月1日にかけて20歳から79歳の男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2000件。男女比、年齢階層別構成比(10歳区切り、60代と70代はひとくくり)で均等割り当て。調査協力はネットエイジア。

次に示すのは調査対象母集団のうち恋人や配偶者のような異性のパートナーが居る人(1399人、男性630人・女性769人)に対し、そのパートナーのどのような点に満足をしているか、複数回答で尋ねた結果。半ばノロケ的なデータともいえるが、視点を変えると異性に好まれる、満足させる要素と読むこともできる。

↑ 今の恋人・配偶者のどの点に満足しているか(該当者限定、複数回答、上位のみ)
↑ 今の恋人・配偶者のどの点に満足しているか(該当者限定、複数回答、上位のみ)

トップは「優しさ・思いやりがある」で53.0%。カップル状態にある男女の半数は、相手の優しさや思いやりに満足していることになる。次いで「家族を大切にする」が4割近く、「口うるさくない・自由にさせてくれる」と束縛感の無さが3割強、「頼りがいがある」がほぼ同率の3割強で続く。

項目順位は男女合わせた値の順となっているが、男女別で回答率を見ると、男女それぞれの異性に対する魅力的な点、パートナーとしての満足感を覚えるポイントの違いが大きく現れている。「優しい・思いやりがある」「家族を大切にする」はほぼ同率だが、第3位以降の項目では多くにおいて、女性の回答率が男性よりも高い値を示している。今設問は複数回答であることから、現在パートナーを有する男女間では、男性よりも女性の方が「相手の満足できるポイント」が多いことになる。

もっとも「口うるさくない・自由にさせてくれる」「頼りがいがある」「相談できる」辺りは、男性よりも女性の方が回答率が高く、「家事が好き・得意である」などは、男性の回答率が高い。世間一般がイメージする「仲睦まじい夫婦」的な姿と一致しており、納得はできる。

男性回答者の値が非公開なのは残念だが、女性に関しては世代別の回答比率も確認できる。歳を経るに連れて相手との立ち位置、想いも変わることから、回答内容が大きく変化していくようすが興味深い。

↑ 今の恋人・配偶者のどの点に満足しているか(該当者限定、複数回答、上位のみ)(女性、年齢階層別)
↑ 今の恋人・配偶者のどの点に満足しているか(該当者限定、複数回答、上位のみ)(女性、年齢階層別)

意外にも歳を経るに連れて「優しさ・思いやり」の回答率は減っていく。他に「頼り甲斐」「家族を大切」「趣味が合う」「大人の振る舞い」「食の好みが合う」など複数項目で値が減退しており、歳をとった夫婦世帯のドライ感を覚えさせる。

また、回答率の動向をよく見ると、20代から40代までの減り方が大きく、50代以降になるとほぼ横ばいとなるケースが多い。夫婦関係において少なくとも女性の視点では、50代である程度の悟り的なものを得て、割り切ってしまうのかもしれない。


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