Facebook、X(旧Twitter)、LINE…3大ソーシャルメディアの利用状況(最新)
2025/05/08 02:35
インターネットを用いた意思伝達手段としては、今や電子メールよりも使っている人も多いであろうソーシャルメディアやその類似サービス。しかしその利用実態はサービスによって大いに違いを見せているとの話もある。自ら内部データを公開しているところもあるが、おおよそは企業秘密として非公開なのが現状。そこで今回は総務省情報通信政策研究所が2024年6月21日に発表した「令和5年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の調査結果を基に、利用状況にメスを入れることにする(【情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査】)。スポンサードリンク
ほとんど携帯電話経由のLINE
調査要項などは今調査に関する先行記事【主要メディアの利用時間(最新)】を参考のこと。
次以降に示すのは、各サービスの利用をどの種類の端末から行っているかに関する回答値。回答時点で該当サービスを閲覧のみで利用しているか、書き込み・投稿をしているか(単純に書き込みのみの利用は不可能なので、実質的に閲覧もしていると解釈してよい)。そして利用する際の端末はパソコン(ノートパソコン、デスクトップパソコンを問わず。タブレット型端末も含む)か、携帯電話(従来型携帯電話、スマートフォンを問わず。多分にスマートフォンであることは容易に想像できるが、公開値では判断が不可能)かについて尋ねている。また単純な利用状況は「いずれからも利用していない」から逆算したもので、厳密には家庭用ゲーム機などから「のみ」の利用者もいることから、もう少し値は上乗せされるはずではあるが、報告書でもこの計算式で利用者が算出されていることから、今回はこの値を採用する。なおグラフで「携帯」とあるのは携帯電話の意味である。
まずはLINE。

↑ LINEの利用状況(利用スタイル・端末種類問わず)(2023年)

↑ LINEの利用状況(複数回答、利用スタイル別、属性別)(2023年)
全体でも9割台の人が使っているLINEだが、男女別ではいくぶん女性の値が高い。10-50代では実に9割以上、20人に19人以上が利用している。10代がやや低めなのは今調査が13歳以上を対象としているからで、利用可能な端末そのものを保有していない場合もあるため。そして60代までが8割超の利用者を示す、少々恐ろしい状況。
そしてLINEのチャットシステムとの特性上、閲覧する人と投稿する人の差異はパソコンではそれほど大きくはない。さらには圧倒的に携帯電話経由の人が多い。見方を変えると20代ではほぼ9割の人が、携帯電話を使ってLINEでやり取りをしている計算になる。
Facebookも携帯経由が多め
続いてFacebook。日本に展開された直後はmixiが類似サービスとして一世を風靡しており、実名制は日本に馴染まないのではとの指摘もあったが、いつの間にか主流のソーシャルメディアの一つとして君臨することとなった。

↑ Facebookの利用状況(利用スタイル・端末種類問わず)(2023年)

↑ Facebookの利用状況(複数回答、利用スタイル別、属性別)(2023年)
パソコン経由における男性の利用率が女性と比べて高いのは、ビジネス利用の事例が多分にあるからだろう。また年齢階層別では30-50代が多く、30代以上は年が上となるに連れて減少していく。ただし投稿に限ると、パソコンでは50代、携帯電話では30代がもっとも多い。ビジネス目的での利用が多いからだろうか。また20代でも3割近くがFacebookを利用している状況は、大いに注目すべき。
端末別だがLINEほどではないもののFacebookも携帯電話がメインの利用端末となっているのが現状。そして双方向での利用を強要されないこともあり、閲覧だけの人と投稿もする人との差がそれなりに大きいのも特徴的。
10-30代の利用が多いX(旧Twitter)
続いてX(旧Twitter)。

↑ X(旧Twitter)の利用状況(利用スタイル・端末種類問わず)(2023年)

↑ X(旧Twitter)の利用状況(複数回答、利用スタイル別、属性別)(2023年)
Facebookは30-50代の利用がメインだが、X(旧Twitter)は10-30代が主な利用層。X(旧Twitter)は導入当初は中年層以降に利用されることが多いとの話もあり、いくつかの調査結果でもそれを裏付けていたが、現状では30代までの若年層が中心で、携帯電話がメインの使用機器なのが実情となっている。
逆に40代以上は利用率、特に携帯電話からの書込み率が急速に減少する。他人の発言を読み通すだけで満足してしまっているのだろう。
10代は学校種類別でインターネットとの接し方が大きく変化する。本来ならば小中高校大学と所属別の動向も知りたいところだが、今調査ではその区分は用意されておらず、精査は不可能。今後中学生(12-15歳)におけるスマートフォンの普及率がさらに上昇すれば、10代における各サービスの利用率も大きな変化を見せるだろう。また、今回年分よりmixiが調査対象から外れてしまったのは残念な話ではある。
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