動画視聴、他人との交流、情報検索…パソコンとスマホで大きく異なるインターネットの使い方(最新)

2026/06/02 02:23

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2026-0523一部誤解をしている人もいるが、スマートフォンも従来型携帯電話も、パソコンもタブレット型端末も、道具、ツールの一つでしかない。その道具で何をするか、可能なのかこそが問題であり、論点の対象とすべきであることを忘れてはならない。今回は内閣府が2026年3月付で報告書を発表した、【令和7年度青少年のインターネット利用環境実態調査】の内容を基に、小中高校生がスマートフォンをはじめとする主要なインターネットアクセス機器を用い、どのような行動をしているかについて確認をしていくことにする。

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パソコンは動画視聴と情報検索、スマホは交流や動画視聴、情報検索、音楽視聴、ゲーム


今調査に関する調査要項は先行記事の【インターネット利用端末は小学生では学校配布・指定のパソコンやタブレット型端末、中高生ではスマートフォン(最新)】を参考のこと。

次に示すのはスマートフォン、従来型携帯電話、自宅用のパソコンやタブレット型端末、家庭用ゲーム機、テレビそれぞれでインターネットを利用している人における、その端末による利用内容を示したもの。普段からその目的で利用していると認識した項目に答えてもらっている。「コミュニケーション」とは電子メールやメッセンジャー、ソーシャルメディアなど、他人との意思疎通ができるサービス全般を指す。項目の並び順は元資料に準じている。

↑ インターネットで何をしているか(該当機種でインターネット利用者限定、小中高校生、複数回答、機種別)(2025年)
↑ インターネットで何をしているか(該当機種でインターネット利用者限定、小中高校生、複数回答、機種別)(2025年)

端末の性能や提供されているサービスの違いによるものだが、スマートフォンと従来型携帯電話では使われ方に大きな違いが生じているのが分かる。むしろ従来型携帯電話では機能が限定されているので、コミュニケーションでしか使えない人が多いのだろう。スマートフォンは動画視聴、コミュニケーション、情報検索、音楽視聴、ゲームなど使われ方が多様におよぶ。地図・ナビゲーションや勉強に使っている人も多数確認できる。

自宅用のパソコンやタブレット型端末では動画視聴や情報検索が主で、ゲームや音楽視聴、勉強が続く。コミュニケーションの値がスマートフォンと比較して随分と低い値にとどまっているのは、個人利用のパソコンではないため、プライベートなやりとりができないからだろうか。勉強の値が高めな一方で、電子書籍は低い値なことも、その推定を後押しする形になる。

気になるテレビだが、動画視聴がほとんどで、地図・ナビゲーション、情報検索が続く。さらにニュースが高いのも特徴的。音楽視聴も1/4強ほどいる。

これを全体比で計算したのが次のグラフ。上記が「その端末でインターネットを利用する人における利用実情」であるのに対し、これは全体に占める割合。それぞれその端末でインターネットを利用する人の割合から逆算しており、例えばスマートフォンでは動画視聴の項目は69.2%とあるので、小中高校生全体の7割近くは、スマートフォンで動画視聴をしている形となる。子供達の実態を全体的に見る時に役立つ値といえる。

↑ インターネットで何をしているか(複数回答、小中高校生全体比)(2025年)
↑ インターネットで何をしているか(複数回答、小中高校生全体比)(2025年)

スマートフォンの動向を見ると、動画視聴以外でもコミュニケーション・情報検索・音楽視聴、ゲームが5割超を示している。この現状は、数年前には到底想像もできなかったに違いない。さらに3割近くがスマートフォンでニュースを取得したり勉強し、4割近くが地図・ナビゲーションを活用している。

高校生に限ってみると!?


今件を高校生に限定して確認したのが次のグラフ。まずは各端末でインターネットを利用している人限定による値。

↑ インターネットで何をしているか(該当機種でインターネット利用者限定、高校生、複数回答)(2025年)
↑ インターネットで何をしているか(該当機種でインターネット利用者限定、高校生、複数回答)(2025年)

小中高校生全体と比べ、回答値が高い項目が多く、それぞれの機種を使いこなしていることがうかがえる。自分の端末を所有していたり、保護者から利用を許諾された事例も多いことが予想されるが、特に自宅用のパソコンやタブレット型端末でコミュニケーションや買物、勉強など、プライベートの内容が多分に含まれるアクセスが求められる項目で、小中高校生全体と比べて値の高さが確認できる。生成AIの値が高いのは、単に利用するだけの能力があるかないかの問題だろう。

これを高校生全体比で見たのが次のグラフ。元々スマートフォンの利用率は高く、自宅用のパソコンやタブレット型端末は低めなため、当然全体比ではスマートフォンの値が高く出ることになる。端末自身を利用していない、利用していてもインターネットへアクセスしていなければ、「該当端末を用いてインターネットで何をしているか」の設問では回答のしようがない。

↑ インターネットで何をしているか(複数回答、高校生全体比)(2025年)
↑ インターネットで何をしているか(複数回答、高校生全体比)(2025年)

高校生全体の91.1%はスマートフォンでコミュニケーションを取り合い、86.0%が情報検索をし、89.2%が動画視聴を、87.2%が音楽視聴をしている。7割強がゲーム。勉強をする人も4割強。そのまま社会人となり、あるいは大学に進学する、成人間近な高校生たちが、少なくとも現状ではこのような状況にあることを、再認識させられる次第ではある。


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