自分の車が欲しい20歳、予算は上限何万円だろうか(最新)
2025/01/22 02:52


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今調査は2024年11月13日から12月2日にかけて、2004年4月2日-2005年4月1日生まれの男女に対しインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000件。男女比は1対1。調査実施機関はネットエイジア。
今調査対象母集団では12.9%がすでに自分の車を保有し、10.3%が購入予定、41.6%は購入予定はないがいずれは欲しいと思っている。購入予定もなく欲しくもない人は35.2%。また、普通自動車運転免許を保有している人は53.5%、取得最中の人は5.2%、時期は未定だが取得予定の人は23.1%に達している。

↑ 普通自動車運転免許を持っているか(20歳対象、属性別)(2024年)(再録)
そこで「運転免許をすでに保有している、あるいは保有予定の人」で、かつ「車を購入する予定はない人以外」の人、つまり自分で運転する車を購入予定の人に、車を購入する際の上限予算を尋ね、その平均値を算出した結果が次のグラフ。ほぼ同一条件で毎年20歳の人に対し尋ねた結果を併記している。

↑ 車を購入する際の上限予算の平均額(各年20歳のうち、運転免許を保有(予定者)で、車を購入する予定はない人以外対象、万円)
全体の平均額は直近2024年では207万円。男性はやや高めの231万円で女性は184万円となり、47万円の差が出ている。車に対する必要性、価値観の違い、そしてお財布事情が差となって表れているものと考えられる。一方、都市部と地方では予算上限金額は都市部の方が上。
経年別で見ると結果を取得できる2010年以降は2014年まではおおよそ上昇していた。特に2012年で一段階、2014年でもう一段階大きな上昇が確認できる。属性別では男性・地方居住者がほぼ全体と同じような上昇ぶりを示していた。しかし2014年からは属性別に多少の違いはあれど、少しずつ減少の動きに転じた。居住地域別では都市部の下がり方は顕著、男女別では男性の方が大きな下げを示している。都市部や男性の下げ方が、2014年以降の全体値における減少を後押ししていると考えられる。
全体的にながめると、多少の上下はありながらも、少しずつ増加をしていると解釈した方が自然なのだろう。
ちなみに同一条件下の人たちに欲しい車種を具体的に尋ねたところ、アクアがトップ、次いでレクサス、アルフォードの順となった。

↑ 現在車を購入するとしたら欲しい車(複数回答、上位陣、20歳のうち、運転免許を保有(予定者)で、車を購入する予定はない人以外対象)(2024年)
実際には属性で希望車種は大きな違いを見せるものと思われる。例えば女性なら近所の買い物や子供の送迎に使う機会が多いと考えられるため、小回りの利くワゴン型の車種を求める傾向があるのでは、というところではある。
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