鍋と言ったらこれは欠かせない、いったいどんな材料だろう!?
2014/12/08 11:31
寒さが厳しくなるとそれこそ毎日でも鍋料理を堪能したくなるもの。お好みの材料に合わせて自分の好きなスタイルにアレンジできる、包容力の大きさも鍋の魅力の一つ。それでは鍋料理を作る、あるいは作ってもらう際に「この材料は欠かせない」という類の具材にはどのようなものがあるのだろうか。エバラ食品工業が2014年12月1日に発表した「イマドキのライフスタイルと鍋トレンド実態調査」の結果から、いくつかの種類に大別した上で、その実情を確認していくことにする(【発表リリース:イマドキのライフスタイルと鍋トレンド実態調査】)。
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今調査の調査要項は先行記事の【増える中食・内食、理由は節約や健康志向】を参考のこと。
鍋料理には多種多様な種類があり、その種類に応じて必要な具材も変わってくるので、回答者の鍋の好き嫌いで回答がぶれる可能性もあるが、回答者自身が自宅で作る、あるいは作ってもらう鍋料理(種類は特定しない)に「この具材は欠かせない」とするものを答えてもらったのが次以降のグラフ。言い換えれば鍋料理に入れる具材の中でも好きなものとなる。
まずは野菜。種類が多いことから、野菜のみ上位15種類が公開されている。
↑ 家で作る・作ってもらう鍋料理に欠かせない具材(複数回答)(野菜)(上位)
上位3種類、白菜、きのこ類、ネギが他項目から抜きんでており、これらが鉄板的存在であることが分かる。単に好かれているだけでなく、多くの鍋で汎用的に用いられている材料なのも多くの人に選ばれている理由だろう(逆に例えば「トマト」はトマト鍋以外では鍋料理に入れる状況は想定しがたい)。
次いで多いのは大根おろしも含めた大根。この時期の旬の野菜でもあるだけに、もう少し支持率が高いように思えるが、意外にも白菜はもとよりきのこ類、ネギより格段に支持率は低い。また、春菊・菊菜よりもやしの方が上にあることへ理不尽さを覚える人がいるかもしれない。
肉類は元々区分が大雑把なため、回答項目も少なめ。
↑ 家で作る・作ってもらう鍋料理に欠かせない具材(複数回答)(肉類)(上位)
豚牛鶏の3種類では豚肉がもっとも支持が厚く、ついで鶏肉、牛肉は一段少ない結果となっている。また合いびき肉やソーセージなどの加工肉の人気も高めなのが注目に値する。特にソーセージ・ウインナーは一見すると鍋料理とは似合わなそうに見えるが、3割近い人が「欠かせない」判定を下している。
↑ 家で作る・作ってもらう鍋料理に欠かせない具材(複数回答)(魚介類)(上位)
魚介類は肉類と比べて種類が豊富なのと鍋による相性の問題もあり、回答率はやや低め。タラの切り身がもっとも多く4割、次いで海老、サケ、かきと続く。タラが他を一歩抜きんでているのが興味深い。
↑ 家で作る・作ってもらう鍋料理に欠かせない具材(複数回答)(その他の具材)(上位)
野菜、肉、魚以外のその他諸々な具材。鍋料理のメインとなることは無いが、その姿を見ないと何となく落ち着かない、名わき役のようなもの。そしてトップツーの「豆腐」「しらたき・糸こんにゃく」はその名わき役の名に恥じない存在であることは、誰も疑う余地は無い。続く「くずきり・春雨ビーフン」はしらたきなどと似たような立ち位置にあるが、好かれ度合いははるかに及ばないようだ。
これらの具材はあくまでも個々の区分において、「鍋料理には欠かせない」モノを挙げてもらっただけに過ぎない。例えば白菜、豚肉、タラ、豆腐だけを用意して鍋を作っても、それが万人に受け入れられるとは限らない……が、上位陣の具材を集めると、それとなく鍋料理としては完成していそうに見えるから不思議なものではある。
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