気になる他人の実装数・スマホで音楽聴く人の保存曲数を探る
2014/10/07 11:22


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100曲未満が半数近く、1万曲以上も約1%
今調査は2014年8月22日から24日にかけて、週一以上でスマートフォンにて音楽聴取をする15-49歳の人にインターネット経由で行ったもので、有効回答数は1000件。男女比・10歳区切りの世代構成比で均等割り当て。調査会社はクロス・マーケティング。
今調査対象母集団に、自分のスマートフォンに収めている音楽データの曲数を聞いたところ、最多回答項目は「0-99曲」だった。47.2%の人が回答している。

↑ 普段使用しているスマホの中に保存している音楽データの曲数(スマホで週一以上で音楽を聴く人限定)
200曲未満で仕切ると67.0%。スマホで音楽を聴いている人のほぼ2/3は、そのスマホに収録している音楽曲数は200曲足らずとの結果となる。これが多いのか少ないのかは人それぞれ。実際、1000曲2000曲は当たり前で、1万曲以上を有している人も0.9%確認できる。検索機能が無かったらどうなるのだろうか……という想いもあるが、【つまみ食い文化、なのかなあ......? スマホでの音楽聴取スタイル】でも触れている通り音楽視聴のスタイルには「つまみ食い」的な楽しみ方をする人も少なからずいるので、一つ一つの曲の明確な選択にはあまり興味がないのかもしれない。ある程度お好みの曲を片っぱしからスマートフォンに収録し、乱数で抽出して気分的に楽しむ。それもまた音楽の楽しみ方の一つには違いない。
聴取頻度が高いと収録曲数も増える
今件データに関して、スマートフォンで音楽を聴く頻度で再整理をしてグラフを創り直したのが次のグラフ。

↑ 普段使用しているスマホの中に保存している音楽データの曲数(スマホで週一以上で音楽を聴く人限定)(スマホでの音楽聴取頻度別)

↑ 普段使用しているスマホの中に保存している音楽データの曲数(スマホで週一以上で音楽を聴く人限定)(スマホでの音楽聴取頻度別)(概算平均)
曲数区分の分散グラフではややイレギュラーな動きも見せるが、概算平均値を出すと明確に「曲を聴く頻度が低い人ほど保有曲数も少ない」との傾向が確認できる。単純に1曲あたりの聴取時間が同じで曲数分だけ時間・機会が増えるわけでは無く、音楽そのものへのこだわりや生活への密着度が、聴取頻度や集めている曲数の違いに現れるのだろう。
他方性別、世代別の違いを見ると次の通りとなる。

↑ 普段使用しているスマホの中に保存している音楽データの曲数(スマホで週一以上で音楽を聴く人限定)(スマホでの音楽聴取頻度別)(性別・世代別)
どの世代・性別でも過半数は、男性40代をのぞけば2/3が200曲未満。案外保有曲数は多くない。一方で女性よりは男性の方が所有曲数が多く、また若年層よりは歳を経ている方が多い。いずれも言われてみれば納得のいく動きではある。
特に男女とも40代で大きな変化が出ているのが興味深い。今件調査は40代までを対象としているため50代以降の傾向までは分からないが、50代以降の状況も確認したいと思うのは当方だけではあるまい。
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