免許持っている人に聞きました、次に買う自動車はどんな種類のが良いですか?
2014/09/27 19:46
運転をする、しないは個人の自由だが、普通自動車免許を取得していれば、一般の乗用車などの運転は法的に許されることになる。今は自分の自動車を持っていない人でも将来、さらには現在自動車を持ち運転している人でも今後買い替えなどで、自動車を購入する機会は生じ得る。その時に、どのようなタイプ(燃料面・駆動式)の自動車を買いたいと思っているだろうか。ライフメディアのリサーチバンクが2014年9月17日に発表した、自動車に関する調査結果からその実態を確認していくことにする(【発表リリース:自動車に関する調査】)。
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今調査は2014年9月4日から6日にかけて、普通自動車免許を有する18歳以上の人に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1500件。男女比、20代以下・30代・40代・50代・60代以上で均等割り当て。その調査対象母集団では72.0%が自分で運転する自動車を持っていると回答している。見方を変えれば28.0%は免許を持っているが自分運転用の自動車を持たない人。
↑ 現在自分が運転する自動車を所有しているか(再録)
この72.0%の自動車保有者においては、約9割がガソリン車、約1割がハイブリッドカーを所有している。クリーンディーゼルカーは1%足らず、プラグインハイブリッドカーや電気自動車保有者はほぼゼロに等しい。
そこで自動車を現在持っている人も持たない人も合わせ、今後(新たに)自動車を買うとしたら、どのような種類のものを選ぶだろうか、複数回答で聞いた結果が次のグラフ。
↑ 今後自動車を購入するとしたらどの分類のが良いと思うか(複数回答)(18歳以上、普通免許所有者)
全体ではガソリン車がもっとも多く46.7%だが、ほぼ同率の45.9%がハイブリッドカーを選択している。現在所有者の比率が「9割ガソリン車」「1割ハイブリッドカー」であることと比べると、ハイブリッドカーの人気の高さぶりが確認できる。利用スタイルは現在使っているガソリン車に近く、(使い方次第では)燃費が良いことから、その便宜性などが買われているのだろう。
充電箇所が少ないことや移動可能距離の短さ、暖房や冷房利用時の問題など、中長距離間の移動では利用のし辛さが指摘されているが、電気自動車への需要もさほど低くは無い……が、やはり従来のガソリン車と同じ利用スタイルで使えるハイブリッドカーと比べると、はるかに数字は低い。充電面では電気自動車よりもメリットが多そうに見られるプラグインハイブリッドカーも、まだそれほど一般的では無い。
男女別では押し並べて男性の方が高回答率を示しているが、ハイブリッドカーや電気自動車のような身近で省エネスタイルの種類には女性の注目度も高い。一方、ガソリン車のような他車種と比べてエネルギー面で問題がありそうなもの、クリーンディーゼル車やプラグインハイブリッドカーのような、難しそうなもの、あまり見聞きしないスタイルのものには、女性の関心度も低い。
気になる動きとしては「購入したいとは思わない」との回答が2割近くいることが挙げられる。しかも女性の方が回答率は高い。現在自分の自動車を持っているか否か別の回答率を見たいところだが、ともあれ普通自動車免許を持つ人において、2割近くの人は自動車所有を望んでいないということになる。
現在一番普及しているガソリン車、普及が急速に進んでいるハイブリッドカー、未来的な自動車として注目を集める電気自動車、電気主稼働では無いが環境負荷などの点で注目を集めているクリーンディーゼル車など、それぞれの車種は一長一短のところがある。自分の利用スタイルやお財布事情、そして単純な好き嫌いと相談し、ベストのタイプを選びたいものだ。
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