犬は1/7、猫は1/10…ペット飼育率の現状
2014/09/19 15:21
リサーチバンクは2014年9月10日、ペットに関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、現在ペットを飼っている人は3割近くに達していることが分かった。女性の方が現在飼育率は高い。対象となる種類は犬がもっとも多く、次いで猫、魚が続いている(【発表リリース:ペットに関する調査】)。
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今調査は2014年8月29日から9月3日にかけて10代から60代の男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1200件。男女比、10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。
現在の居住地でペットを飼っているか否かを聞いたところ、飼っていると答えた人は29.3%。以前飼っていたが今は居ない人は16.0%に達した。一方、ペット未飼育者(現居住地で)は54.8%いる計算になる。
↑ 現在居住地でペットを飼っているか
男女別では女性の方が現在飼育率、過去飼育経験率共に高めで、女性に限れば3割強が現在飼育中、1/7ほどが飼育経験ありとなる。なお今件ではこれまでペットを飼った経験はあるが、引っ越しなどで飼育不可の場所に住み変わり、飼えなくなった人は「飼っていない」に該当することに注意。つまり場所を問わずのペット飼育経験者なら、もう少し比率は上がると考えて良い。
さてそれではペットを今現在飼っている人たちは、どのような種類のペットを有しているのだろうか。
↑ 飼っているペットの種類は(複数回答、飼っている人限定)
断トツでトップについたのは「犬」。ペットを飼っている人の過半数は犬を飼っている。次いで「猫」が続くが「犬」の6割程度、ペット飼育者の3割強に留まっている。飼育専門誌「いぬのきもち」「ねこのきもち」でも、前者の方が発行部数が多いのも納得がいく。また男女間ではほとんど差異は無く、ほぼ同率となるのは興味深い。
次いで多いのは「魚類」で17.4%。金魚や熱帯魚の類と思われるが、意外にも男性の方が飼育率は高い。逆に「その他哺乳類」は圧倒的に女性の方が多い。以下「鳥類」「爬虫類」「昆虫類」などが続くが、いずれも少数派である。
ちなみに今件はペット飼育者に対する比率。ペットを飼っていない人はもちろんペット飼育対象はナシなので、調査対象母集団全体比は単純に具体的飼育者数を算出し、それぞれの属性母数で割ればよい。その方法で導き出した結果が次のグラフ。例えば「犬」は15.6%なので、全体の1/7程度の人が犬を飼っていることになる。
↑ 飼っているペットの種類は(複数回答、全体比)
猫は全体の1割足らず、魚類は5%程度となる。今件はインターネット調査だが、インターネット利用の是非でペット飼育の状況に変化が生じる、影響を与えることは想定しにくいので、世間一般もほぼこの率と同じと見て良いだろう。男性よりも女性の方が犬・猫共に飼育率が高く、魚類はやや男性の方が高めというのは、意外感を覚える人もあれば、なるほどと納得をする人もいるかもしれない。
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