LINE利用者に聞きました、ズバリ今使っているのはどんなサービス? トップはやっぱりトーク
2014/09/07 20:00
学校の中には緊急連絡網のルートとして使っているという話もあるほど、若年層を中心に浸透が進んでいるコミュニケーションアプリのLINE。ライフメディアのリサーチバンクが2014年9月3日に発表した調査結果によれば、スマートフォン利用者内では7割強、さらにそのうち10代女性では9割強がLINE利用者であるとのこと。そのLINE利用者は、一体どのようなLINEのサービスを用いているのだろうか。調査結果から確認していくことにする(【発表リリース:LINEに関する調査。】)。
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今調査は2014年8月21日から27日にかけてスマートフォン利用者に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1300件。男女比、10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。
今調査の内容を基にした先行記事【スマホ利用者のLINE率7割強、10代女性は9割を超える】で解説の通り、今調査対象母集団におけるLINE利用率は71.7%となっている。
↑ LINEを使っているか(スマホ利用者)(再録)
このLINE利用者に対し、具体的にどのようなLINEのサービスを使っているかを聞いた結果が次のグラフ。
↑ 使っているLINEのサービスは(LINE利用者限定、複数回答)
もっとも多く使われているのは、メイン機能であるトークで92.2%。見方を変えれば、8%近くの人はLINEを使っていてもトーク機能は使用していないことになる。次いで多いのは無料音声通話で62.9%。相手の情報さえ取得出来ていれば、タダで音声通話が出来るのだから、使わない手はない。とはいえトークよりも利用率が低いのは、やはりコミュニケーションにおけるお手軽さの違いから来るものだろう。
続いてグループトークが5割強。トークとは少々意味合いが異なり、いわば井戸端会議のようなもので、より雑談色は強いものとなる。個人間のちょっとした内緒話ではなく、本当に単なる時間つぶし的なやりとりでは大いに使われる。トークやグループトークで用いる、ニュアンスや表情を代替するスタンプを取得できるスタンプショップの利用率も高く、トーク周りでLINEが回っていることが改めて実感できる。
男女別に見ると、無料音声通話以外の項目で、男性よりも女性の方が高い値を示している。女性がLINEを積極的に利用しているようすがうかがえる。特にスタンプショップの利用率は高く、会話の彩りを華やかなものとしたり、公式アカウントの友達登録でスタンプを手に入れようとする行動様式が見えてくる。
LINE側では昨今の動きを見る限り、ゲームや着せ替えショップなど、基幹機能以外のサービスの充実を図る方向性を示しつつある。今後はこれらの機能への利用率も上昇していくのだろう。
なおリサーチバンクではLINEに関して2012年から毎年調査を行っている。その経年変化を示したのが次のグラフ。LINEそのものにおいてサービスがまだ未実装だったり、選択項目として用意されていないものがあり、昔の回答は多分に空白部分が生じているが、概要をつかむことは出来る。
↑ 使っているLINEのサービスは(LINE利用者限定、複数回答)(経年)
スタンプショップの利用率はやや下がり、無料音声通話は横ばいの動き、ゲームも伸びを示していないが、それ以外の主要機能は大よそ利用率は上昇中。各機能の積極利用のようすがうかがい知れるというものだ。
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