食料品は価格上昇と節約志向で買い上げ点数減少続く、衣料品は鈍いが住関品がまずまず…2026年2月度チェーンストア売上高、前年同月比プラス1.0%
2026/03/25 15:36
チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の業界団体である【日本チェーンストア協会】は2026年3月25日付で同協会公式サイトにおいて、チェーンストアの2026年2月度分販売統計速報(月報)を発表した。その内容によると2026年2月は食料品においては節約志向による買い控え傾向は継続し買い上げ点数が減少、店頭価格上昇で何とか売上高をプラスに引っ張れた。衣料品は軟調、住関品はまずまずの動きだった。結果として、売上総額の前年同月比はプラス1.0%(店舗調整後)を示す形となった(小数第二位以下でプラス値が出ている)(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。スポンサードリンク
今データは協会加入の46社・9469店舗に対して行われた調査結果によるもの。店舗数は前回月比で6店舗減少、前年同月比で24店舗増加している。売場面積は前年同月比101.5%となり、1.5%の増加。売場面積あたりの売上額は前年同月比でマイナス2.1%を示す形となった。
各主要分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値を示している。数字はすべて店舗調整後(いわゆる「既存店」)。店舗の増減が売上に反映され、各店舗の実態を確認する際に状況が困難にならないよう、昨年同月の時点では存在していない店舗の分を除いた値で計算されている。
・食料品部門……構成比:72.2%(前年同月比100.2%、+0.2%)
・衣料品部門……構成比:3.8%(前年同月比90.7%、−9.3%)
・住関品部門……構成比:19.0%(前年同月比100.2%、+0.2%)
・サービス部門…構成比:0.3%(前年同月比107.0%、+7.0%)
・その他…………構成比:4.9%(前年同月比134.9%、+34.9%)
※販売金額には消費税額は含まず
衣料品は軟調。
畜産物は豚肉、鶏肉が好調、牛肉が軟調。鶏卵は好調だが加工肉は今一つの動き。
水産品は、刺身、まぐろ、かつお、真だい、やりいか、サーモン、切身、うなぎ、冷凍魚、冷凍えび・かに、魚卵、しらす・ちりめん、海藻類などの動きはよかったが、たこ、ぶり、いわし、牡蠣、ホタテ貝柱、ホタルイカ、干物、塩干類、漬魚などの動きはいまいち。惣菜では温惣菜は、天ぷら、フライ、唐揚げ、焼物、焼鳥、中華、ピザ、オードブルなどが好調だった。要冷惣菜は、和惣菜がそこそこよかったが、洋惣菜の動きは今一つ。米飯は好調で、寿司もよい動き。その他食品は、スポーツドリンク、乳酸菌飲料、チルド飲料、ヨーグルト、アイスクリーム、冷凍食品、餅、麺類、レトルト、パスタ、中華まんじゅう、納豆、調味料、インスタントコーヒー、チョコレート、デザート、洋菓子、玩具菓子、ビールなどがよかったが、米、牛乳、食パン、カップ麺、豆腐、おでん、練製品、砂糖、小麦粉、スープ、浅漬け、グミ、スピリッツ、清酒、焼酎、ギフトなどの動きは鈍い。
衣料品では紳士衣料は春物ジャケット、スラックス、カジュアルパンツ、カジュアルシャツ、アウター、婦人衣料はビジネス、ニット、カットソー、レギンス、ボトムなどが堅調。
住関品では日用雑貨品は、ランドセル、据置型ゲーム機・ソフト、トレーディングカ―ド、キャラクター商品・シール、台所用品、調理小物、フライパン、バスタオル、たばこなどの動きは好調だが、携帯型ゲーム機、ペーパー類、ラップ・ホイル類、玩具、雑誌、行楽用品、工具類、ゴミ袋などの動きは鈍い。医薬・化粧品は、制度化粧品、目薬、鼻炎薬、オーラルケア、フェイスケア、健康食品、衣料用洗剤・柔軟剤、芳香剤、消臭剤などの動きがよく、スキンケア、入浴剤、マスク、殺虫剤、カイロなどは軟調。
「その他」項目は前回月から続く形で堅調さを見せ、プラス34.9%。サービスはプラス7.0%とプラスに。サービスは旅行関係やチケット販売などが他の業種(多分にインターネット経由やコンビニ販売だろう)に奪われて、足を引っ張られる形だが、それでもプラスを果たすことができた。
次回月となる2026年3月は2月同様に新型コロナウイルスの流行という特殊要因があるが(5類感染症指定で流行が無くなったわけではない)、行動規制のたぐいはなく、外出機会を後押ししている。気温は中国・四国地方以外でやや高く、北海道で特に高い。降水量は北海道でやや多めで、それ以外では少ない。衣料品は春物が動くかもしれない。
↑ 今件記事のダイジェストニュース動画。併せてご視聴いただければ幸いである
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