食料品は低気温の影響で夏物商材が伸び悩んだが店頭価格の上昇がカバー…2026年7月度チェーンストア売上高、前年同月比プラス0.1%

2026/08/25 15:36

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2026-0825チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の業界団体である【日本チェーンストア協会】は2026年8月25日付で同協会公式サイトにおいて、チェーンストアの2026年7月度分販売統計速報(月報)を発表した。その内容によると2026年7月は食料品においては低気温で夏物商材が伸び悩んだが店頭価格上昇で売上高をカバー。衣料品は梅雨明けまで苦戦したが、住管品はまずまずの動きを見せた。結果として、売上総額の前年同月比はプラス0.1%(店舗調整後)を示す形となった(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。

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今データは協会加入の45社・9701店舗に対して行われた調査結果によるもの。店舗数は前回月比で9店舗増加、前年同月比で341店舗増加している。売場面積は前年同月比102.3%となり、2.3%の増加。売場面積あたりの売上額は前年同月比でマイナス0.9%を示す形となった。

各主要分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値を示している。数字はすべて店舗調整後(いわゆる「既存店」)。店舗の増減が売上に反映され、各店舗の実態を確認する際に状況が困難にならないよう、昨年同月の時点では存在していない店舗の分を除いた値で計算されている。

■総販売額……1兆919億5285万円(前年同月比100.1%、+0.1%)

・食料品部門……構成比:72.2%(前年同月比100.1%、+0.1%)

・衣料品部門……構成比:4.3%(前年同月比98.2%、−1.8%)

・住関品部門……構成比:20.4%(前年同月比103.2%、+3.2%)

・サービス部門…構成比:0.2%(前年同月比97.8%、−2.2%)

・その他…………構成比:2.8%(前年同月比111.8%、−15.7%)

※販売金額には消費税額は含まず

食料品は価格上昇で客足減をカバー。
衣料品は梅雨で軟調、住関品はそこそこ。
農産品は、キャベツ、レタス、たまねぎ、きゅうり、ブロッコリー、スプラウト、カット野菜などの動きはよかったが、ピーマン、なす、ほうれん草、とうもろこし、豆類などの動きは鈍かった。果物では、ぶどう、桃、キウイフルーツ、梨、バナナなどは好調だったが、すいか、輸入チェリー、シトラス、カットフルーツなどの動きは鈍い。無駄を省く、手間をかけずに使えるカット系のセットは昨今のトレンドではあるが、個別商品の相場が高い時にはとりわけ人気が出る。そして相場安で農産品が不調な時にもカット野菜やカットサラダ、カットフルーツはよく動いており、野菜の相場動向を問わずに需要が高まっている感はある。最近は色々な野菜の組み合せをすることで種類も多様になり、例えば鍋物や野菜炒めなど、対象料理向けに用意されたものもある。

畜産物は豚肉、鶏肉が好調、牛肉が軟調。鶏卵は好調だが加工肉は今一つの動き。

水産品は、かつお、はまち、真鯛、うなぎ、サーモン、塩鮭、貝類、ちりめん、しらす、海藻類などの動きはよかったが、まぐろ、あじ、いわし、さば、たこ、いか、えびなどの動きはいまいち。惣菜では温惣菜は、フライ、天ぷら、焼物などが好調だった。要冷惣菜は、和惣菜は鈍かったが、洋惣菜はまずまず。米飯や寿司は軟調。その他食品は、食パン、菓子パン、豆腐、納豆、スープ、ヨーグルト、コーヒー、紅茶、健康飲料、ウイスキー、ビスケット、ナッツ類、生菓子などがよかったが、飲料、米、涼味麺、漬物、アイスクリーム、ビール、チューハイなどの動きは鈍い。

衣料品では紳士衣料はセットアップ、ジャケット、春夏スラックス、ボトム、婦人衣料はセットアップ、ジャケット、半袖シャツ、ボトムなどが堅調。

住関品では日用雑貨品は、文具、男児玩具、キャラクター商品、シール・カード類の動きは好調だが、ごみ袋、ラップ類、ペーパー類、ボトル水筒、行楽用品、線香・ろーそく、据置型ゲーム機などの動きは鈍い。医薬・化粧品は、除湿剤、殺虫剤、オーラルケア、スキンケア、メンズヘアケア、アジアンコスメ、生理用品などの動きがよく、台所洗剤、衣料用洗剤、住居用洗剤、風邪薬、胃腸薬、マスク、制度化粧品などは軟調。

「その他」項目は前回月から転じる形で軟調さを見せ、マイナス15.7%。サービスはマイナス2.2%とマイナスに。サービスは旅行関係やチケット販売などが他の業種(多分にインターネット経由やコンビニ販売だろう)に奪われて、足を引っ張られる形で、マイナスも仕方なし。

次回月となる2026年8月は7月同様に新型コロナウイルスの流行という特殊要因があるが(5類感染症指定で流行が無くなったわけではない)、行動規制のたぐいはなく、外出機会を後押ししている。気温は北海道や中国・四国・九州と日本海側で高く、太平洋側で低い。降水量も北海道や中国・四国・九州と日本海側で少なく、太平洋側で多い。暑さが客足にはどのような影響をおよぼすだろうか。


↑ 今件記事のダイジェストニュース動画。併せてご視聴いただければ幸いである



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