食料品は店頭価格上昇でそこそこ、衣料品は気温高でにぶく、住関品は節約志向でにぶい…2025年12月度チェーンストア売上高、前年同月比プラス0.0%

2026/01/22 14:39

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2026-0122チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の業界団体である【日本チェーンストア協会】は2026年1月22日付で同協会公式サイトにおいて、チェーンストアの2025年12月度分販売統計速報(月報)を発表した。その内容によると2025年12月は食料品においては節約志向による買い控え傾向は継続しているが、店頭価格の上昇が後押しして堅調、衣料品は気温高で軟調、住関品は節約志向の影響で軟調だった。結果として、売上総額の前年同月比はプラス0.0%(店舗調整後)を示す形となった(小数第二位以下でプラス値が出ている)(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。

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今データは協会加入の46社・9479店舗に対して行われた調査結果によるもの。店舗数は前回月比で15店舗増加、前年同月比で37店舗増加している。売場面積は前年同月比100.3%となり、0.3%の増加。売場面積あたりの売上額は前年同月比でマイナス2.9%を示す形となった。

各主要分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値を示している。数字はすべて店舗調整後(いわゆる「既存店」)。店舗の増減が売上に反映され、各店舗の実態を確認する際に状況が困難にならないよう、昨年同月の時点では存在していない店舗の分を除いた値で計算されている。

■総販売額……1兆2688億1540万円(前年同月比100.0%、+0.0%)

・食料品部門……構成比:69.5%(前年同月比101.2%、+1.2%)

・衣料品部門……構成比:4.3%(前年同月比93.1%、−6.9%)

・住関品部門……構成比:20.6%(前年同月比98.2%、−1.8%)

・サービス部門…構成比:0.2%(前年同月比81.2%、−18.8%)

・その他…………構成比:5.3%(前年同月比98.5%、−1.5%)

※販売金額には消費税額は含まず

食料品は価格上昇で堅調。
衣料品と住関品は
軟調。
農産品は、じゃがいも、玉ねぎ、人参、キャベツ、レタス、かぼちゃ、生姜、里芋などの動きはよかったが、大根、白菜、青ねぎ、ほうれん草、なす、さつまいも、きのこ類、カット野菜などの動きは鈍かった。果物では、いちご、バナナ、キウイフルーツ、輸入ぶどう、アボカド、カットフルーツなどは好調だったが、みかん、干し芋、りんご、柿、メロンなどの動きは鈍い。無駄を省く、手間をかけずに使えるカット系のセットは昨今のトレンドではあるが、個別商品の相場が高い時にはとりわけ人気が出る。そして相場安で農産品が不調な時にもカット野菜やカットサラダ、カットフルーツはよく動いており、野菜の相場動向を問わずに需要が高まっている感はある(今回月では軟調だったが)。最近は色々な野菜の組み合せをすることで種類も多様になり、例えば鍋物や野菜炒めなど、対象料理向けに用意されたものもある。

畜産物は豚肉、鶏肉が好調、牛肉が軟調。鶏卵は好調だが加工肉は今一つの動き。

水産品は、いか、さんま、あじ、たら、牡蠣、サーモン、塩鮭、冷凍えび、うなぎ、冷凍魚などの動きはよかったが、刺身盛り合わせ、まぐろ、かつお、たこ、いわし、ぶり、さば、ホタテ、あさり、塩さば、冷凍かに、漬魚、数の子、いくら、しらすなどの動きはいまいち。惣菜では温惣菜は、天ぷら、揚げ物、焼鳥、焼魚、フライドチキン、中華、ピザなどが好調だった。要冷惣菜は、和惣菜・洋惣菜ともに動きは今一つだったが、米飯は好調で、寿司もよい動き。その他食品は、米、乳製品、ドリンクヨーグルト、アイスクリーム、冷凍食品、餅、麺類、パスタ、食パン、菓子パン、カレー、レトルト、中華まんじゅう、納豆、蒲鉾、ホイップ、インスタントコーヒー、チョコレート、ビスケット、スナック、豆菓子、のど飴、ビールなどがよかったが、乳飲料、飲料、乳酸菌飲料、シリアル、スープ、漬物、オリーブオイル、砂糖、小麦粉、調味料、和・洋菓子、珍味、キャンディー、スピリッツ、清酒、焼酎、ワイン、ギフトなどの動きは鈍い。

衣料品では紳士衣料はジュアルシャツ、ニット、トレーナー、ポロシャツ、婦人衣料はジャケット、セットアップ、カジュアルシャツ、トレーナー、カットソー、ボトムなどが堅調。

住関品では日用雑貨品は、ペーパー類、据置型ゲーム機・ソフト、清掃用品、キッチン用品、調理小物、包丁、たばこなどの動きは好調だが、ランドセル、携帯型ゲーム機、ラップ・ホイル類、カセットボンベ、男児・女児玩具、子供用おむつ、鍋、文具、書籍、和食器、スリッパ、年賀用品などの動きは鈍い。医薬・化粧品は、オーラルケア、フェイスケア、スキンケア、ヘアケア、衣料用洗剤、住居用洗剤、芳香剤などの動きがよく、制度化粧品、総合感冒薬、皮膚薬、入浴剤、カイロ、マスク、防虫剤、除湿剤などは軟調。

「その他」項目は前回月から転じる形で軟調さを見せ、マイナス1.5%。サービスはマイナス18.8%とマイナスに。サービスは旅行関係やチケット販売などが他の業種(多分にインターネット経由やコンビニ販売だろう)に奪われて、足を引っ張られる形になっているのだろうか。

次回月となる2026年1月は12月同様に新型コロナウイルスの流行という特殊要因があるが(5類感染症指定で流行が無くなったわけではない)、行動規制のたぐいはなく、外出機会を後押ししている。気温は全国的にやや高い。降水量は太平洋側で少なく、日本海側で多い。衣料品は多少鈍い動きとなるかもしれない。


↑ 今件記事のダイジェストニュース動画。併せてご視聴いただければ幸いである



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