子供が好むキャラ、年齢でがらりと変わるその実情(最新)
2018/06/22 11:26
子供が好むアニメや漫画、ゲームのキャラクターは、その時代の流行りすたりに大きな影響を受け、またその人気ぶりは多方面に影響を与え得る。コンビニやファストフード店で見られる関連商品やキャンペーンの展開では、今子供向けのキャラクターで何が流行っているのかを推し量ることができる。それでは今、子供達の間ではどのようなキャラクターが注目を集めているのか。バンダイが2018年6月21日に発表した、子供における人気キャラクターに関する調査結果から、その実状を垣間見ていくことにする(【発表リリース:バンダイこどもアンケートレポートVol.244「お子さまの好きなキャラクターに関する意識調査」結果発表】)。
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今調査の調査要綱は先行記事【子供に一番人気のキャラ、「アンパンマン」が2年連続トップに(最新)】を参照のこと。その記事の通り、今件調査では総合で「それいけ! アンパンマン」、次点で「ドラえもん」が、子供達から人気のあるキャラクターとして位置付けられているとの結果が出ている。
↑ もっとも好きなキャラクター(男女総合、択一回答、上位陣)(2018年)
これについて子供の年齢・男女別に細分化した上で、上位陣動向を見たのが次以降のグラフ。まずは男子。比較がしやすいよう、縦軸の区切りの長さは男女で統一している。
↑ もっとも好きなキャラクター(男子)(2018年)
総合では第2位についた「ドラえもん」は6-8歳と9-12歳でトップに。その力強さが再確認できる。また総合トップの「それいけ! アンパンマン」は男子では「ドラえもん」の支持層より年下の層で人気を集めていることが分かる。特に0-2歳からは3割超えと圧倒的な支持率が特徴的。
プロジェクトそのものは2015年から展開されているものの、テレビアニメが始まったのは2018年に入ってからの「新幹線変形ロボ シンカリオン」が、3-5歳で第3位に入っているのは注目に値する。また「仮面ライダーシリーズ」が3-5歳ではトップ、6-8歳でも第2位についているのは、男子らしさの表れであるとともに、テレビで放送されているキャラクターの強さが再認識できる。
次いで女子。
↑ もっとも好きなキャラクター(女子)(2018年)
0-2歳の「アンパンマン」の人気ぶりは男子と変わらない。この男女変わらずの人気が、今回年で総合トップとなった原動力であることは間違いない。また「ドラえもん」も0-2歳と6−8歳で上位についており、総合の上位陣は男女を問わず好かれているのが特徴の一つであるようだ。
3歳以降になるとアイドル系・女の子にとっての憧れ系ともいえる「プリキュアシリーズ」「アナと雪の女王」「ディズニープリンセス」が上位に顔を見せる。また、可愛らしさがポイントの「すみっコぐらし」は男子では見受けられなかったが、女子では6-8歳と9-12歳の層で好まれているのが分かる。他方「名探偵コナン」は男子同様女子でも、9-12歳で上位に顔を見せている。謎解きやストーリー性の魅力は男女共通のようである。今回総合トップ10では初登場となった「ミニオン」だが、主に9-12歳の女子から好かれているようである。
今件はあくまでも各年齢階層のトップ3(第3位が同率の場合は4キャラクター)に限られるが、「それいけ!アンパンマン」の低年齢層における圧倒的な支持、女子における「アナと雪の女王」の根強い人気や、それも含めてアイドル系・憧れ系キャラクターの人気動向がある程度つかみ取れる。また、男女で好みの傾向に違いがあり、それぞれ一定の傾向を持つこと、また「それいけ!アンパンマン」「ドラえもん」「名探偵コナン」のように男女の差を超えて支持される作品があるのは注目に値する。
数年前までは上位に顔を見せ、汎用的に人気があると思われていた「ONE PIECE」、前回年までは上位に位置していた「妖怪ウォッチ」の姿が見られないのは、意外といえば意外。単に人気に陰りが生じてきたのでは無く、あまりにもの人気なため、「好き嫌いを意識すること無く、あって当たり前」の存在となりつつあるのかもしれない。
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