ツイッター つぶやきするのは くつろぎ時(2015年)(最新)
2015/05/17 10:00
ソーシャルメディアとしてはFacebookやmixi同様日本では認知度の高い存在となった、チャットタイプのミニブログ「ツイッター」。ライフメディアのリサーチバンクが2015年5月13日に発表した調査結果によれば、アカウントを所有してツイート(つぶやく)も含め使用している人は26%との結果が出ている。それではそれらの人達は、どのような場面でツイートをしているのだろうか。今調査対象母集団においては、くつろぎの時間にツイートするとの意見が最多回答を占める結果となった。今回はその詳細を確認していく(【発表リリース:Twitter(ツイッター)に関する調査(2015年)】)。
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平日も休日も自宅でくつろぎタイムにツイート
今調査は2015年4月23日から30日にかけてインターネット経由で10代から60代の男女に対して行われたもので、有効回答数は1800件。男女比・10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。
今調査に関する先行記事【全体で26%・10代女性は7割がアカウント持ち…ツイッターの利用状況(2015年)(最新)】の通り、今調査対象母集団では26.3%がツイッターのアカウントを保有し、ツイートをしていると回答した。
↑ ツイッターを利用しているか(2015年4月)(再録)
この人たちにどのような場面でツイートしているかを、複数回答で聞いた結果が次のグラフ。最多回答項目は「平日自宅でくつろぎ時」、ほぼ同率で「休日自宅でくつろぎ時」が上位に並んでいる。
↑ どのような時にツイートしているか(週一以上ツイート者限定)(2015年4月)
休日か平日かの違いはあるが、いずれも自宅でくつろいでいる時にツイートする機会が多いことに違いはない。両回答のみが過半数超えとなっており、自宅におけるプライベートタイムでのんびりとしながらツイートする状況がもっとも多い次第。それに続く「休憩時間」は解釈的には自宅以外となり、いずれにせよくつろぎの時間帯でのツイートとなる。
次いで多いのは「通勤・通学中」。実際、通勤・通学中のツイートを多数見受けることができ、場合によっては通勤の際のトラブルなどを報告する事例も目撃することになる。鉄道沿線での事故では、一般報道より早いタイミングで詳細が伝えられることも多々あり、さらにその写真や映像素材を一般報道が求める事例すらある。
連動性が注目されている「テレビ鑑賞時」は、平日が32.7%、休日が30.9%。平日・休日でほとんど違いは無く、3割強がテレビを観ながらツイートしている計算になる。
これを男女別で見たのが次のグラフ。
↑ どのような時にツイートしているか(週一以上ツイート者限定)(男女別)(2015年4月)
「休憩時間」「通勤・通学中」以外の全項目で女性の方が回答率が高い。それだけ女性は多様な場面でツイッターを利用し、ツイートしていることになる。特に女性における「平日自宅でのくつろぎ時」はほぼ7割がツイートをしている高率ぶり。これは注目に値する。また「テレビ鑑賞時」や「平日外出時」の男女差が大きい点も、女性におけるツイッターの利用性向が推し量れて興味深い。
モバイルツイートは多数、6割はスマホメイン
機動力の高さから最近ではスマートフォンによるソーシャルメディアの利用が当たり前のものとなりつつあるが、ツイッターではどのような状況なのだろうか。利用者に「ツイート時の利用端末」と「もっとも使う端末」の双方を尋ねた結果が次のグラフ。単純な利用端末としても、もっとも多く使う端末としても、スマートフォンが一番多い。
↑ ツイート時の端末(利用する/もっとも利用する)(アカウント保有・週一以上ツイート者限定、複数/単一)(2015年4月)
利用するか否かではパソコン6割、スマートフォン3/4と差はあまり無いものの、もっともよく使う端末としてはパソコンが1/3に留まるのに対し、スマートフォンは6割を超えている。利用者のうち「もっとも」回答者はパソコンが5割強でスマートフォンは8割強。スマートフォンでツイッターを使っている人の5人に4人は、スマートフォン経由でのアクセスがメインとの結果となっている。
今件は個々端末の利用・保有状況は尋ねていないため、例えばパソコンを持っていない、使う機会が無い人は、そもそも論としてツイッターを使う際にパソコンを使う・もっとも使うの回答のしようがない。その前提を考慮すると、スマートフォンである程度高い値も致し方ないところはある。しかしその点を差し引いても、ツイッター利用者とスマートフォンの相性の良さが、改めて認識できるというものだ。
気軽に日常生活の中でおしゃべりするかのようにツイートをする。まさに言葉の語源通り「独り言をつぶやくかのように」利用するのなら、どこへでも持ち運べるスマートフォンが多用されるのは、当然の結果といえよう。
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