LINE92.9%、X(旧Twitter)44.7%…主要ソーシャルメディアなどの利用状況(最新)

2026/07/15 02:21

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2026-0706総務省では2026年6月26日に情報通信政策研究所の調査結果として、公式サイトで「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を発表した。その報告書などでは主要ソーシャルメディアの利用状況に関する報告も行われている。ウェブサービスの中では今一番利用され注目を集めているソーシャルメディアの、日本における浸透状況を推し量れる貴重なデータに違いなく、大いに注目すべき内容となっている。今回は今件の各値について確認していくことにする(【情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査】)。

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対話系ではLINEが1番、そしてX(旧Twitter)が続く


調査要項などは今調査に関する先行記事【主要メディアの利用時間(最新)】を参考のこと。

利用率を確認するのは主要ソーシャルメディア、具体的にはLINE、X(旧Twitter)、Facebookの計3サービス(2023年でmixi、Mobage、GREEは除外された)。加えて動画・写真系のソーシャルメディアであるYouTube、Instagram、TikTok、ニコニコ動画(2023年でSnapchatは除外された)。LINEは厳密にはソーシャルメディアではなくコミュニケーションサービスだが、今件ではソーシャルメディアとして取り扱われている。

具体的サービス毎の利用状況は次の通り。LINEは若年層の利用率が圧倒的に高く、これが後押しする形で一般的な(コミュニケーション系)ソーシャルメディアでは最上位につくこととなった。

↑ ソーシャルメディアの利用率(全体比)(2025年)
↑ ソーシャルメディアの利用率(全体比)(2025年)

LINEに次いで多いのはX(旧Twitter)、そしてFacebookと海外発のソーシャルメディアが続く。LINEは厳密にはソーシャルメディアと似て非なるものなので、実質的には「国内利用率ナンバーワンのコミュニケーション系ソーシャルメディアはX(旧Twitter)」となる。

他方、動画系のソーシャルメディアまで精査に含めれば、LINEと肩を並べているのがYouTube。全体の8割台が利用している。2018年から調査対象に加わったTikTokは36.7%。

これを年齢階層別に見たのが次のグラフ。各層の特性が表れており、興味深い結果が出ている。

↑ ソーシャルメディアの利用率(コミュニケーション系、全体比、年齢階層別)(2025年)
↑ ソーシャルメディアの利用率(コミュニケーション系、全体比、年齢階層別)(2025年)

↑ ソーシャルメディアの利用率(動画・写真系、全体比、年齢階層別)(2025年)
↑ ソーシャルメディアの利用率(動画・写真系、全体比、年齢階層別)(2025年)

まずはコミュニケーション系。LINEが全年齢階層で7割超え、特に10-70代では9割超えの値を示し、圧倒的な普及の実情が確認できる。これらの値はインターネット利用者、携帯電話利用者限定ではなく、該当する属性全体比であることに注意が必要である。70代の人10人を集めれば、そのうち7人以上はLINEを利用している計算となる。

70代以外の年齢階層でX(旧Twitter)がLINEに続き、Facebookがそれに続いている。かつて実名・実肖像主義のFacebookは日本では浸透しないのではないかとの話もあったが、この値を見る限りそれは単なる杞憂だったようだ。30-50代では3割強の人がFacebookを利用していると答えている。X(旧Twitter)は20代で7割強が利用。

LINEは30代、X(旧Twitter)は20代が利用のピークで、それ以上の年齢では利用率は漸減していく。Facebookが40代をピークとしているのは、仕事で使う人が多いからだろうか。70代ではLINEが3/4強を示しているものの、それ以外ではX(旧Twitter)とFacebookが1割強。利用端末そのものの普及率の低さも一因だが、先行する記事にある通り高齢層ではデジタルにおけるコミュニケーションは電子メールが主流であり、ソーシャルメディアにはまだ手がおよばない。あるいは必要性を感じないのかもしれない。何しろコミュニケーションメディアは、自分だけでなく意思疎通をしたい相手も登録していないと、利用ができないのだから。それゆえにLINEの高い値は特異的。利用ハードルの低さが利用率の底上げに貢献しているのだろう。

動画・写真系ソーシャルメディアになると、YouTubeでLINEのような幅広い年齢階層における利用状況が見て取れる。50代までは8割超、60代でも7割強が利用している。豊富なコンテンツの実装に加え利用ハードルが低く、ブロードバンドでインターネットにアクセス可能な環境であれば、会員登録の必要すらなくほぼ利用できるのが強みではある。

ニコニコ動画は10-30代の利用が多いが、40代でも13.1%、70代でも4.7%の利用状況が確認できる。オシャレ感の強い画像共有サービスInstagramは20代が利用のピークで8割強、30代では3/4強、40代でも2/3強の利用率を示し、若年層に強いサービスの実情が把握できる。モバイル向けの短い動画共有サービスTikTokは10代の利用が圧倒的に多く2/3強、20代が6割強。

1年間で伸びるソーシャルメディア、縮むソーシャルメディア


今調査項目は1年前の分、つまり2024年分の値も公開されており、1年間でどの程度利用率に変化が生じたのかを知ることができる。

↑ ソーシャルメディアの利用率(コミュニケーション系、全体比・前年比、年齢階層別、ppt)(2025年)
↑ ソーシャルメディアの利用率(コミュニケーション系、全体比・前年比、年齢階層別、ppt)(2025年)

↑ ソーシャルメディアの利用率(動画・写真系、全体比・前年比、年齢階層別、ppt)(2025年)
↑ ソーシャルメディアの利用率(動画・写真系、全体比・前年比、年齢階層別、ppt)(2025年)

LINEはほとんど天井感のある状態なので、伸び方もおとなしい。ただし元々値が小さかった70代では大きく伸びている。X(旧Twitter)は10-20代で大きく減っているが、30-40代では大きな伸び。またFacebookは70代での伸び方が目にとまる。

動画・写真系サービスではInstagramが10代で落ちている。その分、20-30代と70代で大きな伸び。ニコニコ動画は30-40代での伸びが目にとまる。TikTokは全年齢階層でプラスなのが注目に値する。



今件調査結果からはLINEの圧倒的な利用率やYouTubeの幅広い受け入れられ方、TikTokの若年層へのリーチぶりなど、興味深い動きを多々見受けることができるが、これらの動きはここ数年のものであり、単年のイレギュラー的なものではない。来年はさらにこれらの動きが進み、日本国内におけるソーシャルメディアの勢力図も随分と変化した状況となるだろう。


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