スマホ使用率は59%、Androidが3にiPhoneが2+αの割合(2015年)(最新)

2015/04/09 14:58

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ライフメディアのリサーチバンクは2015年4月8日、スマートフォンに関する調査結果を発表した。それによれば調査対象母集団においては59%の人がスマートフォンを現在使っていることが分かった。機種別ではAndroid系が34%、iPhone系が5%などとなっている。経年別に見るとAndroid・iPhone双方とも少しずつ使用者率を上げており、一方で「スマートフォン非使用者」率が漸減していくようすが確認できる(【発表リリース:スマートフォンに関する調査(2015年)】)。



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Android系3にiPhone系2+αなシェア構成比


今調査は2015年3月27日から4月1日にかけてインターネット経由で10代から60代の全国男女に対して行われたもので、有効回答数は1200件。男女比・10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。

携帯電話の主流は従来型携帯電話(フィーチャーフォン、ガラケー)からスマートフォンへと移行しつつある。携帯事業各社の新商品はそのほとんどがスマートフォンで、各種ウェブサービスもスマートフォンでの使用を前提とした仕様実装が、事実上不可欠な状態ともいえる。逆にこれまで従来型携帯電話向けに提供されてきたサービスの少なからずが、利用者減少に伴い閉鎖する事例も見受けられる。このような状況下で、現在スマートフォンを使っているか否かを聞いた結果が次のグラフ。所有では無く使用と断じているので、回答者に所有権が無くとも使っていれば「応」の答えとなる。

↑ 現在スマートフォンを使っているか(2015年)(複数回答)
↑ 現在スマートフォンを使っているか(2015年)(複数回答)

現時点でスマートフォンを使っていない人は39.7%。スマートフォンそのものを知らない人も1.3%おり、それを合わせた41.0%がスマホ非使用の認識者。見方を変えれば59.0%が何らかのスマホを使用していることになる。

機種別動向を見ると、Androidが34.0%、iPhoneが25.0%。中見出しでも記したが、スマホのシェアとの観点で見ると、Androidが3・iPhoneが2とちょっとという塩梅に落ち着く。実状の感覚にもほぼ合致する値といえる。また男女別では男性がややAndroidが多めだが、iPhoneでは女性の方が多め。デザイン性や使い勝手などを受け、女性がiPhoneを好むとの話は本当のようだ。もっとも女性単独で見ても、iPhoneが26.5%なのに対しAndroidは29.8%であり、Androidの方が使用率は高いのが実状。

純増するスマホ使い


リサーチバンクでは2011年以降毎年ほぼ同じタイミングで、同じような環境設定のもとに同じような調査を行っている。そこで今件に関して経年変化をまとめたのが次のグラフ。

↑ 現在スマートフォンを使っているか(2011年-2015年)(複数回答)
↑ 現在スマートフォンを使っているか(2011年-2015年)(複数回答)

2011年時点では15.7%でしかなかったスマートフォン使用者が漸増し、スマホが確実に普及浸透しているようすが確認できる。またWindowsPhoneやその他のスマホには大きな変化がなく、AndroidとiPhoneのみが増加している。2011年から2015年までの間に、iPhoneは3倍強、Androidにいたっては4倍強にまで使用率が増加しており(使用者数では無いことに注意)、急速な伸びが確認できると共に、日本のスマホ市場はこの2つのOS機種によるほぼ寡占状態であることがわかる。

純増する使用率を見せる大人のスマホ状況を見るに、子供の動向も知りたくなるところだが、これについてはリサーチバンクでは調査を手掛けていないものの、ほぼ同じタイミングで内閣府による「青少年のインターネット利用環境実態調査」の結果が出ており、これが参考になる。

↑ スマートフォン利用率(2014年)(全体比)(通常版のみ)(再録)
↑ スマートフォン利用率(2014年)(全体比)(通常版のみ)(再録)

新規購入をする際には現状では選択肢がスマホのみの場合も多く、子供達、特に高校生のスマートフォン使用率の高さには目を見張るものがある。現時点ですでに「全高校生の」9割近くがスマホ保有者。子供が大人以上の使いっぷりを見せても、何ら不思議ではない状況ともいえよう。

今件調査の結果を見る限り、大人のスマホ所有率が8割台に達するのには、もう数年の時間経過を必要とするようだ。


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