意外? 当然!? ラーメン好きな人は約8割、食べるのは主に昼食で
2014/03/13 14:30
カレーや牛丼と並び「庶民的な」という観点での国民食と呼ばれることが多いラーメンだが、実態として好きな人はどの程度いるのだろうか。また普段ラーメンを食している人は、どのような時間帯に、どのようなタイプのラーメンを口にしているのか。ライフメディアのリサーチバンクが2014年3月12日付で発表した【ラーメンに関する調査】をもとに、探りを入れていくことにする。
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ラーメン好きは8割近く
今調査は2014年2月28日から3月5日にかけてインターネット経由で10代から60代の男女に対して行われたもので、有効回答数は1200件。男女比・10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。
冒頭で触れた通り、またこれまで何度となく解説をしてきた通り、日本食という観点では無く今現在多くの人に食され、食卓に並び、ファストフード店で食することができる料理という意味での「国民食」の代表格的食品として、「カレー(ライス)」や「牛丼」と共に挙げられるのが「ラーメン」。コンビニやスーパーのインスタント・レトルト食品コーナーで、これらの食品が占める割合を見返せば、その実情は容易に理解できるはず。
それでは「ラーメン」はどれほどの人に好かれているのだろうか。あらゆる「ラーメン」を包括し、総合的に好きか嫌いかを聞いたところ、好き派は8割近く、嫌い派は2.2%に留まる形となった。
↑ ラーメンは好きか
好きでもないが嫌いでもないとする普通派が2割に達しており、明らかな拒絶派はほんのごく少数でしかない。「国民食」と呼ばれるだけの好まれようではある。男女別では男性の方が好き派が多いが、女性はその分普通派に流れており、嫌い派が少数なのは違いない。
いつ、どのようなラーメンを食べる?
それではラーメンをどのような場面・時間に、どのようなタイプのものを食べているだろうか。まずは食べる時間。食べない人は当然回答のしようがないので、少なくとも3か月に1回以上食べている人(全体の91.6%)に応えてもらっている。
↑ いつラーメンを食べるか(3か月に1回以上食べる人限定)
さすがに朝食やその他(例えばおやつ時だろうか)に食べる人はごく少数派で、昼食に食べる人が多い。約9割がラーメンは昼食時に食べると答えている。専業主婦なら手軽に食事を済ますため、就労者ならば行きつけのラーメン屋や食堂で食べる、といった具合だろうか。
次に多いのは夕食で5割近く。具材をたっぷりのせてゴージャスなラーメンを作ったり、働きつかれて料理を作るのも面倒なのでインスタントで過ごしたり、多様なパターンが考えられる。また簡単に作れることに加え、具材の足し具合で色々と調整がし易い事から、夜食としても重宝されている。
男女別ではほとんど差異は無い。やや夕食・夜食で男性が多いのは、一人暮らしなどの事例で多用しているからだろう。
一方、どのようなラーメンを食べるかについては、興味深い結果が出ている。
↑ 普段どのようなラーメンを食べるか(3か月に1回以上食べる人限定)
カップラーメン、袋ラーメン、専門店のラーメン。この3タイプのラーメンでほぼ同じ値の結果が出ている。食べる頻度には違いがあるだろうが、ラーメンを食する時の選択肢としては、これらは押し並べて選択され得るということになる。他方その他飲食店のラーメンへの回答率は低めで、外食としてラーメンを食べるのなら普段は専門店に足を運ぶ、他のメニューと共に一緒にラーメンを添え物的にいただくことはあまりしないという結果が出ている(某外食チェーン業界では積極的にラーメンを導入しているようだが……)。
男女別では専門店で違いは出ないものの、カップめんでは男性、袋めんでは女性の方が多少高い値を示している。具材を入れてそれなりに調理をするか否かで、男性の調理べたがいくぶん数字となって現れたようだ。
ラーメンは多種多様な種類が気軽に手に入り、調理も簡単なことから、同じ国民食と呼ばれるカレーや牛丼よりも容易に、特に自宅で調理され食されることが多い。しかし梱包されている具材だけではあまりにも寂しく、栄養的にも偏りの心配がある。外食で食するならば付け合せ的なものを、自宅で調理するなら野菜などの具材を盛り込み、栄養的にも考慮した上でいただくことをお勧めしたい。
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