ホワイトデー、本命チョコのお返し事情(2015年)

2015/03/07 15:16

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バレンタインデー程ではないが、3月に入ると世間一般にお菓子関連の展示が増え、甘味の香りが街中にただよい、彩りを添えていく。ホワイトデーに伴う商品展開が活発化するからに他ならず、多種多様な関連グッズが商品棚を賑わし、臨時出展の露店に並べられていく。選択肢が一挙に増えるとはいえ、当事者となる男性諸氏にとっては悩みの種は尽きることが無い。ライフメディアのリサーチバンクではこのホワイトデーに関して2015年3月4日に、男性を対象に行った調査結果を発表している。今回はその結果から、本命チョコを受け取った男性に関するデータを斜め読みしていくことにする(【発表リリース:ホワイトデーに関する調査(2015年)】)。



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本命チョコは2割強、そのお返しはお菓子がメイン


今調査は2015年2月19日から22日にかけてインターネット経由で20代から50代の男性に対して行ったもので、有効回答数は1000件。世代構成比は10歳区切りで均等割り当て。

まずは調査対象母集団における、バレンタインデーにおけるチョコレートの戦果状況。本命チョコの受け取り率は2割強。義理は5割近く。一方もらっていない人も4割程度に達している。

↑ 今年のバレンタインデーにチョコをもらったか(男性、複数回答)(2015年)
↑ 今年のバレンタインデーにチョコをもらったか(男性、複数回答)(2015年)

この「本命チョコをもらった人」に対し、ホワイトデーでどのようなお返しをするかを尋ねたところ、お菓子を用意する人は約3/4、そのうちお菓子に加えて何らかのギフトを追加する人は全体の約2割という結果となった。

↑ 本命チョコのお返しをどのように用意するか(本命チョコをもらった人限定)(択一)(2015年)
↑ 本命チョコのお返しをどのように用意するか(本命チョコをもらった人限定)(択一)(2015年)

義理ならともかく本命チョコを受けてまで、お返しをしないとの人は少数に留まっている。また、相手との関係にもよるが、お菓子をお返し(洒落にあらず)にするのは基本的なパターンとして認識されているようだ。

お菓子の種類と予算の相場


本命チョコのお返しをすると決めた際に、やはり気になるのは世間一般の相場。自分の想いをそのまま形にすれば、本来は相場など関係は無いのだが、あまりにも的外れだったり、世間一般の動きと異なる対応をしてしまうと気まずいのでは? という考えもある。

そこで2つほど、本命チョコのお返しに関する調査結果項目を抽出していく。まずはお菓子をお返しに渡す人の、お菓子の種類。当方(不破)はマシュマロかマカロンが一般的とのイメージだったのだが、今調査の限りではむしろ少数派のようだ。

↑ どのようなお菓子を用意する予定か(おもなもの一つ)(本命チョコのお返しにお菓子を用意する人限定)(2015年)
↑ どのようなお菓子を用意する予定か(おもなもの一つ)(本命チョコのお返しにお菓子を用意する人限定)

もっとも多くの人が選んだのはクッキーで3割近く。次いでチョコレートが1/4、ケーキが1/4近くと続く。大きく値を落とす形でキャンディ、そしてほとんどゼロに近い形でマシュマロが続く。

ちなみにそれぞれのお菓子の意味だが、一部ではその様式、造形などから特別の意味を持つとの解釈がなされていることもある。例えばマシュマロならすぐに溶けるので拒絶の意味、友達の関係を維持したいとの意志表示ならサクサク感のあるクッキー、本命の意志を返したいのなら甘味が継続するキャンディーといったところ。

しかし実際にはそこまでの意味合いを考える必要は無い。そもそもホワイトデー自身、お菓子業界のプロモーションとして始めた意味合いが強い。しかもその起源に関して各お菓子業界が「我こそが元祖である」と名乗りを挙げており、どこが本説なのか分からない状態なのが現状。むしろ相手の趣味趣向に合った種類のお菓子を用意してこそ、ホワイトデーにふさわしいといえる。

お菓子も含め、本命チョコにお返しをする人は、予算をどの程度と見積もっているのだろうか。受け取ったチョコレートが市販のものだった場合、その販売金額をウェブサイトで検索した経験を持つ人は多いだろう。

↑ 本命チョコのお返しの予算(択一、本命チョコのお返しをする人限定)(2015年)
↑ 本命チョコのお返しの予算(択一、本命チョコのお返しをする人限定)(2015年)

ボリュームゾーンは1000円台でほぼ3割、次いで500円から1000円未満が2割強、2000円台が2割近くと続いている。その一方で5000円から1万円未満・1万円以上の層もそれぞれ1割近くほどおり、お菓子に加えて何らかのプレゼント、あるいはプレゼント単独での用意をする人が、多分にこの予算層にいるものと考えられる。

高額層の回答率がそれなりにあることから、概算平均額は3000円となり、割と高めの結果が出ている。「お菓子のみ」「お菓子とプレゼント」「プレゼントのみ」それぞれの回答性向を見たかったところだが、回答者数が少なくなりぶれが生じかねないので、公開はされていないのだろう。ともあれ、平均額は3000円強、お菓子だけなら1000円から2000円台と見積もれば、大体世間一般の相応額と考えて問題はなかろう。

本命チョコを受け取った男性諸氏に、何らかの形で参考になれば幸いである。


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