ウインナーやソーセージ、朝食の調理の仕方はどうしてる?

2014/03/08 14:00

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和風、洋風を問わず朝食のメニューに欠かせないおかず的な食材の一つに、ウインナー(ソーセージ)が挙げられる。卵やのりほどの絶対位置には無いものの、高級感やおかずとしてのウエイトとしては、それらをも凌駕する。朝食の白いお皿にソーセージが添えられていると、ちょっと嬉しくなる人は多いはず。今回はパルシステム生活協同組合連合会が2014年2月26日に発表した、朝食に関する調査結果をもとに、そのウインナー(ソーセージ)と朝食の関係について、主に調理の面からスポットライトをあてることにする(【発表リリース:朝食に関する調査2014】)。



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焼く・炒めるが定番


今調査は2014年1月15日から17日にかけて、携帯電話を使ったインターネット経由で、15歳から59歳の男女に対して行われている。有効回答数は1000件。男女比、10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。調査機関はネットエイジア。

まず最初に言葉の定義を明確化しておく。リリースでは「ウインナー(ソーセージ)」と表記されている通り、スーパーなどで購入する際にウインナーやソーセージなどの違いを明確に認識した上で手に取る人はあまりいないはず。これについては先に【最も食されるウインナーは?】で解説している通り、「鳥獣類の挽肉などを塩や香辛料で調味した食品を腸、あるいはその類似品(ケーシング)に詰めたものをソーセージと呼ぶ」「そのうち、羊の腸などのケーシングに詰められるものがウインナーソーセージ(豚腸ならばフランクフルトソーセージ、牛腸ならボロニアソーセージ)」「ソーセージの区分の中にウインナーソーセージがある」「JASなどでは太さ20ミリ未満ならウインナーソーセージと命名できる」となる。要は「ソーセージの小さいのがウインナーソーセージ」「でもウインナーソーセージもソーセージには違いない」ということ。

この「ウインナー(ソーセージ)」について、朝食ではどのような調理方法で食べるかを聞いた結果が次のグラフ。圧倒的に「焼く・炒める」が最上位についている。

↑ 朝食でウインナー(ソーセージ)を食べる時、どのように調理されたものを食べているか(単一)
↑ 朝食でウインナー(ソーセージ)を食べる時、どのように調理されたものを食べているか(単一)

適度な焼き加減で調理すれば、ジューシーな汁気とぱりっとした外皮の調和を口に含むたびに楽しむことができる。朝食からこんな素敵なひとときを体感して良いのだろうか、という想いすらいだいてしまうかもしれない。ほんのりとした外皮の焦げ目がさらに香ばしさを積み増し、天にも昇る気分すら味わえる。

次いで多いのは「ボイルする」。「焼く・炒める」と比べれば調理は簡単で、直接火を通すことによる焦げの香ばしさは得られないものの、ジューシー感は同様に得られるし、何よりも油を使っていないので純に素材の旨味を堪能できるのがポイント。

一方で「朝食では食べない」とする意見も1割ほど居る。もったいない気がしてならない。

これを同居状態別に見たのが次のグラフ。

↑ 朝食でウインナー(ソーセージ)を食べる時、どのように調理されたものを食べているか(単一)(同居状態別)
↑ 朝食でウインナー(ソーセージ)を食べる時、どのように調理されたものを食べているか(単一)(同居状態別)

家族と同居では「焼く・炒める」が多く、一人暮らしでは「ボイルする」「レンジで加熱」が多くなっている。調理方法を考えると、「家族と同居している人は母親などの調理をする人にお任せできるので、手間がかかるもののより美味しくいただける『焼く・炒める』が多用される」「一人暮らしでは時間や手間がかかるので、調理や片付けが簡単な『ボイルする』『レンジで加熱』が良く使われる」と考えると道理は通る。「そのまま食べる」率もわずかながら一人暮らしの方が多いことも、調理の面倒さがハードルとして存在していることを印象付けさせる。

好き、美味しい、そして調理が簡単…朝食で用意する理由


焼く・炒めるですら調理の点ではややハードルが高いように見受けられるが、それでも他の食材と比べれば手軽には違いない。朝食にウインナー(ソーセージ)を使う理由でも、「すぐに調理できる」を挙げた人がもっとも多い。朝食でウインナー(ソーセージ)を食べ、週一以上自分で朝食を用意する人の2/3近くの人が同意を示している。

↑ 朝食にウインナー(ソーセージ)を用意する理由(複数回答)(朝食でウインナー(ソーセージ)を食べ、かつ週に1日以上自分で朝食を用意している人限定)
↑ 朝食にウインナー(ソーセージ)を用意する理由(複数回答)(朝食でウインナー(ソーセージ)を食べ、かつ週に1日以上自分で朝食を用意している人限定)

「手早く食べられる」も合わせ、お手軽な食材であること、そして「おいしい」「自分や家族が好き」という好みの問題、さらには「お弁当のおかずにも使える」という汎用性の高さが受けている。

他方専業主婦に限った仕切りでの回答率を見ると、全体と比べて「すぐに調理できる」「手早く食べられる」「お弁当のおかずにも使える」といった、時間短縮の友的な点が好まれているのが、より明確化されており、時間が無い朝食時には頼りになる品としての認識が強いのが分かる。さらには「自分や家族が好き」の回答率もずば抜けており、「時間短縮もできるし皆が好きなのだから、使わない手はない」と考えるのも当然の話であろう。



具体的選択肢には挙げられていないが、ウインナー(ソーセージ)は多種多様な種類が比較的安価に、容易に手に入ることに加え、日持ちがするのもポイントが高い。安売り時にまとめ買いしておけばしばらくは使いまわせるし、色々な料理への応用もできるのが嬉しい。上手な使い方をして、大いに食事を楽しみたいものだ。


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