パソコン、ケータイ、タブレット…どの端末からソーシャルメディアを使ってる?(ICMR2013版)
2014/02/14 15:30


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次のグラフはそれぞれの端末保有者のうち、少なくとも週一以上でソーシャルメディア(Facebook、Twitter、LinkedInなど)を利用してる人の割合。例えばイギリスではパソコンが66%と出ているので、パソコン所有者のうち66%の人が少なくとも週1回以上、そのパソコンからソーシャルメディアを用いていることになる。

↑ 少なくとも週一以上でソーシャルメディアをその端末から利用しているか(各端末所有者限定)(2013年9月)
値そのものの全体的な傾向としては、フランスと日本がやや低め。特に日本の低さが目立つ。他調査で明らかにされている通り、日本ではシニア層においてソーシャルメディアの普及が「これから伸びる」という状況でもあることから、やや立ち遅れた数字が出るのも仕方がない(今件は「各機種保有者」に対する比率のため、環境そのものが無いのでアクセスできないことは意味しない)。
機動力の高さを活かしたすき間時間の有効活用が出来るのが、携帯電話(一般携帯電話、スマートフォン)の利点だが、その利点を活かせるサービスの一つがソーシャルメディア。ほぼリアルタイムに他人の動向を知り、反応を確かめることができるのと共に、即時に自分の情報を掲載し、不特定多数に周知させることが可能となる。そのため、機種保有者における利用率は、パソコンと携帯電話とではほとんど変わらず、むしろイギリスのようにパソコン以上の利用がされている国もあるほど。また、見方を変えると多くの人はパソコン単独、スマートフォン単独では無く、パソコンとスマートフォン、さらにはタブレット機を合わせて所有していることから、多分に複数の端末でソーシャルメディアにアクセスしていることにもなる。
やや意外に思う人もいるかもしれないが、タブレット機でのソーシャルメディア利用率も高い(今件値が全体に対する比率では無く、各機種保有者比であることに注意。同じ値を示していても、同じ人数では無い)。利用しやすさはパソコンやスマートフォンと変わらないということになるだろう。

このデータの限りでは、各端末そのものの保有率はともかくとして、保有者はその多くがパソコンであろうとスマートフォンであろうとタブレット機だろうと、同じような利用性向でソーシャルメディアへアクセスしていることになる。見方を変えれば、利用スタイルの異なるそれぞれの端末が、異なる場面でのソーシャルメディアへのアクセスをカバーしているともいえる。
今後タブレット機やスマートフォンの普及浸透が進むにつれ、ソーシャルメディアはますます多彩な面で、状況で、環境からアクセスされるようになるに違いない。
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