有名人の話やゴシップネタ、どのメディアから手に入れる? 主要国の違い(ICMR2013版)
2014/02/12 08:30
雑誌やテレビで見聞きすることはあっても、自分の日常生活に直接かかわることは無い、けれども憧れの存在としてその挙動が気になる芸能人や有名人。それらの人達のゴシップ的な内容も含めたニュースは、普段どこから手に入れているのだろうか。イギリスの情報通信省が2013年12月12日に同省公式サイト上に公開した、世界各国の通信業界・メディア動向をまとめた通信白書の最新版【International Communications Market Report 2013】では、この「有名人のニュースやゴシップを知りたい時に使う主なメディア」に関する動向も、調査結果として掲載されている。今回はその点にスポットライトを当て、確認していくことにする。
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先行する別途記事にある通り、国により細部の違いはあるものの、大体は国内ニュースならテレビがメイン、国際ニュースはテレビに加えてネットが活躍し、地方ニュースは新聞や雑誌も結構頼りにされている。
↑ 国内ニュースを知りたい時には主にどのメディアを使うか(択一、2013年9月)(再録)
それでは有名人、芸能人などのニュース、さらにはゴシップ的な話を取得する時は、主にどのメディアを使うだろうか。一般のニュースと比べると、国毎に大きな違いが出ている。
↑ 有名人のニュースやゴシップを知りたい時には主にどのメディアを使うか(択一、2013年9月)
全体的にはテレビとインターネットが多め、新聞・雑誌がそれに続き、他人からの口コミ、ラジオの順。そして何よりも4割前後の人が「興味は無い」と答えている。大まかな点としては、「興味なし」の多さを除けば国際ニュースと似たような感じか。
もっともテレビとインターネットの間には、国によって大きな順位の違いがある。ドイツとスペインはテレビを重要視、それ以外の国ではインターネットを重視している。特にイギリスではインターネットの利用率はテレビと比べて17%ポイントも高い。
ゴシップ系の話は特に雑誌や新聞などが強そうだが、メインとして使う分には力不足のようで、各国とも値はそれほど高くない。せいぜい1割が関の山で、日本は4%しかいない。
「他人から」という口コミ系の項目は1割前後。ラジオよりは高いが、新聞・雑誌よりは低い。日本では3%と、ラジオ、新聞・雑誌同様に諸外国中最も低い値を示している。さらに日本は「興味なし」の項目も最多回答数を示していることから、「元々芸能系、ゴシップ系の話にあまり興味は無く、ある人もテレビとネットに集中している」ことが分かる。
ドイツの17%ポイントほどではないが、日本もネットとテレビの差異は10%ポイントと、結構な値に達している。インターネット上の方が情報が素早く、特定の対象を追いかけやすいなど、有名人の話、ゴシップを追い求めるのに都合がよいからだろう。
他人からの直接の口コミ比率が日本は特段低いが、その分、インターネット、多分に携帯電話経由でデジタルによる口コミのようなものが行われているのかもしれない。
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