本命、義理共に3割強、「用意しない」も3割台…今年のバレンタインのチョコ事情(2015年)(最新)
2015/02/06 11:20
ライフメディアのリサーチバンクは2015年2月4日、バレンタインデーに関する調査の結果を発表した。それによると女性から成る調査対象母集団においては、本命チョコを用意する人、義理チョコを用意する人は共に3割強に達していることが分かった。一方で用意しない人も1/3強に登っている。世代別では本命チョコは若年層ほど多くの人が用意するが、義理チョコは世代による差異はあまり見られない。また用意しない人は歳を経るほど増える傾向がある(【発表リリース:バレンタインデーに関する調査(2015年)】)。
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本命、義理、共に3割強
今調査は2015年1月22日から25日にかけて20歳から59歳の女性を対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000件。世代構成比は10歳区切りで均等割り当て。
バレンタインデー用のチョコレートとしては本命・義理チョコの他に、最近では友チョコや自分チョコのようなものも良く話題に登るようになった。それぞれ(同性の)友達に渡す、あえて自分自身でバレンタインデーに食するためのチョコを指す。
それでは今年のバレンタインデーには、調査対象母集団の女性はどのようなチョコを用意するだろうか。
↑ 今年のバレンタインデーにどのようなチョコを用意するか(複数回答)(2015年)
本命が3割後半、義理チョコが少し落ちて3割強、自分チョコが2割近く、そして友チョコが1割強と続いている。一方で用意しないとの意見も1/3に達している。自分チョコの選択肢まであるにも関わらず、これだけの人が用意しないに該当するのは少々意外さを覚える。
これを世代別に見たのが次のグラフ。
↑ 今年のバレンタインデーにどのようなチョコを用意するか(複数回答)(世代別)(2015年)
本命チョコはその性質上、30代までがピークでそれ以降は値が落ちる。既婚者には不要と思われる事例が多々ありえる、例えば未婚者の場合には意味が重くチョコでは軽率に過ぎると思われてしまうからだろう。また友チョコは20代は比較的多いものの30代以降になると利用率が減る。他方、義理チョコはどの世代も一定率の利用率がある。
「用意しない」人は概して若年層ほど低く歳を経るにつれて値が上昇する。渡せそうな相手の立場の変化に加え、チョコを好むような年では無いとの配慮もあるものと考えられる。あるいは単に「もうそんな歳でもないし」と醒めた反応に過ぎないのだろう。
自分チョコ、用意するとしたらいくら位?
世代による差異があまり無く、大体2割程度の人が用意する「自分チョコ」。要はバレンタインデーにかこつけて、市場に出回る美味しいチョコを自分自身で大義名分のもとに食べようというものだが、金額的にはいくら位のものを想定しているのだろうか。
↑ 自分チョコの一つ当たりの平均予算(自分チョコを用意する人限定)(2015年)
↑ 自分チョコの一つ当たりの平均予算(自分チョコを用意する人限定)(概算平均値、円)(2015年)
1000円未満で済ます人が大体半分。30代から40代はやや奮発して1000円台の人が4割前後に。ところが50代になると3000円以上の回答率がグンと上がるため、概算平均額では50代が一番高くなる。とはいえ20代はともかく30代以降は大きな変化は無く、1300円前後というところ。バレンタインデーには多種多様の、普段は入手が難しいチョコレートも店頭に並ぶこともあり、これを機会に買い求めて楽しむ人が多いものと考えられる。確かに男性の立場から見ても、珍しいチョコを買い求めるには良い機会に違いない。
グラフを見返すと、50代だけでなく30代以降は一定率の「3000円以上」の人がいることに気が付く。チョコレート好きは歳の差を超えて存在するのだなと実感させられる次第である。
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