年越しそば、食べない? 食べる?? いつ食べる!?
2013/12/26 14:00
ライフメディアのリサーチバンクは2013年12月25日、同年の年末年始に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、今年の年末に年越しそばを食べる予定の人は7割近くに達していることが分かった。男女とも20代がもっとも少なく、50代が一番食べる人の割合が大きい。また食べる時間帯としては「夕食として」が一番多く、次いで「深夜(除夜の鐘が鳴る頃)」が多数意見を占める形となった(【発表リリース:2013年の年末年始に関する調査】)。
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今調査は2013年12月13日から18日にかけて、携帯電話を利用したインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1200件。男女比、世代構成比(10代から60代まで10歳区切り)で均等割り当て。
「年越しそば」とは江戸時代までには定着した大晦日の風習で、そばをいただく理由については、そばが他の麺類よりも切れやすいことから「今年一年の災厄を断ち切る」、そばが細長いことから「長寿・延命を願う」、金銀細工師が金銀の粉を集める際にそば粉の団子を使ったことから「金を集める縁起物にあやかる」など、さまざまな説がある。
また地域によってそばでは無くうどんを食べる、大晦日では無く元旦に食べるところもある。さらに最近ではうどん普及を目的として、年越しそばに対抗する形で「年明けにうどんを食べる」という習慣を浸透させようという「年明けうどん」なるものの提唱も行われている。
さて今年の「年越しそば」についてだが、今調査対象母集団では68.7%がすでに食することを決定し、19.4%がまだ留保状態。食べないと決めている人は11.9%に過ぎない。
↑ 今年の大みそかに「年越しそば」を食べるか
冒頭でも触れたが、世代別に大きな動きがあるのが興味深い。具体的には20代で「食べる」確定層が一番少なく、30代以降は女性ではほぼ横ばい、男性は30-40代でやや低めとなっている。理由は諸般考えられるが、20代は独身者が多く、わざわざ用意するのが面倒くさいのが主要因ではないだろうか。10代、そして30代以降は世帯単位で食する、用意されることになるので、自然と回答率が高くなるという次第である。男性の30-40代でやや低い値が出ているのは、付き合いによる外出などが要因かもしれない。
大晦日に「年越しそば」を食べるにしても、食べるタイミングはいつ頃になるのだろうか。年に一度の行事、しかもわざわざ他人に聞くような話でもないため、かえって気になるものではある。
↑ 「年越しそば」はいつ食べるか(食べる人限定)
昼食で済ませてしまう人は少数。大体は夕食か、そのあとの年が明けるまでの間にいただくことになる。そばを食べながら、あるいは食べ終えて余韻を覚えるタイミングで除夜の鐘の音を楽しむのが風流な感もあるが、家族そろって食べる事例が多いことを考えると、夕食に合わせて食べる方のが多いのも納得は行く。
好き嫌いやアレルギーでそばを食せない場合は仕方がないが、それ以外ならば大晦日ぐらいはそばを食し、色々な意味合い・由来の「年越しそば」の恩恵にあやかりたいものだ。気分だけでも随分と晴れやかに、そして気持ちの切り替えが出来るに違いない。
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