ダイエット、貯金、節電…今年の目標何にした? どれだけ達成できた!?
2013/12/14 14:00
英会話サービス事業を展開するGabaは2013年12月12日、就業者における今年の振り返りと来年の目標に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団において、今年もっとも多くの人が立てた目標は「貯金」だった。36%の人が目標として掲げたとしている。次いで「ダイエット」「年収UP」「健康度UP」が続く。一方、達成した割合がもっとも多い目標は「節電」だった。目標に挙げた人は10%でしかなかったが、そのうち57%の人が達成したと答えている(【発表リリース:「ビジネスパーソンの今年の振り返りと来年の目標に関する調査2013」】)。
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今調査は2013年11月19日から22日にかけて携帯電話を用いたインターネット経由で、20歳から59歳までの就業者に対して行われたもので、有効回答数は1000人。男女別、10歳区切りの世代別で均等割り当て。協力調査会社はネットエイジア。
そろそろ年末も押し迫ってくると、色々な方面での今年一年の総決算をする機運が高まってくる。特に年初に「今年一年にはこんなことをしよう、目指そう」という、年初に立てた目標に対し、どこまで達成できたのか自己評価をする人も多いはず。そこで今件ではまず、今年立てた目標について尋ねている。個々人の立場で設定する目標も多種多様に及ぶが、全体としては「貯金」がもっとも多く、35.9%の人が目標として掲げたと答えている。
↑ 今年立てた目標
日本人の現金貯蓄性向の高さは国内外共に知られているところであり、今件でもそれが再確認できる。次いで多い目標は「ダイエット」。グラフ生成の上では省略しているが、当然女性の方が目標設定率は高く、男性20.8%・女性30.2%と約1.5倍もの差が出でいる。さらに「年収UP」「健康度UP」「資格取得」などが続く。
それではこれらの目標は、あくまでも自己判定だが、どこまでこの一年で達成できたのだろうか。個々の目標を掲げた人に、達成できたか否かを尋ね、その達成率を上記グラフに重ねたのが次の図。
↑ 今年立てた目標/達成した目標
目標に挙げた人がもっとも多かった「貯金」は達成率が43.7%。約4割が「目標達成」と自認できるほどの貯金をしたことになる。達成率そのものだけを見ると「節電」がもっとも多く57.3%、次いで「自動車購入」が52.4%、「人脈を広げる」47.1%、「親孝行」44.0%が続く。「節電」はほとんどコストはかからず注意をしていれば容易にできる(節電タップなど初期投資が必要な場合もある)こと、「自動車購入」は願望あるいは必要不可欠である事例も多いことから、達成率は比較的高い。
一方、目標に挙げた人が多いものの、達成率が低いものとしては、「ダイエット」(26.7%)、「健康度UP」(23.7%)、「男子・女子としての魅力UP」(22.1%)などが目に留まる。概して健康系、あるいは男女関係に属した目標で、自分の意志ばかりではどうにもならない点が多いのが共通点。見方を変えれば、今年一年でダイエットを目標にした人のうち、ほぼ3/4はダイエットに失敗したことになる。現実は厳しい。
ちなみに「目標を立てた人における達成率」では無く、「調査対象母集団における達成者」の割合は次の通りとなる。上位に入るためにはまず多くの人に目標設定されていなければならず、その上で達成率が高い必要があるため、結果としては「多くの人が祈願し、成就した願望リスト」ということになる。
↑ 立てた目標が達成できた人の割合(全体比)(上位陣)
トップは「貯金」で15.7%、次いで「年収UP」の9.0%と、お金周りが上位を占める。次いで意外にも「ダイエット」がついている。元々目指す人が多かったのが主要因だが、就業者の15人に1人が年始にダイエットを目標とし、それを達成できたと考えると、複雑な気分になる人も少なくあるまい。
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