これは納得・移り気で使い過ぎを実体感しているSNSアプリ利用の若年層

2013/12/09 15:30

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ジャストシステムは2013年12月5日、若年層のモバイル端末を使用したコミュニケーションサービスに関する調査結果を公開した。それによると、ソーシャルメディア(SNS)用のアプリケーション(アプリ)について、新しく、皆が使うようなものが登場したら、そらちに乗り換えるつもりである人は4割を超えていることが分かった。一方、新しいSNS向けアプリが登場しても積極的に試す人は2割強に留まってる。また周囲に居る人は皆、SNSのアプリを使いすぎていると認識している人は5割に達しており、否定派は2割にも届いていない(【発表リリース:もはや一般名詞!?若者の6割以上が「LINEで連絡ちょうだい」ではなく「LINEちょうだい」】)。



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今調査はインターネット経由で2013年11月27日から29日に渡って、15歳から29歳の男女に対して行われたもの。有効回答数は800人で、男女比及び世代構成比(10代・20代)は均等割り当て。

調査対象母集団のうち主にスマートフォンを利用している人に、SNS用のアプリについて、思うところを述べてもらった結果が次のグラフ。

↑ ソーシャルメディア用アプリなどに関する考え方(スマホ利用者限定)
↑ ソーシャルメディア用アプリなどに関する考え方(スマホ利用者限定)

「新しく、皆が使うようなものが出てきたら乗り換える」は40.8%。否定的意見は2割程度。今調査では若年層に一番人気なLINEを中心に多項目から切り込んでいるが、そのLINEですらも、より「新しく」「皆が使うようなもの」が登場した場合、多数が乗り換えられる可能性があることを示唆している。逆にLINEは「新しく」「皆が使っている」からこそ、さらに多くの人が他のSNSから乗り換えているとも見ることができる。要はSNSアプリでは多分に「目新しさ」と「他人との共通性」が重要視されているということ。

一方で、その可能性を秘める「新出SNSアプリ」に対するチャレンジ意欲はひかえめ。積極的に試す人は25.0%でしかなく、否定派はほぼ4割。新しいものが登場しても自分は手掛けず、周囲が使い出すようになってから考える行動様式が透けて見える(だからこそ「皆が使うようなもの」になってから乗り換えるのだろう)。

また、自分自身も周囲も、SNSへ過度にのめり込んでいる状況は、十分に認識しているようだ。「皆、SNSアプリを使い過ぎ」に賛同する人は50.1%。今件設問中では反対意見がもっとも少なく18.0%でしかない。詳細は略するが細部属性別では10代男性に限ると、53.8%もの人が「使い過ぎ」と見ている。高校生がスマートフォンを用いてソーシャルメディアにのめり込みすぎる状況は複数の調査報告で伝えられているが、高校生自身も多分に自認はしているようだ。


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