親とのやりとりも4割超え…若年層がスマホでもっとも良く使うアプリ、LINEが過半数

2013/12/06 15:30

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ジャストシステムは2013年12月5日、若年層におけるモバイル端末を用いたコミュニケーションサービスに関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団のうちスマートフォンをもっともよく利用している人において、LINE・Facebook・ツイッターのうち一番良く使われているアプリはLINEであることが分かった。過半数の人が「LINEを一番良く使っている」と回答している。またLINE利用者では4割以上の人が、LINEで親とのやりとりをしていると答えている(【発表リリース:もはや一般名詞!?若者の6割以上が「LINEで連絡ちょうだい」ではなく「LINEちょうだい」】)。



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今調査はインターネット経由で2013年11月27日から29日にかけて、15歳から29歳の男女に対して行われたもので、有効回答数は800人。男女比、世代構成比(10代・20代)は均等割り当て。

今調査対象母集団のうち、携帯電話で主にスマートフォンを使っている人は67.4%。その人たちにコミュニケーション系サービス(LINE、Facebook、ツイッター)を提示し、それらを利用するためのアプリのうち、どれをもっとも使っているか、あるいはいずれも使用していないかを聞いたところ、過半数の52.1%は「LINEのアプリをもっともよく使っている」と答えた。

↑ 次のスマホアプリの中でもっとも使うもの(スマホ利用者限定)
↑ 次のスマホアプリの中でもっとも使うもの(スマホ利用者限定)

今どき若年層でスマホ持ちという条件下で、ソーシャルメディアやLINEを使わない人も珍しいように思えるが、設問では「スマホアプリ」という文言のため、「専用アプリケーションを使わずに、ブラウザ経由でアクセスしている」可能性もある。とはいえ、最適化されたアプリの方が利用しやすいことに違いは無い。そして少なくとも今調査対象母集団では、52.1%が積極的にLINEを利用していることになる。

これらコミュニケーションサービスでは、昔からの知人、ネット上で知り合った友達以外に、もちろん親とのやりとりをすることもできる(当然親側もアカウントを有し、それなりに使い慣れていることが前提)。一方、知人とのやりとりと同じ場で親との意思疎通を行うのは、気恥ずかしさや気まずさを覚える場合も少なくない(使っている本人にとっては、クラス内で級友との雑談中、突然親が割り入って来て夕食のリクエストを尋ねてくるようなものだ)。

そこで個々のサービスについて、自分の親とのやりとりに用いているかを聞いた結果が次のグラフ。なおFacebookは回答者数が50を切っているため参考値扱いとなっている。

↑ 親とのやりとりについて(Facebookは参考値)
↑ 親とのやりとりについて(Facebookは参考値)

ツイッターはダイレクトメール、あるいはカギ付きでない限り会話が容易に第三者に知られてしまうこともあり、親とのやりとりでの利用率はさほど高くない。「たまにする」まで含めても2割に届かない。一方でLINEは「よくする」で22.0%、「たまにする」で21.5%、合わせると4割を超える。頻度が低い「あまりしない(=稀に行うこともある)」まで合わせればほぼ5割に届く。

LINEはソーシャルメディアというより、デジタル系のグループチャット的なもの。情報閉鎖性の観点ではツイッターやFacebookより優れている。また、操作もツイッター同様にシンプルで、親にとっても利用ハードルが低いのもポイントが高い。さらに、いざとなれば音声通話をすぐにでも行えるのもプラスとなる(スマートフォンを用いている以上、ツイッターでも可能だが、無料という点は強い)。親との意志疎通でもLINEの利用比率が高めなのも、十分納得ができるというものだ。


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