現役女子中高生が決める「今年の流行語」「流行モノゴト」とは?
2013/11/28 07:30
サイバーエージェントは2013年11月26日、同社が運営する女子中高生を中心としたブログ・コミュニティ「Candy」の調査による、同社のネットサービスAmebaを利用する現役女子中高生を対象とした2013年の流行に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、2013年にもっとも流行った言葉は「倍返しだ」であることが分かった。一方、もっとも流行ったモノ・コトとしては「LINE」が挙げられている(【発表リリース:「Candy」が2013年「JCJK流行語ランキング」を発表 女子中高生の流行語1位は「倍返し」 “10代女子トーク”独自のワード 「あーね」「それな」も上位に】)。
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今調査はCandy利用者約100名に事前に自由回答形式で同様の調査を行い、上位についた言葉・行動などを選択肢として用意した上で、Amebaを利用する現役の女子中高生を対象に行ったもので、調査期間は2013年11月13日から15日。有効回答数は486人。
それによると今年回答者自身の周りで流行っていた言葉としてもっとも多くの人が挙げたのは「倍返しだ」だった。一方、もっとも多く流行った物事は「LINE」が挙がっている。
↑ 2013年に回答者自身の周りで流行っていた言葉(女子中高生対象)(単一回答、上位抜粋)
↑ 2013年に回答者自身の周りで流行っていたモノ・コト(女子中高生対象)(単一回答、上位抜粋)
まず「言葉」だが、トップはドラマ「半沢直樹」の名セリフ。女子中高生のみならず社会全体で流行った言葉なだけに、覚えている人も多いはず。同様のパターンとしては「じぇじぇじぇ」(NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で認知された三陸方面の方言)が挙げられる。また「今でしょ」は「いつやるの?今でしょ」のCMで2009年から話題を呼んでいる予備校教師林修氏のセリフで、ブームというよりは根強く浸透していることがうかがえる。やや違和感を覚える「梨汁ブシャー」とは、船橋市のゆるキャラ「ふなっしー」によるセリフで、主にテンションが高い時に発せられる。そのノリの良さが受けているのだろう。
他方、「あーね」(なるほど、そうだねのような同意を示す言葉)や「それな」(軽い同意を示す言葉)のように、女子中高生の言い回しも見受けられる。
「モノ・コト」ではトップに先日登録者数3億人を超えたサービス「LINE」が、第3位にはツイッターが入っており、女子中高生の間にもスマートフォンが深く浸透し、それを用いたコミュニケーションサービスが常用されているようすがうかがえる。また、それらのソーシャルメディアを利用し、自ら撮影した写真を披露して楽しむ遊び「進撃の巨人ごっこ」「マカンコウサッポウ」も上位入りしており、(調査対象母集団がAmeba利用者ということも一因だが)同世代のデジタル系ツールが日常生活に深く浸透し、遊びの面でも多用されているのが分かる。
リリースでは「ふなっしー」について特記がなされているが、それによると「Candy世代(中高生)では早期から話題となっていた」「これまでのゆるキャラには無かったちょっとふざけた感じがツボ」とある。新しいもの、面白いものに対するアンテナの精度が高いこの世代ならではの感覚が、「ふなっしー」とマッチし、今件のような結果となったといえよう。
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