女性に人気の軽自動車、年々所有率も増える傾向だったが(最新)
2025/09/17 02:31
ソニー損害保険は2025年8月21日付で、カーライフの実態に関する調査結果の最新版となる2025年版を同社公式サイト上に公開した。その内容によると、自家用車を所有し常用する調査対象母集団のうち、常用車両が軽自動車とする人は3割台であることが分かった。女性に限れば10-20代は5割前後となっている(【発表リリース:ソニー損保、「2023年 全国カーライフ実態調査」】)。スポンサードリンク
女性に人気の軽自動車、10-20代では5割強
今調査の調査要項は先行記事【車の負担、もっとも重く感じられるのはガソリン代・燃料代(最新)】を参照のこと。
馬力や運送能力では普通車にかなわない面も多いが、小回りが利き運用コストも安上がりで済むのが軽自動車の長所。中長距離の運転ならともかく、日常生活における移動手段として、都市近郊だけでなく地方でも重宝されている。「自家用車を所有し月1回以上は運転する」今調査対象母集団でも、主に運転する車種として挙げられたもののうち3割台は軽自動車との結果が出ている。

↑ 主に運転している車が軽自動車である割合(属性別)(2025年)
男女別では全年齢階層で男性よりも女性の方が軽自動車率は高い。これは男性が仕事で使う、家族揃っての旅行や自分自身の趣味や娯楽で使う場合など、中長距離の利用が多く、軽自動車では難儀するケースもある一方で、女性はパート先や買い物、子供の送り迎えなど比較的近場への運転が多くなるため、軽自動車で十分対応できるものによると考えられる。要は利用スタイルに従い、軽にするか否かを選択しているまでの話。
年齢階層別では、男性では大きな違いはなし。女性でも大きな違いはなし。軽自動車にメリットを見い出すことについては、年齢による違いはなさそうだ。
軽自動車運転率の経年変化
この軽自動車運転率について、今件調査の経年データをまとめたのが次のグラフ。

↑ 主に運転している車が軽自動車である割合(男性、年齢階層別)

↑ 主に運転している車が軽自動車である割合(女性、年齢階層別)
全体では2016年をピークとし、それ以降は大きく減少、その後は再び2021年まで増加、2022年に大きく減少し、2024年以降は増加。年齢階層別ではおおよそどの階層でも2016年を一つの山としてそれ以降は減少し、2021年前後に突出した年を含み、30代までは漸減、40代以降は横ばいのような形。
女性では10-20代は起伏はあるがおおよそ減少、30代以降は減少から増加の動きにあるように見える。
2017年に多くの属性で生じた大きな幅の減少について当時の報告書では「軽自動車の人気にかげり?」と説明するとともに、コンパクトカーやSUV・クロカンが増加していることを指摘していた。各属性の回答者数が少ないのでぶれが大きいが、実際コンパクトカーは2017年に限れば多くの属性で前年比から増加しており、使用目的では軽自動車と近いところがあるコンパクトカーに需要がシフトしたように見える。むしろ、コンパクトカーだけでなくミニバンなど同じような機能が期待できる他機種を選択する人が増えた、つまり選択肢の多様化が原因だと見た方が道理は通る。
軽自動車に関しては今件調査に限らず、普及率・利用率の増加が伝えられ、実数値も各種統計調査で確認できる。利点の一つである税金の安値感については状況が変わりつつあるが、それでもランニングコストの低さや機動性の高さは今なお揺らぐところがない。
今後は利用スタイルで共通点が多いミニバンやコンパクトカーとともに、さらに需要が高まるに違いない。特に直近年では女性の30代以上で運転対象としている人が大きく増えており、注目したいところだ。
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