意外? 当然!? 社員食堂の人気ナンバーワンはあのメニュー
2013/11/15 09:30
マルハニチロホールディングスでは2013年11月8日付で、就業者の昼食と社員食堂に係わる調査結果を公開したが、それによると就業者のうち社員食堂を使える人においては、もっとも好かれている社員食堂のメニューはカレーライスだった。32%の人が好きと答えている。次いでうどん、からあげ、ハンバーグ、ラーメンが続いている。一方で「特になし」とする回答も30%ほど見受けられる(【マルハニチロホールディングス:発表リリース一覧から「ビジネスパーソンのランチと社員食堂に関する調査】)。
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今調査は2013年9月18日から24日に渡って、携帯電話によるインターネット経由、就業者を対象として行われた。有効回答数は1000件。男女比、世代構成比(20代から50代の10歳区切り)で均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。
先行掲載記事【女性は持参弁当派多数…何をどこで食べるか、働き人の昼食事情】の通り、就業者で構成される今調査対象母集団では、昼食に社員食堂を良く使う人は18.7%に達している。また、勤め先に社員食堂がある人は33.5%に登っている(つまり社員食堂の重点利用率は55.8%ということになる)。
↑ 勤務日にどこで昼食を取ることが多いか(複数回答)(再録)
この社員食堂利用可能者に、社員食堂のメニューで好きなものを複数回答で挙げてもらった結果が次のグラフ。最上位には31.9%で「カレーライス」がついた。
↑ 勤め先の社員食堂で好きなメニュー(複数回答、社員食堂がある人限定)
老若男女を問わず幅広い層に人気のメニューで、しかも社員食堂で提供される可能性もきわめて高いカレーライス。大量に作り置きができるので、注文してすぐに提供されるし、大窯で創られる場合が多いから家庭で作るよりも美味しいことも多い。価格も安めとあれば、これだけ好まれるのも当然かもしれない。
次いで人気があるのはうどん、そしてからあげ、ハンバーグ、ラーメン、そばと続く……が、概してインスタント・レトルト系のシンプルなタイプのメニューが続いている。あるいは駅ナカ・駅周辺のそば処で提供されていることが多いメニューとでも呼ぶべきか。社員食堂での需要は、案外駅のそば屋と近しいものがあるようだ。
少々凝ったメニューとなると、とんかつ、焼き魚、野菜炒め、エビフライ、コロッケなどが続く。ここまで含めると、いわゆる「大衆食堂」的なメニューのラインアップに見えてくる。社員食堂の需要もまた、それに類するものなのだろう。
一方、「特になし」との意見が3割に届いているのが少々気になる。価格の安さや手早く食事が出来ることを優先し、味については妥協して社員食堂を利用しているとの解釈ができる。美味しいと実感できるだけのメニューがある、「特になし」との選択肢を選ばなくても済むようなメニューが提供されていれば、もう少し職場での食事、しいては仕事そのものにも張り合いが出るのだろう。
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