職場の昼食誰と食べる? 男性一人で、女性は同僚と
2013/11/11 07:30
マルハニチロホールディングスは2013年11月8日、ビジネスパーソンのランチと社員食堂に関する調査結果を発表した。それによると就業者から成る調査対象母集団においては、職場での昼食を一人で食べる人が56%・同僚と食べる人は51%となり(複数回答)、やや「一人めし」派が多いことが分かった。男女別では男性は一人で食べる人が多く、女性は同僚と食べる人が多い傾向が見受けられる(【マルハニチロホールディングス:発表リリース一覧から「ビジネスパーソンのランチと社員食堂に関する調査」】)。
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「一人めし」やや多し
今調査は2013年9月18日から24日にかけて携帯電話を用いたインターネット経由で就業者に対して行われたもので、有効回答数は1000件。男女比、世代構成比(20代から50代の10歳区切り)で均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。
大抵の就業者は朝勤務先に出かけて就業し、夕方には退勤する。そのため昼食は必然的に多くが勤務先でとることになる。その際、誰と共に、あるいは一人で昼食をとるだろうか。複数回答で尋ねたところ、最上位には「一人で」、やや値は下がるが「同僚と」が次点となった。
↑ 勤務日に誰と昼食を取ることが多いか(複数回答)
実際には職場環境や職種によって、「一人めし」となるのか「同僚と」になるのかは大きく異なる。今調査対象母集団の条件は「就業者」が対象なので、例えばタクシーやトラック運転手、外勤メインの営業職などは一人で食する場合が多いだろう。他方、内勤でも他人と共に食事をするのが苦手な人もいるだろうし、外食に誘われても断り、持参のお弁当を自分のデスクで食べる人もいるかもしれない。ともあれ、「一人で」がもっとも多く、「同僚と共に」はそれに続く形となっている。
「先輩・上司と」「後輩・部下と」という事例も少なくない。今件は複数回答なので、例えば「先輩・上司」のみと、では無く、同僚と上司が席を共に食事をする事例が多いものと思われる(小規模企業、あるいは少人数の部課や作業グループでは良くある話)。
「家族」「社外の知人」はほとんど回答事例が無い。就業者の昼食は概して「一人で」、あるいは「就業先の誰かと共に」ということになる。
男女で異なる昼食事情
これを男女別に見たのが次のグラフ。
↑ 勤務日に誰と昼食を取ることが多いか(複数回答)(男女別)
職場における昼食事情の男女の差が如実に現れる結果となっている。男性は女性と比べて「一人めし」の比率が高く、女性は「同僚と共に」の比率が高い。順位も男性は「一人で」「同僚と」である一方、女性は「同僚と」「一人で」の順。女性は内勤が多く必然的に同僚と共に食事をする機会が多くなるのが一因だが、それ以外にも女性の会話好きや会食好きも少なからぬ要因と考えられそう。
また「先輩・上司と」「後輩・部下と」とでは、女性は前者が多く、男性は後者が多い。状況としては男性が「後輩を引き連れて半ばおごりで昼食に連れだす」、女性は「上司に誘われて会食する」事例が頭にイメージされる。
本文中でも言及しているが、昼食時の食事スタイルは職場、そして自身の職種によって大きな影響を受ける。今件はあくまでも平均的、一般論としての値でしかない。とはいえ、就業者の昼食が多分に「一人めし」か「同僚と」で、男女にはそれぞれ特性あるパターンが見受けられることは、頭の隅に入れておいても損はあるまい。
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