コンビニ利用者約9割、利用時間帯は早朝と夕方がピーク

2013/07/29 15:45

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ライフメディアのリサーチバンクは2013年7月24日、コンビニエンスストアの利用に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、9割近くの人が月一以上でコンビニを利用していることが分かった。また、利用時間帯としては早朝と夕方がピークで、女性は昼過ぎの時間帯の利用も多いことが確認できる(【発表リリース:コンビニエンスストアの利用に関する調査】)。



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今調査は2013年7月12日から18日にかけて、10代から60代の男女にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1200人。男女比、世代構成比は10歳区切りで均等割り当て。

今やライフラインの一つとして数え上げられるコンビニ。先の震災の際にもそのフットワークの軽さから、多くの人の日常生活を支え、また復興のシンボルとして見られた場面も多い。そのコンビニの利用状況を調査対象母集団に尋ねたところ、毎日利用している人は6.3%、週一以上では59.4%という結果が出た。


↑ コンビニ利用頻度

近所にコンビニが無ければ利用はできないので、回答者の居住環境にも左右されるところはあるが、少なくとも今件では88.2%の人が月一以上で利用している計算になる。ざっくばらんに表現すると「コンビニ利用者は約9割」ということだ。

それではそのコンビニ利用者は、主にどのような時間帯で来店しているのだろうか。


↑ コンビニをよく利用する時間帯(月一以上利用者限定、複数回答)

全体では早朝、出勤・登校時、そして夕方の帰宅時で大きなピークが見られる。コンビニに行くためだけに外出する他に、別の要件での外出時に立ち寄るという利用スタイルも多用されているようだ。

また男女別に見ると、男性は出勤・帰宅時に女性よりも高い値を示しているが、これは単純に男性回答者の方が就労者が多いため。一方女性は正規就労者以外に専業主婦・パートなどによる兼業主婦も多分にいるため、10-11時台や14-16時台での利用が男性より多くなっている。特に後者は夕食の準備のために足を運んでいると考えられる。

注目したいのは20-23時台の利用率。コンビニの月一以上利用者のうち2割近く、男性に限れば2割以上が「この時間帯によく利用する」と答えている。遅番の出勤の人や、残業続きで帰りが遅くなる人が対象なのだろうが、一時期「夜遅くのコンビニの営業は電気の無駄、利用者も少ないし、犯罪の根城となる」という指摘は、少なくとも利用者周りにおいては、当てはまらないことになる。

詳しくは別途解説するが、日中は多忙で利用できないサービス、例えば公共料金の支払いや銀行ATMの利用、荷物の受け渡し・受領でも、夜間のコンビニは重宝されている。すき間時間を有効活用できる、言葉通り「便利な(コンビニエンスな)」店として、コンビニが今や欠かせない存在であることを再認識させられる次第である。



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