食品、雑誌、たばこ…コンビニから無くなったら困るものとは?

2013/07/04 11:30

このエントリーをはてなブックマークに追加
マルハニチロホールディングスが2013年6月27日に発表した、コンビニエンスストアの利用実態に関わる調査結果によれば、週一以上でコンビニを利用する20歳-59歳の男女から成る調査対象母集団では、そのコンビニから無くなったら困るものとして挙げられた最上位の商品・サービスは「おにぎり・手巻寿司」だった。5割強の人が同意を示している。次いで「パン・サンドイッチ」「弁当・寿司」など食品系が続く。男女別ではお菓子や雑誌など嗜好の強い物品に、大きな差異が確認できる(【発表リリース、PDF:コンビニエンスストア利用実態調査2013】)。



スポンサードリンク


コンビニでの必需品は日配食品


今調査の調査要件や調査対象母集団構成に関しては先行する記事【コンビニで最初に足を運ぶのは? 雑誌コーナー、お弁当では無く…】を参考のこと。

日常的に使っているコンビニから、無くなったら困るものを挙げてもらったところ、最上位についたのは「おにぎり・手巻寿司」だった。55.1%の人が「コンビニには欠かせない」と答えている。


↑ コンビニから無くなったら困ると思うもの(複数回答、20%以上のみ)

次いで「パン・サンドイッチ」「弁当・寿司」など、いわゆる「日配食品」(賞味期限の関係で日々商品を入れ替えるタイプの食品)が続いている。コンビニがいかに利用者にとって、日々の(食)生活に組み込まれているかが分かる。

意外なのはこれらの食品の次に「ATM」が入っていること。コンビニへのATMへの導入は前世紀末(1999年。クレカ用の端末に機能を併設したものは1998年から)。それから10年以上が経過し、コンビニでのATMは今や当たり前のものとなっている。利用頻度こそさほどないものの、いざという時に頼りになる設備として、その必要性の高さが認められているようだ(立ち位置的にはスマートフォンにおける通話機能のようなもの、だろうか)。

一方、コンビニ商品としては良くテーマに挙がる、話題となる嗜好性の強い商品では、「スイーツ・デザート」が上位に位置しているのに対し、「雑誌・漫画」「たばこ」はさほど重要性が高くないとの結果が出ている。「2割以上もの人から『必要不可欠』と思われている」との見方も出来るが、上位陣と比べれば見劣りすることに違いはない。

「コンビニから無くなったら困るもの」男女で異なるものと同じもの


これを男女別に区分した結果が次のグラフ。


↑ コンビニから無くなったら困ると思うもの(複数回答、20%以上のみ)(男女別)

上位5位までは男女とも同順位。「ATM」までも含め、コンビニに欠かせない主要な物品・サービスに違いはない。

一方6位以降は大きな差が出る。男性は「缶コーヒー」「漫画・雑誌」「たばこ」、女性は「スイーツ・デザート」「チケット・コンビニ端末」「アイスクリーム」「ホットスナック」が連なっており、男女間の嗜好の違いが明確に出ている。また全体的には多くの項目で女性が高い回答率を示しており、女性の方がコンビニへの依存、期待度が高く、多様な物品を購入している利用スタイルが見えてくる。

昨今ではコンビニ各社とも、たばこの代替品として淹れたてのコーヒーをスタンドで提供するサービスを展開している。今後このサービスがどこまで普及するのか、似たような設問が行われた場合、「無くなったら困る」の上位に食い込むことができるのか、知りたいところではある。



スポンサードリンク



このエントリーをはてなブックマークに追加
▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー|Twitter|FacebookPage|Mail|RSS