子育てでストレス感じる77%、解消法は「寝る」「食う」「おしゃべり」
2013/07/01 08:45
連合が2013年6月21日に公式サイト上で公開した「結婚や子供、子育てに関する調査結果」によると、調査対象母集団のうち子供を有する人においては、子育てでストレスを時々以上感じることがある人は76.8%に達していることが分かった。男性よりも女性、子供が幼いほど、ストレスを覚える人は多い。またそのストレスの発散方法としては、全体では「寝る」が最多回答となり、次いで「好きなものを食べる」「おしゃべり」が続いている。もっとも男女別では大きな違いがあり、女性は「好きなものを食べる」が最上位についている(【連合:世論調査一覧ページ】)。
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子育てでストレス溜まる人は8割近く
今調査は2013年4月26日から5月2日にかけて実施されたもの。手法は携帯電話によるインターネット調査で、調査対象は20歳-49歳の男女。ただし未既婚や就労状態は問われていない。有効回答数は3000人、世代構成比は10歳区切りで均等割り当て。調査機関はネットエイジア。
今調査対象母集団のうち子供がいる人を対象に、その子供の子育てでストレスを感じることがあるか否かを聞いたところ、9.0%の「常にある」をはじめ、76.8%が頻度はともあれストレスを経験していると回答した。
↑ 子育てでストレスを感じることはあるか(子供がいる人対象)
元々子育てに従事する時間は女性の方が長いため、当然ストレスを覚える度合いも女性の方が高い。女性に限れば9割近くが「ストレスあり」、14.0%は「常にストレスを覚える」と答えている。
また全般的には子供の年齢が幼いほど、手間がかかることもあり、ストレスの度合いも強くなる。0歳児はともかく、ある程度身動きが出来るようになり、色々と目が離せない1-5歳位までが、保護者のストレスもたまりやすいようだ。
もっとも子供が中高生に達しても、それなりにストレスが溜まるとの回答が出ている。子供がある程度の分別を有するようになっても、保護者にしてみれば目が離せず苦労の連続であり、ストレスのきっかけになる次第だ。
男女で大きく異なる子育てストレス解消法
それではこれら「子育てでストレスを感じた人」たちは、どのような解消法を用いているのか。男女を合わせた全体比と男女比のグラフを生成したが、男女の差がかなり激しいため、全体比グラフはあくまでも参考程度のものとなる。
↑ 子育てで溜まるストレスの解消法(複数回答、子育てでストレスを感じる人限定)
↑ 子育てで溜まるストレスの解消法(複数回答、子育てでストレスを感じる人限定)(男女別)
男性では「寝る」「飲酒」「TV・DVD視聴」、女性では「好きなものを食べる」「ショッピング」「寝る」がトップ3となっている。それぞれ男性らしい、女性らしい手法といえる。上位陣を組み合わせると、男性は「テレビを観ながら飲酒して、そのまま寝る」、女性は「友達とショッピングをして、そのあと食事をとりつつおしゃべりをする」(ショッピングは女性では4位)というストレス解消パターンが目に浮かぶようである。
また全体的には女性の方が回答率が高く、女性が多種多様なストレス解消法を活用していることになる。見方を変えれば、それだけ女性がストレスを多く抱えていることでもある。子育てに限っても、一つ目のグラフから、その実態が把握できよう。
■関連記事:
【女性のストレス解消、後悔したものの最上位は「ドカ食い」・理由は…?】(2013年6月)
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