「困る相手からの友達リクエスト」Facebookでの経験者は約半数に達する

2013/06/24 14:45

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ライフメディアのリサーチバンクでは2013年6月19日に同公式サイトにおいて、ソーシャルメディアの代表格的存在Facebookに関わる調査結果を発表した。その内容によれば調査対象母集団のうちFacebookに登録している人において、約半数が「友達リクエストが来て困った経験がある」ことが分かった。具体的な相手としては「面識のない人」がもっとも多く、「仲良くない、嫌いな知人」が続いている。また対処法としては「無視」の選択肢を選ぶ人が一番多かった(【発表リリース:Facebook(フェイスブック)に関する調査】)。



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「困る相手」は「知らない人」


調査対象母集団の詳細は先行記事の【Facebook登録率37.5%、しない理由は「実名登録がイヤ」「不要」】で解説済み。そちらで確認のこと。

先日伝えた通り、今調査対象母集団では37.5%の人がFacebookに登録している。


↑ 現在Facebookに登録をしているか(再録)

そこでこの登録者=利用者に「利用していて友達リクエストが来て困った経験がある」か否かについて聞いたところ、約半数の人が「経験あり」と回答した。


↑ Facebookで友達リクエストが来て困った経験はあるか(Facebook登録者限定)

男女では女性の方が5%ポイントほど高い。第三者への身構え方も一因だが、次に示す「どのような人からの友達リクエストで困ったか」の内容で、ある程度理解はできる。

その「困った対象」だが、最上位は「面識のない人」、そして回答率は大きく下がるが「仲良くない・嫌いな知人」が第2位となっている。


↑ どのような人からの友達リクエストで困ったか(友達リクエストで困った経験がある人限定、複数回答)

Facebookは国内外を問わず不特定多数の人とのつながりが発生しうる。検索をすれば任意の条件に合致するアカウントの一覧が表示されるし、自分の友達に関連するアカウントを呈示し、「知り合いですか?」とシステム側が尋ねてくる場合もある。自分の友達の知り合いだが、自分本人はその人をまったく知らない。そのような人から友達リクエストがあることも珍しくない。

インターネット上のつながりとしては当たり前のことかもしれないし、それこそがネット上のコミュニケーションの冥利ではある。しかしタイムラインなどで連動する可能性を考えると、身構えてしまうのも当然といえる。アカウント名が原則実名、そしてプロフィール写真も顔写真が推奨されているFacebookなら、さまざまなリスクが想定され、特に女性は警戒感が強くなる。

また、ネット上でも(自分の「個」を明らかにした上で)身近な知り合いとなりうるという点では、「仲良くない・嫌いな知人」からのアプローチも出来るだけ避けたいところ。可能ならば相手の行動など知りたくもないし、自分の挙動を知られたくもないのに……という想いは強い。特に女性が高い値を示している点は、この「知人レベルでの対人関係のしがらみ、こだわり」が強いのが主要因だろう。「困った経験」が男性より多いのも、この部分が原因と考えれば道理は通る。

「無視」が一番


では「リクエストが来て困った」相手にはどのような対処をしているのか。許諾の度合いで「承認」「承認するが閲覧等に制限」「無視」「ブロック」の選択肢を用意し、複数回答で聞いた結果が次のグラフ。「承認」は制限付きでも2割強でしかない。


↑ 友達リクエストが来て困った相手への対処(友達リクエストで困った経験がある人限定、複数回答)

一番多い対応は「無視」。全体では3/4近く、女性に限れば8割近くに及んでいる。妙に勘ぐられるのもイヤなので、「無かったこと」にするのが一番良いということか。一方、男性はより強い拒否に当たる「ブロック」率が女性より高めとなっている。「困る相手」に対する考え方の違いか、元々リクエストが来る人の性質が異なるのかもしれない。

ともあれ、男女ではそれほど大きな差は無く、全体では対応の多い順としては「無視」「ブロック」「承認」の順番。ただし女性は「ブロック」と「承認」の順番が逆になる。相手次第ではあるが、実際に困る事例に遭遇したら、「無視」を決め込むのが一番無難かもしれない。



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