菓子など食品が上位独占、日用品トップは?…プライベートブランドで良く買われている食品や日用品とは?

2013/06/09 14:00

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お菓子のプライベートブランド商品インターワイヤード運営のネットリサーチのDIMSDRIVEは2013年5月9日に同公式サイトにおいて、プライベート・ブランド(以下PB)に関わる調査結果を発表した。それによると調査対象母集団のうちPBで知っているブランドがある、そしてPBの購入経験者においては、もっともよく買われている商品種類は「菓子」だった。4割近い人が「良く購入する」と答えている。次いで「パン」「飲料」「乳製品」などが続き、飲食品が上位を独占している結果が出ている。日用品のトップは「トイレットペーパーなど」で、15.0%だった(【発表リリース】)。



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今調査の調査対象母集団の詳細、PBとNB(ナチュナルブランド)の言葉の説明は、先行する記事【プライベートブランド常用者は約3/4、知名度ナンバーワンは「トップバリュ」】で解説済みなので、そちらを参考にしてほしい。

今調査対象母集団で「トップバリュ」「セブンプレミアム」など知っているPBがあり、PBを購入した経験がある人(全体の87.0%)に対し、普段からよく購入する食料品・日用品関連のPBの種類を複数回答で聞いたところ、もっとも多くの人が回答した項目は「菓子」だった。37.0%が「PBのお菓子を良く購入する」と答えている。

↑ 食料品・日用品に関する「プライベート・ブランド」商品で、よく購入する物(複数回答。知っているブランドがあり、PB商品購入者限定)
↑ 食料品・日用品に関する「プライベート・ブランド」商品で、よく購入する物(複数回答。知っているブランドがあり、PB商品購入者限定)

プライベートブランドのお菓子種類も豊富で中身も分かりやすく、昨今では味もNBに負けずとも劣らないものが増えて来たPBのお菓子。コンビニやスーパーではNB以上のスペースを確保して陳列されている事例も多く、当然印象深く目に留まり、手が届くことになる。小分けさらたパッケージも多いことから、ちょっとしたおやつにと手軽に手にする人も少なくない。

「お菓子」に続く形で上位に収まる「パン」「飲料」、特に前者は「菓子」同様、大手コンビニやスーパーでは特に注力されている。種類も豊富で、店によってはNBのパンが隅に追いやられ、PBのパンがパンコーナーの大部分を占めている事例もあるほど。それだけプッシュしたいのか、あるいは需要があるのか。「卵とニワトリ」の事例ではないが、恐らくは双方同時に起きているのだろう。

一方、日用品の常用者は案外少ない。冒頭でも触れたが、日用品の最上位は「トイレットペーパーなど」で15.0%止まり。次いで「洗剤」が11.1%、「シャンプー・ボディーソープなど」か6.6%。需要サイクルが食品と比べると低いのが一因だが(トイレットペーパーは毎日使うが、毎日補充購入しなければならない物ではない)、やはりPBは食料品に分があるようだ。

もっとも昨今では、PBも品質の向上安定化が推し進められ(中身がNB製というのも増えて来た)、パッケージもシンプルながら洗練されたものが増えている。購入側もPBという意識は薄れ、PBというカテゴリのNBとして手にしているのかもしれない。



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