ソーシャルメディア上の企業アカウントを見た人が、次に取る行動は?
2013/06/07 11:30


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週一以上で企業アカウントを確認するのは44.4%
今調査の調査対象母集団の概要は先行する記事【パソコン5割にスマホが4割…ソーシャルメディア利用時にもっとも使う端末は?】にて説明済みなので、そちらを参照してほしい。
個々のソーシャルメディア利用の中で、企業や商品、サービスについての情報をどの程度の頻度で見るか、言い換えれば企業の公式アカウントの内容にアクセスしているか(第三者による宣伝を目にする場合は除く)を聞いたところ、67.3%は何らかの頻度で見ていると回答した。週に1回以上でまとめると44.4%となる。

↑ ソーシャルメディア上で、企業・商品・サービスについての情報をどの位の頻度で目にするか(企業公式アカウントへの接触という意味、直近3か月以内)
全体では1週間あたりの平均接触日数は1.5日。4.7日で1日という形になる。一方で10.9%はほぼ毎日目にしており、ニュースの配信を確認するなり、新商品情報を心待ちにしているようすが想像できる。あるいは毎日の巡回ルートに入れているのだろう。
「URLをクリック」は47.7%
それでは企業アカウントに接触した人は、具体的にどのような行動に出るのだろうか。接触対象者に「企業アカウント上で情報を見て、普段はどのような行動を取っているか」を聞いたところ、「アカウント上に表示されているURLをクリックする」が47.7%にも達していた。

↑ ソーシャルメディアの企業公式アカウント上で「企業・商品・サービスについての情報」を見て、普段どのような行動をとっているか(企業公式アカウント接触者限定)
ソーシャルメディア上に限らず、インターネットで呈されたURLをクリックしてその対象ページにアクセスするのには、細心の注意が必要になる。ウイルスなどのリスクが生じるページへの誘導かもしれないからだ。それを防ぐには、クリックを試みる対象が安心安全で、信頼できる場所に配されている必要がある。「このサイトは安心できるので、書かれているURL先でもトラブルが起きることはないだろう」ということだ。
その点企業公式アカウントなら、企業そのもの(に加えてソーシャルメディアサービス側の)お墨付きがあり、リスクは極めて小さい。それを利用者も知っているからこそ、URLを押す人が多くなる。
また企業側もURLをクリックして望まれる行動をうながす場合が多々ある。これもまた、URLのクリック率が高い一因でもある。

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スマホを持ち合わせていない人向けに、自販機
そのものがアクセス端末にもなっている
一方、ソーシャルメディアに限らず、見聞きした情報で気になるものがあれば良く行われるのが、「ネット上での評判を調べる」「検索サイトでさらに詳細を検索」「価格を調べる」。企業アカウントから得た情報をきっかけに、興味関心が沸き、さらなる情報を得るために色々と手を尽くす次第である。
また、いわゆる「口コミ」に当たる「知った情報を友人・知人に話す」「知った情報をソーシャルメディアで発信」はそれぞれ11.2%・5.2%。「することもある」ではなく「普段から取っている行動」なことを考えれば、案外高い値ではないだろうか。
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