利用者の多いmixi、利用頻度の高いLINEやツイッター…主要ソーシャルメディアの利用頻度・利用率
2013/04/29 15:00
ネットエイジアとシタシオンジャパンは2013年4月25日、テレビとソーシャルメディアの関係性に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、頻度は別としてツイッターを利用している人は32.6%、Facebookは31.2%、LINEは33.7%に達していることがわかった。LINEは利用頻度が他ソーシャルメディアと比べて高く、利用者の半数以上が毎日1回以上利用しているとの結果も出ている(【発表リリース】)。
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今調査は2013年2月25日から3月1日にかけて15-49歳の男女で携帯電話(スマートフォン・一般携帯電話(フィーチャーフォン))保有者に対し、携帯電話経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は50.6対49.4。男女比・世代構成比は携帯電話利用率及び人口分布を元にウェイトバックが実施されている。
今調査対象母集団における主なソーシャルメディアの利用頻度(≒利用実態)は次の通り。回答者以外、例えばツイッターの場合なら67.4%(100.0%-32.6%)は非利用者となる。
↑ ソーシャルメディアの利用頻度
日本におけるソーシャルメディアの老舗として知られているmixiは37.7%ともっとも高い値を示している。次いでGREEが34.0%、さらに新興勢力の最有力株として名高いLINEが33.7%。システム上日本での浸透は難しいとされていたFacebookでも31.2%の値が出ている。
ただし通常「一般利用」のボーダーラインとされる「月一以上」に区切り直してみると、LINEが最上位、ツイッター、そしてその次にmixiが続くことになる。LINEもツイッターもいわば「チャット系ソーシャルメディア」であり、お気軽感が受けている印象はある。
このうちゲームをメインとしているサービスをのぞき、男女別に頻度を見たのが次の図。各サービス毎の特性が見えてくる。
↑ ソーシャルメディアの利用頻度(一部、男女別)
ツイッターは男女差がほとんどない。一方Facebookは男性の利用率・利用頻度がきわめて高い。ビジネス中心で使われていることや、実名原則なのが女性参加を阻む要因と考えられる。mixiは利用率は男女差がないものの、利用頻度は女性の方がやや高め。LINEは利用率・頻度共に男性の方が高めとなっているのが興味深い。ちなみにブログはmixi同様女性の方が高利用率・高頻度の結果を示している。
ツイッターやLINEのようなチャット系ソーシャルメディアの利用頻度が高くなるのは、ある意味必然なものの、頻繁にアクセスされる現状は注目に値する。利用者は口頭での言葉のやりとりのような感覚で、これらのサービスを用いているのかもしれない。
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