「圧倒的じゃないか、iPhoneは」…中高生が望む携帯電話、トップはiPhone

2013/04/01 14:45

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iPhoneサーベイリサーチセンターは2013年2月25日、新中学生・高校生の子供を持つ保護者に対する、それぞれの子供の一般携帯電話・スマートフォンの保有状況や買い替え意識に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団の保護者のうち、子供が携帯電話(一般携帯電話、スマートフォン双方)を欲しがっている人においては、子供の欲しがる機種の最上位に挙がったのはiPhoneだった。au版・ソフトバンク版共にそれぞれ3割近い支持率を集めている。両社間ではわずかにauの方が、中学生よりも高校生の方が高い回答率を示している(【リリース一覧掲載ページ】)。



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今調査は2013年2月8日から14日にかけてインターネット経由で新中学生・新高校生の子供を持つ男女に対して行われたもので、有効回答数は2000人。子供の男女比、子供の新規入学する学校種類別(中学校か高校)で均等割り当て。回答者は保護者で、子供自身ではないことに注意(もっとも内容的にはほぼ同じと見て良い)。

今調査対象母集団で子供が携帯電話を欲しがっており、具体的なジャンル(機種区分)を挙げた人は649人(32.5%)。それらの人に、子供が具体的にどのような機種を呈したかを聞いた結果が次のグラフ。

↑ 子供が欲しがっている一般携帯電話・スマートフォンの機種(単数回答)(子供が欲しがっている携帯電話のジャンルを選択した人)(各メーカーのAndroidOSで上位4位以降の機種回答除く)
↑ 子供が欲しがっている一般携帯電話・スマートフォンの機種(単数回答)(子供が欲しがっている携帯電話のジャンルを選択した人)(各メーカーのAndroidOSで上位4位以降の機種回答除く)

わずかにau版の方が高率だが、2社のiPhoneの高さが目に留まる。ドコモのスマートフォンはそれらから一歩引き、10ポイントほど低い16.2%でしかない。また一般携帯電話(フィーチャーフォン)は各社とも2%内外。なお元資料では「スマートフォン」部分は具体的なシリーズ名(XperiaやGALAXYなど)があるが、数字が低めなので今件では一つにまとめておいた。

これを子供の学校種類別に見ると、中高生間のトレンドの違いが透けて見える。

↑ 子供が欲しがっている一般携帯電話・スマートフォンの機種(単数回答)(子供が欲しがっている携帯電話のジャンルを選択した人)(各メーカーのAndroidOSで上位4位以降の機種回答除く)(子供の学校種類別)
↑ 子供が欲しがっている一般携帯電話・スマートフォンの機種(単数回答)(子供が欲しがっている携帯電話のジャンルを選択した人)(各メーカーのAndroidOSで上位4位以降の機種回答除く)(子供の学校種類別)

中学生と比べると高校生の一般携帯人気は減少しており、1%内外、auでも2%でしかない。そして減った分はほとんどauとソフトバンクのiPhoneに移行しているような値を示している。シンプルに表現すると「高校生で携帯電話を欲しい人のうち6割近くはiPhoneを欲しがっている」ということになる。



大学生以上にもなればAndroid OS端末を使いこなせる技術・経験も有するようになり、Android端末の人気も高まっていく。ところが今件を見る限り、中高生の時分ではAndroid端末は多分に「なんとなく難しそう」「あまり聞いたことが無い」範ちゅうに収まっており、「名前を知っていて分かり易そうで皆が持っていて安心そう」というiPhoneのブランド力に傾倒している感はある。

いわばiPhoneは少なくとも中高生においては「スタンダードなスマートフォン」「定番スマホ」としての立ち位置を確かなものとしているのだろう。


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