新中高生を持つ親達、5割強は在学中に子供の携帯やスマホの購入・買換を検討
2013/03/28 08:45
サーベイリサーチセンターは2013年2月25日、新中学生・高校生の子供を持つ保護者における、子供の一般携帯電話・スマートフォンの保有状況や買い替え意識に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、今後3年間(入学時期も含めた中学・高校在学中)に子供の携帯電話を新規購入あるいは買い替えを検討している人は5割強に達していることが分かった。また、新規購入・買い替えを考えている保護者のうち、スマートフォンを持たせたい人にその選択理由を聞いたところ、もっとも多い回答は「子供がスマートフォンを欲しがっているから」だった。4割強の人が同意を示している(【リリース一覧掲載ページ】)。
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今調査は2013年2月8日から14日にかけてインターネット経由で新中学生・新高校生の子供が居る男女に対して行われたもので、有効回答数は2000人。子供の男女比、子供の新規入学する学校別で均等割り当て。回答者は子供自身では無いことに注意。
今や子供たちの間にも半ば必需アイテムと化しつつある携帯電話(一般携帯電話やスマートフォン)。高校生の高学年にもなればアルバイトで自前にて購入する事例もあるが、多くは親が買い与えることになる。そこで保護者に「このたび中高校に入学する子供に、携帯電話を新規購入、あるいは買い替えをするつもりがあるか否か」を聞いた結果が次のグラフ。約3割が入学時に、2割強が今後3年間の在学時に購入・買い替えをするつもりだと答えている。
↑ 子供に対する一般携帯電話やスマートフォンの新規購入・買い替え検討時期(子供の学校種類別)
現時点で子供が携帯電話を持っているか否かは聞いていないので、子供の携帯電話保有率などの計算はできない。一方で「子供に携帯電話を買い与えるのは、上の学校に進級したタイミングで」と考えている保護者が多数に及んでいることが分かる。また2年生や3年生のような中途半端な時期では無く、1年生の時点で買い与える保護者も多い。
調査対象母集団では今後3年間で子供の携帯電話について買い替え・新規購入を考えている人は51.8%・1036人。そのうち511人(買い替え・新規購入希望者内では49.3%)は、機種としてスマートフォンを選択している。ではなぜ一般携帯電話ではなく、スマートフォンを選んだのか。最大の理由は「子供がスマートフォンを欲しがっているから」だった。4割強の人が回答している。保護者が聞き入れて購入してもらえるか否かは別として、子供側でもスマートフォンへの要望・需要が強いことが分かる。
↑ 子供に持たせたい機種でスマートフォンを選択した理由(複数回答)
次いで多いのは「自分と一緒(の系統)機種だから」。これが26.8%。同じ機種ならば連動も容易で、子供に使い方を教えるのも(まったくの新機種よりは)簡単。何か問題があった際には、親子で共に考えることも出来る。コミュニケーションツールとしての役割も、同機種の方が面倒は無い。
第3位には「今後一般携帯電話は時代遅れになるから」。これが23.5%。今後数年間は使い続けることを考えると、現時点ですでに傍流にある一般携帯電話を買い与えても…という想いは理解できる。また次点回答の(スマートフォンならば)「インターネットが使い易い」「機能が豊富」「アプリ・サービスが充実」も、見方を変えれば「一般携帯電話の時代遅れ感」と大きな違いは無い。
中には「お洒落、カッコイイ」「話題についていくため」など、多分にファッション感覚でスマートフォンを選んでいる人もいる。しかしそれらは少数派で、多分な意見としては保護者、そして子供自身も「スマートフォンの方がはるかに便利」「携帯電話の世界はスマートフォンが主流になりつつある」という認識で一致しているようだ。
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