検索したレシピを閲覧する端末、パソコンと携帯・スマホが断トツ
2013/03/19 14:45


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今調査は2013年1月18日から23日にかけて携帯電話を用いたインターネット経由で、週に1日以上自宅で夕食を作る20-59歳の女性に対して行われたもので、有効回答数は1000人。世代構成比は20代・30代・40代・50代で均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。
先に【料理にレシピを使う女性約8割、しかしネットで検索するのは……】で記した通り、今調査対象母集団では8割強の人がレシピを使って料理をしていると答えている。そして約3/4はインターネット上で料理レシピを検索する。

↑ 料理レシピを利用する頻度(再録)

↑ インターネットで料理レシピを検索する頻度(再録)
上記結果のうち、「レシピを利用」はインターネット以外に書籍やパンフレット、商品パッケージの記述なども含むことに注意。
さて料理のレシピを閲覧する際に、どのような情報端末を用いているだろうか。レシピ利用者に対して聞いたところ、最上位項目は「パソコン」で67.1%、ほぼ同率で「携帯電話・スマートフォン」が64.3%という結果となった。

↑ 料理レシピを閲覧する際に利用する情報端末(複数回答、レシピ利用者限定)
タブレット端末も普及率を漸増させてはいるが、いまだ少数派でしかなく、必然的にレシピの閲覧での利用率も低くなる。むしろインターネット機能付きのテレビを用いているとの回答が6.8%も居る方が驚き。なお「情報端末でレシピは見ない」とは、料理の際にレシピを用いる人のうち、レシピ本やパンフレット「のみ」を使っている人を示している(あるいはあらかじめ検索したレシピをプリントアウトしているかもしれない)。
これを世代別に区分すると、世代別のレシピと情報端末の関係が見えてくる。

↑ 料理レシピを閲覧する際に利用する情報端末(複数回答、レシピ利用者限定)(世代別)
パソコンは全世代でほぼ等しい利用率を示しているのに対し、携帯電話・スマートフォン(モバイル端末)は世代間の差異が大きく出ている。若年層ほど高く、歳を経るほど低くなり、20代と50代とでは約2倍もの差が生じている。これはもちろんモバイル端末そのものの利用性向に沿うもの。また冒頭でも触れているが、20代と30代ではモバイル端末の利用率が、パソコン以上となっている。
機動力に長けたモバイル端末の方が、レシピを使う際には便利なのも一因。しかしむしろ、常日頃から使いこなれている携帯・スマホで、料理レシピ「も」チェックしているだけの話、とした解釈の方が納得はしやすい。そしてこれは若年層において、モバイル端末が日常に深く浸透している一端ともいえよう。
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