料理のレシピを選ぶ基準は「簡単」そして「手元の食材」「スピーディー」

2013/03/12 14:45

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冷蔵庫マルハニチロホールディングスは2013年2月27日、料理レシピに関する調査結果を発表した。それによると自宅で週一以上の頻度で夕食を作る女性から成る調査母体のうち、料理レシピを使う人において、そのレシピを選ぶ基準としてもっとも多くの人が挙げた条件は「簡単に調理できそう」だった。8割近い人が同意を示している。次いで「特別な食材や調味料の必要が無い」「冷蔵庫にある食材にマッチする」などが続いている(【発表リリース一覧ページから「料理レシピに関する調査」】)。



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今調査は2013年1月18日から23日にかけて携帯電話を用いたインターネット経由で、週に1日以上自宅で夕食を作る20-59歳の女性に対して行われたもので、有効回答数は1000人。世代構成比は20代・30代・40代・50代で均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。

先に【料理にレシピを使う女性約8割、しかしネットで検索するのは……】で記した通り、今調査対象母集団では8割強の人がレシピを使って料理をしていると答えている。

↑ 料理レシピを利用する頻度(再録)
↑ 料理レシピを利用する頻度(再録)

それではそのレシピを選ぶ際、どのような要件を基準にしているのだろうか。複数回答で聞いたところ、最上位についた項目は「簡単に調理できそうである」だった。78.9%の人が「レシピ選択の際には調理難易度が低いものを選んでいる」と答えている。

↑ 料理レシピを選ぶ際の基準(複数回答、レシピ利用者限定)
↑ 料理レシピを選ぶ際の基準(複数回答、レシピ利用者限定)

次いで同意者が多い条件は「特別な食材や調味料の必要が無い」で54.9%。ただしこれは多分に第3位の「冷蔵庫にある食材にマッチする」と重なっている。要は手元にある、あるいは容易に調達可能な食材で作れる料理のレシピという次第。入手困難な野菜や調味料がベースとなっているものではなく、すでに調達済み、または近所のスーパーや八百屋で気軽に手に入る材料で作れる料理が求められている。

「早くできる」という回答も同意者が多い。手順そのものが簡単で素材が集めやすくても、時間がかかるのでは日頃の料理としては適していない。【朝食12分・夕食46分…平日の平均調理時間】などにもある通り、朝食はもちろん、夕食でも調理時間は限られたものでしかないからだ。

一方、料理の選択で上位に来ていそうな雰囲気のある「安くできる」は、順位上は第6位。ほぼ1/3の回答率を示しているものの、優先順位は低め。安くできることよりも、簡単で手早く、身の回りの食材で作れる料理が優先されていることになる。節約項目のリサーチでは、「食費の切り詰め」が上位項目に挙げられる場合が多いだけに、「安さ」の優先度が低いのには、少々意外さを覚えるものがある。少々の金銭上の節制よりも、時間や手間の方が重要視されているのかもしれない。まさに「時は金なり」というところだろうか。



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