2024/08/22
食料品は店頭価格上昇で堅調、衣料品は伸びず…2024年7月度チェーンストア売上高、前年同月比マイナス1.0%
チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の業界団体である【日本チェーンストア協会】は2024年8月22日付で同協会公式サイトにおいて、チェーンストアの2024年7月度分販売統計速報(月報)を発表した。その内容によると2024年7月は食料品においては節約志向による買い控え傾向は継続しているが、店頭価格の上昇が後押しして堅調、衣料品は季節商品を中心に軟調、住関品は動きがよかった。結果として、売上総額の前年同月比はマイナス1.0%(店舗調整後)を示す形となった(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。続きを読む "食料品は店頭価格上昇で堅調、衣料品は伸びず…2024年7月度チェーンストア売上高、前年同月比マイナス1.0%"
100世帯で54.49台…軽自動車の保有台数と世帯あたり普及台数(最新)
社団法人全国軽自動車協会連合会は2024年8月5日に、2023年12月末時点の軽自動車の世帯あたり普及台数に関する報告書を発表した。それによると同時点で日本国内の軽自動車(軽四輪車)の普及台数は100世帯あたり54.49台となり、2022年12月末の54.28台からわずか0.21台分増えたことが明らかになった。また保有されている軽自動車数は3200万4406台となり、25万4795台増加している(【発表リリース:軽自動車の世帯当たり普及台数について(令和5年12月末)】)。続きを読む "100世帯で54.49台…軽自動車の保有台数と世帯あたり普及台数(最新)"
生産量は年間18.2億食、一番食べられているのは12月…即席ラーメン記念日にちなんで即席麺のあれこれをデータでチェック(最新)
1958年8月25日に日清食品から世界初となる即席ラーメン(インスタントラーメン)の「チキンラーメン」が発売されたことで、8月25日は即席ラーメン記念日に制定されている。そこで今回はこの記念日にちなみ、総務省統計局の調査「家計調査」のデータの中から直接的に該当する即席麺の数字的な動向を多方面から確認し、即席ラーメンのあれこれを学んでいくことにする。続きを読む "生産量は年間18.2億食、一番食べられているのは12月…即席ラーメン記念日にちなんで即席麺のあれこれをデータでチェック(最新)"
非常食として欠かせないミネラルウォーターやカップ麺の購入はどの地域が盛んなのだろうか(最新)
1923年9月1日に発生した関東大震災を受け、9月は防災月間と定められている。災害に備えて用意されることが多い非常食の中でも、すぐにイメージが思い浮かぶのがミネラルウォーターやカップ麺だが、これらの購入はどの地域で盛んなのだろうか。総務省統計局の家計調査の結果を基に確認する。続きを読む "非常食として欠かせないミネラルウォーターやカップ麺の購入はどの地域が盛んなのだろうか(最新)"
2024/08/21
全体では前年同月比プラス30円の1185円、フード系は1150円…アルバイトの時給動向(最新)
雇用市場における需給関係の変化は建設業やパート・アルバイト界隈で特に活発化しており、単なる人手不足の動向にとどまらず、その状況を起因としたさまざまな方面への影響が話題に上り、ニュースとして配信される。その一面は【建設業界の人手不足状況】でお伝えしている通りだが、今回は非正規雇用の中でもメインとなるパート・アルバイトの時給の推移を通し、市場動向をかいま見ることにする。続きを読む "全体では前年同月比プラス30円の1185円、フード系は1150円…アルバイトの時給動向(最新)"
総務省は2024年7月5日、2024年版の【情報通信白書】を公開した(【発表リリース:令和6年「情報通信に関する現状報告」(令和6年版情報通信白書)の公表】)。構成要素の一部は「通信利用動向調査」の結果を基にしているが、他にも色々な資料を使ったり独自の調査を実施しその結果を用いており、有意義な内容となっている。今回はその掲載データの中から、携帯電話に押される形で数を減らしつつある公衆電話の台数の変移について、最新の値をも合わせてグラフ化し、現状の確認を行うこととする。続きを読む "公衆電話総数は約11.0万台…公衆電話の設置数推移(最新)"
2024/08/20
高気温でソフトドリンクが好調、行楽需要でおにぎりや菓子が伸びる…2024年7月度のコンビニ売上高は既存店が0.4%のプラス、8か月連続
日本フランチャイズチェーン協会は2024年8月20日に、コンビニエンスストアの2024年7月度分統計調査月報を、同協会公式サイト上で公開した。その内容によると協会加盟コンビニの同月度の売上高は既存店前年同月比でプラス0.4%となり、8か月連続のプラスを示すこととなった。高気温でソフトドリンクが好調だったのに加え、行楽需要でおにぎりや菓子が動いた。客単価はごくわずかだが減少した(【日本フランチャイズチェーン協会公式ページ】)。続きを読む "高気温でソフトドリンクが好調、行楽需要でおにぎりや菓子が伸びる…2024年7月度のコンビニ売上高は既存店が0.4%のプラス、8か月連続"
非常食として欠かせないミネラルウォーターやカップ麺の購入は増えているのだろうか(最新)
1923年9月1日に発生した関東大震災を受け、9月は防災月間と定められている。災害に備えて用意されることが多い非常食の中でも、すぐに頭に思い浮かぶのがミネラルウォーターやカップ麺だが、これらの購入は増加しているのだろうか、それとも減っているのだろうか。総務省統計局の家計調査の結果を基に確認する。続きを読む "非常食として欠かせないミネラルウォーターやカップ麺の購入は増えているのだろうか(最新)"
2024年度Q1の純増数トップはau(KDDIなど)に、次いでNTTドコモ、ソフトバンクの順(2024年6月末携帯電話契約数)(最新)
かつて電気通信事業者協会(TCA)が毎月月初に公開してきた、日本国内における携帯電話やPHSの契約数動向だが、【TCAの携帯電話事業者別契約数の動向、四半期ペースに変更へ】での解説にもある通り2014年4月分以降は四半期単位での更新、しかも各企業が四半期決算短信の発表の際に公知する値の取りまとめによるスタイルとなった。また確認した限りでは短信資料では一部公開内容が省略されている、あるいは精度が荒くなった値もある。そこで2014年6月末時点分からは四半期単位の更新ペースとし、TCAにおける総括値が出た時点で状況解説を行うことにしている。今回はその四半期単位での状況報告・精査の41回目にあたるが、2024年6月末時点の携帯電話の契約数は主要3社合計で2億1021万600件となり、前四半期比で1.0%のマイナスを示した。純増数ではau(KDDIなど)が67万2700件の増加で、主要3グループ中トップの座を確保することとなった。NTTドコモは17万9500件の増加で第2位、ソフトバンクは306万8000件の減少で第3位のポジションについている(【発表リリース:事業者別契約数一覧(TCA)】)。続きを読む "2024年度Q1の純増数トップはau(KDDIなど)に、次いでNTTドコモ、ソフトバンクの順(2024年6月末携帯電話契約数)(最新)"
2024/08/19
TCA発表値ベースだと168.8%…複数データを基にした携帯電話の普及率推移(最新)
今や生活必需品とすら定義されても何ら違和感を覚えない携帯電話(従来型携帯電話とスマートフォン双方を合わせて。以下同)。その急速な性能の向上と普及率の上昇ぶりは、多様な周辺環境、状況の変化を連鎖反応的に引き起こしている。ソーシャルメディアの普及、音楽や映像などマルチメディア系エンターテインメントの消費性向の変化、いわゆる「歩きスマホ」問題など、数え上げればきりがない。今回は社会にも大きな影響を与えるこの携帯電話の普及状況について、先日総務省が発表した【電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(令和5年度第4四半期(3月末)) 】や、以前内閣府発表の【消費動向調査】における最新公開値を反映させた【携帯電話の普及率現状(最新)】などを合わせ、携帯電話の普及率推移を複数の視点・調査結果から集約していくことにする。続きを読む "TCA発表値ベースだと168.8%…複数データを基にした携帯電話の普及率推移(最新)"
直近2024年7月は81.80ドル、高値安定…原油先物(WTI)価格の推移(最新)
昨今ガソリン価格、そしてその大本となる原油価格の動向に大きな注目が集まっている。為替にも影響されるため日本国内のガソリン・灯油価格の変動は海外と比べればゆるやかなものだが、それでも小さからぬ値の動きが生じている。そして国際情勢は原油価格の変動を受け、大きな変化が生じ、また逆に国際情勢も原油価格の変動を起因として変化が起きている。そこで今回は原油先物(WTI、アメリカ南部などで産出される原油ウェスト・テキサス・インターミディエイト(West Texas Intermediate)の先物価格。原油価格の指標的な立ち位置にある)の動向を確認し、石油(原油)価格の変遷を眺めることにした。続きを読む "直近2024年7月は81.80ドル、高値安定…原油先物(WTI)価格の推移(最新)"
2024/08/18
携帯・PHSなど合わせて245.6%の普及率…総務省、2024年3月末時点の電話通信サービスの状況を発表(最新)
総務省は2024年6月28日、電気通信サービスの契約数やシェア動向に関する現状をまとめた報告書【電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(令和5年度第4四半期(3月末)) 】を発表した。2024年3月末時点における日本の携帯電話(従来型携帯電話、スマートフォンの双方を含む。以下同)の普及率や各事業者のシェア動向などを一堂に集めたもので、携帯電話の普及実態を網羅した内容となっている。今回はその公開値を基に、過去のデータも用い、日本の携帯電話の普及状況の推移と現状を確認していくことにする。続きを読む "携帯・PHSなど合わせて245.6%の普及率…総務省、2024年3月末時点の電話通信サービスの状況を発表(最新)"
2024/08/17
電子メールに添付ファイル70.9%、エクセルでの簡単な計算50.7%…ICTスキルの実情(最新)
パソコンやスマートフォン、そしてインターネットが広く普及し日常生活において欠かせない存在となる一方で、それらを活用する技術「ICT」(Information and Communication Technology、情報通信技術。さまざまな通信や情報に関する技術)に関して、どれほどの人が習得しているのかという問題がある。自動車に例えれば、自動車の運転はできても日々のメンテナンスやセルフサービスのガソリンスタンドで給油はできるか、といった問題。今回は総務省が2024年6月7日に詳細値を発表した「通信利用動向調査」の公開値を基に、ICT技術の取得実情について確認していくことにする(【発表ページ:通信利用動向調査】)。続きを読む "電子メールに添付ファイル70.9%、エクセルでの簡単な計算50.7%…ICTスキルの実情(最新)"
2024/08/16
乱高下…株式市場雑感(24/08/13-24/08/16週)(週終値:3万8062円67銭)
■24/08/13:日経平均終値3万6232円51銭/92.2本日の東京株式市場は大幅高の展開。前営業日の米国市場はまちまちだったが、為替が円安に動いたことを背景に寄り付きから買われた。特にIT関連銘柄に買いが集まったことで大きな上昇を見せ、テクニカル的な節目を超えたことで一段高となった。出来高は東証プライム市場のみで20億9376万株。前営業日比で日経平均株価は+3.45%、TOPIXは+2.83%、東証グロース市場250指数(旧マザーズ指数)は+3.59%。
自己保有銘柄関連。銘柄種類数的には高値銘柄多し。前営業日比は+1.56%となる。
続きを読む "乱高下…株式市場雑感(24/08/13-24/08/16週)(週終値:3万8062円67銭)"
格安スマホ使用率16.9%…主に使っているモバイル端末のサービス事業者の実情(最新)
今では誰もが使っていると表現しても過言ではない、従来型携帯電話やスマートフォンに代表されるモバイル端末。それらはどのような契約形態で用いられているのか。総務省が2024年6月7日に詳細値を発表した「通信利用動向調査」の公開値を基に、確認していくことにする(【発表ページ:通信利用動向調査】)。続きを読む "格安スマホ使用率16.9%…主に使っているモバイル端末のサービス事業者の実情(最新)"
全体37.3%、20代では7.6%…ラジオの普及状況(最新)
テレビ・ラジオ・新聞・雑誌からなる4大従来型メディアの中で、先の東日本大震災の際に大いにその存在意義を見直されたラジオ。かつては多くの人が心の友にしたであろう存在だが、最近では聴く人も少なくなっているとの話もある。そのラジオに関して世帯ベースでの普及状況を、総務省が2024年6月7日に詳細値を発表した「通信利用動向調査」の公開値を基に、確認していくことにする(【発表ページ:通信利用動向調査】)。続きを読む "全体37.3%、20代では7.6%…ラジオの普及状況(最新)"
2024/08/15
大手契約のスマホで平均5366円…携帯電話の月額支払い料金の実情(最新)
携帯電話(従来型携帯電話とスマートフォンの双方)は今や日常生活において欠かせない存在に違いなく、多くの人がそれこそ呼吸するかのような感覚で利用している。一方で利用する人が増えるとともに、その利用に対する費用の負担が問題視されている。それでは実際に、携帯電話の利用による費用はどれほどのものなのだろうか。総務省が2024年6月7日に詳細値を発表した「通信利用動向調査」の公開値を基に、その実情を確認する(【発表ページ:通信利用動向調査】)。続きを読む "大手契約のスマホで平均5366円…携帯電話の月額支払い料金の実情(最新)"
全国では27.0%、最多普及は京都府の36.9%…FAXの普及状況(最新)
インターネットの普及に伴い、その必要性が大きく減じられた家電の一つにFAX(ファックス)がある。ファクシミリ(facsimile)の短縮語で、電話回線を介して画像情報を送り伝える機器・仕組みを指し、かつては図版を素早く送る手段としては欠かせない存在だった。今では業務用はともかく、家庭用としてはインターネットとデジタルスキャナやデジカメの併用で、ほぼ代替ができる。そのFAXに関して世帯ベースでの普及状況を、総務省が2024年6月7日に詳細値を発表した「通信利用動向調査」の公開値を基に、確認していくことにする(【発表ページ:通信利用動向調査】)。続きを読む "全国では27.0%、最多普及は京都府の36.9%…FAXの普及状況(最新)"
2024/08/14
全体では65.3%、20代世帯でも65.7%…パソコンの世帯単位での普及状況(最新)
インターネットへのアクセス端末としてパソコンよりハードルが低いスマートフォンの普及が進むに連れて、パソコンを必要としない人が増えているとの話がある。若年層でパソコンの操作に難儀する人の話はよく聞かれるようになり、「若者のパソコン離れ」なる言葉も生じるほど。それでは実態として、世帯単位でのパソコンの保有率はどの程度なのだろうか。総務省が2024年6月7日に詳細値を発表した「通信利用動向調査」の公開値を基に、確認していくことにする(【発表ページ:通信利用動向調査】)。続きを読む "全体では65.3%、20代世帯でも65.7%…パソコンの世帯単位での普及状況(最新)"
東京都がトップで31.2%の人がプレイ…都道府県別のオンラインゲーム利用状況を探る(最新)
先行記事となる【オンラインゲームの利用状況を探る】において、総務省が2024年6月7日に詳細値を発表した「通信利用動向調査」の公開値を基に、オンラインゲームのプレイ状況を確認した。今回は都道府県別にその動向をチェックしていくことにする。オンラインゲームがもっとも遊ばれているのはどの地域だろうか(【発表ページ:通信利用動向調査】)。続きを読む "東京都がトップで31.2%の人がプレイ…都道府県別のオンラインゲーム利用状況を探る(最新)"