「PCメインでスマホはサブ」スマホとPC両方持つ人が、今後ネットショッピングに使うのは?

2013/02/12 11:30

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スマートフォンとパソコンライフメディアのリサーチバンクは2013年1月30日、インターネットショッピング(ネットショッピング)に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団で過去1年間に1度でもネットショッピングをしたことがある人(9割近く)のうち、パソコンとスマートフォン双方を所有・ショッピングに使用している人においては、今後ショッピングの際にパソコンをメインに使う人が5割強に達していることが分かった。双方同じ程度とする人は3割近く、スマホメインの人は2割近くに留まっている(【発表リリース】)。



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今調査は2013年1月18日から23日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1369人。世代構成は10-60代・10歳区切りでほぼ均等割り当て。男女比は669対700人。

先に別記事で記したが、今調査対象母集団におけるインターネットショッピングをする人において、ショッピングの際に使っている端末はほとんどがパソコン。スマートフォンは1割強でしかなかった。

↑ インターネットショッピングをどの端末で行うか(過去一年間にした人限定)(複数回答)(再録)
↑ インターネットショッピングをどの端末で行うか(過去一年間にした人限定)(複数回答)(再録)

それではパソコンとスマートフォン双方を、ネットショッピングの際に使っている人は、今後もやはりパソコンメインなのだろうか。それともスマートフォンの操作に慣れる、通販サイト側の対応が充実してくるに連れてスマートフォン利用をメインとするのだろうか。「今後」について聞いた結果が次のグラフ。

↑ 今後パソコンとスマートフォンのどちらでインターネットショッピングをすると思うか(パソコン・スマートフォン双方でインターネットショッピングをしている人限定)
↑ 今後パソコンとスマートフォンのどちらでインターネットショッピングをすると思うか(パソコン・スマートフォン双方でインターネットショッピングをしている人限定)

双方環境を有していても、ネットショッピングの際にはパソコンしか使わない人は4.7%いる。一方、スマートフォンのみとの回答者は皆無。現時点で両端末を使っている人が、将来パソコンでのネットショッピングは止めて、スマートフォンのみにすることへの意義を感じる人はいないようだ(「ネットショッピング」のみに限定した場合であることに注意)。

パソコンをメインに使う人は(「のみ」も合わせて)53.1%。そして同じ位使う人は27.3%。スマートフォンメインの人は19.5%しかいない。双方を使いこなせる人は、多分にパソコン側に軍配を上げていることになる。

男女別では女性の方が、ややスマートフォンに傾注しているように見える。とはいえ男性との差異は数%ポイントでしかなく、パソコンメインに変わりはない。これも以前別記事で解説したが、スマートフォンを持っているにも関わらずその端末でネットショッピングをしない数々の理由「画面が見にくい」「パソコンで十分」「操作がしにくい」と同じ理由で、スマートフォンによるショッピングから腰が引けているものと考えられる。

↑ スマートフォンでネットショッピングをしない理由(スマートフォンを所有しているが、インターネットショッピングをスマートフォンでしない人限定)(複数回答)(再録)
↑ スマートフォンでネットショッピングをしない理由(スマートフォンを所有しているが、インターネットショッピングをスマートフォンでしない人限定)(複数回答)(再録)

スマートフォンの利点(機動力の高さ、立ち上げの容易さ)がパソコンでの利用を上回れば、スマートフォンによるネットショッピングも利用頻度が高まることが考えられる(例えば野外イベントでの限定購入、GPSと連動してのショッピング機会の提供)。しかし少なくとも現状では、パソコンとスマートフォン双方を持つ人ならば、メインのショッピング端末としてパソコンを使う状況が続きそうだ。


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