やはりPCが圧倒的…インターネットショッピングはどの端末で行うか

2013/02/04 20:30

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ネットショッピングライフメディアのリサーチバンクは2013年1月30日、インターネットショッピング(ネットショッピング)に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団で過去1年間に1度でもネットショッピングをしたことがある人(9割近く)においては、その買物の際に使った端末としては「パソコン」を挙げる人がもっとも多く、ほぼ100%に達していた。スマートフォンは1割強、タブレット端末にいたっては3%程度でしかない。モバイル端末の普及著しくネットショッピングでの利用も増えている昨今だが、現状ではまだまだパソコンがメインのようだ(【発表リリース】)。



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今調査は2013年1月18日から23日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1369人。世代構成は10-60代・10歳区切りでほぼ均等割り当て。男女比は669対700人。

以前【ネットショッピングをする理由、トップは「外出をしなくても買い物できる」】でも記したように、今調査対象母集団では87.0%の人が過去1年間にネットショッピングをした経験があると答えている。そして利用理由としては「外出しなくても買い物できる」「価格が安い」などが上位に挙げられている。

↑ 過去一年間にインターネットショッピングを利用したか(再録)
↑ 過去一年間にインターネットショッピングを利用したか(再録)

↑ インターネットショッピングをする理由(過去一年間にした人限定)(複数回答)(再録)
↑ インターネットショッピングをする理由(過去一年間にした人限定)(複数回答)(再録)

それではこのネットショッピングの際、どのような端末が用いられたのだろうか。今調査は原則パソコン(デスクトップ・ノート)を使ったインターネット経由によるもので、多分にパソコンへ有意に働き得ること、そして昨今ではスマートフォンの普及率は3-5割、タブレット端末も1割程度に及ぶことを前提に、次の調査結果のグラフをみてほしい。

↑ インターネットショッピングをどの端末で行うか(過去一年間にした人限定)(複数回答)
↑ インターネットショッピングをどの端末で行うか(過去一年間にした人限定)(複数回答)

96.9%、ほぼ全員に等しい割合で、ネットショッピングではパソコンを使うと答えられている。パソコンならモバイル端末よりも広い画面、柔軟性が高いなど高性能な仕様で買い物やその事前精査が出来る。使うことができるのなら、パソコンを優先的に使いたくなるのも当然といえる(前述したスマートフォン・タブレット機の普及率と比べ、個々の端末での利用率が低いのは、「モバイル端末を所有していてもそれを使わず、パソコンのみでネットショッピングをする人が多数居る」ことを意味している)。

ネットショッピングの分岐スマートフォンを使ったネットショッピングは13.1%、タブレット機に至っては2.9%でしかない。詳しくは後日機会を改めて分析するが、モバイル端末では(パソコンと比べて)「画面が見にくい」「操作がしにくい」「商品検索がしにくい」などの比較論的な理由でネットショッピングをしない、そしてそもそも論として「パソコンで十分だから(わざわざモバイル端末でやる必要はない)」との回答が多数派を占めている。指摘されればいずれも納得のいく結果ではある。

見方を変えれば、パソコンを持っていない人、あるいは画面や操作の難儀性には目をつむっても「機動力」を高く評価する人・事例では、スマートフォンなどでのネットショッピングをすることになる。例えばテレビを観ながら番組関連サイトを閲覧し、そこから番組に出ていた商品を流れで買ってしまうような、「ながら視聴」での衝動買いでは、モバイル端末は活躍しそうな気がする。



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