ネットショッピングをする理由、トップは「外出をしなくても買い物できる」
2013/02/01 08:30
ライフメディアのリサーチバンクは2013年1月30日、インターネットショッピング(ネットショッピング)に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、過去1年間に1度でもネットショッピングをしたことがある人は9割近くに達してることが分かった。した理由としては「外出しなくても買い物できる」を挙げる人がもっとも多く約2/3、次いで「価格が安い」「商品比較がしやすい」などが続いている(【発表リリース】)。
スポンサードリンク
今調査は2013年1月18日から23日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1369人。世代構成は10-60代・10歳区切りでほぼ均等割り当て。男女比は669対700人。
インターネットの普及と決済システムの多様化を経て、ネットショッピングは随分とハードルの低い購入スタイルとなった。個々の店舗が提供するサービスだけでなく、アマゾンや楽天、ヤフーショッピングのようなポータルサイト提供によるネットショッピングサービスも増えている。また昨今ではスマートフォンやタブレット機など、モバイル端末の高性能化に伴い、モバイル上からの機会も増えている。
今調査対象母集団で過去1年間にネットショッピングをした経験がある人は87.0%。男女比ではやや女性の方が高い値を示している。
↑ 過去一年間にインターネットショッピングを利用したか
それではこの経験者達は、どのような理由で利用したのだろうか。複数回答で聞いたところ、最上位の理由として挙がったのは「外出しなくても買い物できる」だった。65.4%の人が同意を示している。
↑ インターネットショッピングをする理由(過去一年間にした人限定)(複数回答)
これは回答者が
第2位は「価格が安い」。これは特定の仕入れルートを使っていたり、まとめた数の仕入れをしたことで安く販売できるなど、一般の小売店で購入するよりも安価な事例を指す。マージンを抑えているネット上の店舗を見つけることもできるだろう。
次いで多い同意率を示しているのは「商品比較がしやすい」。実店舗での買い物では、同一店舗内の類似商品を比較することはできても、他店舗のとは難しい。価格を覚えておいて店舗を行ったり来たりでは、いくら時間と体力があっても足りない。ネットショッピングなら気軽に比較ができ、それをサポートする機能がついている店もあるほど。
これを男女別に区分して見ると、興味深い傾向が確認できる。
↑ インターネットショッピングをする理由(過去一年間にした人限定)(複数回答)(男女別)
男女で大きな差異(女性が高値)を見せている項目は3つ、「時間を気にせず買い物できる」「マイペースに買い物できる」「ポイントが貯まる」。普段から家事で何かと多忙な女性陣、特に主婦においては、わざわざ買い物の準備をして外出し、店舗周りをして購入、戻ってくるまでの時間ですら惜しい場合も少なくない。また、スケジュールの都合上店舗に長居が出来ないこともある。
ネットショッピングならそれらの心配も不要。さらに実店舗では導入されていないシステムにより、ポイントを貯めて一層お買い得感を堪能することもできる。使う理由で女性が男性を上回る理由項目を見ると、女性の買い物事情ですら透けて見えてきそうではある。
一方男性では「価格が安い」「品ぞろえが豊富」のような、商品そのものへの注視の項目で、女性より高い値を示している。女性が主に買い物環境の点でメリットを覚えているのに対し、男性は商品そのものにネットショッピングの良さを見出している。この違いもまた、注目に値する動きといえよう。
■関連記事:
【ネットライフをたしなむシニア層、最活用サービスは「オンラインショッピング」】
スポンサードリンク