2022/12/11
出版物に出会う機会は書店や通販経由による購入ルートに限らない。図書館や学校でもさまざまな出版物に巡り合うことができる。今回は日販による「出版物販売額の実態」最新版(2021年版)をベースに、それら図書館による調達市場や教科書の市場の実情を確認していくことにする。続きを読む "図書館市場は縮小中…図書館や教科書の市場動向"
2022/12/10
先日発刊された日販による「出版物販売額の実態」最新版(2022年版)を基に、出版業界に関する動向をさまざまな視点から確認し、その状況の精査を行っている。今回は出版物を創生し市場に送り出す大元となる、出版社とその売上にスポットライトを当てて、現状の確認をする。「出版不況」と呼ばれて久しいが、直近ではどのような状況で、昔と比べていかなる変化を示しているのだろうか。続きを読む "出版社数は2907社で漸減中…出版社と売上高の関係(最新)"
以前はコンビニ(コンビニエンスストア)では欠かせない存在だった雑誌を始めとする出版物も、昨今では肩身の狭い立場に置かれるようになった。【少年・青年雑誌の無いコンビニ雑誌コーナー】や【セブンが雑誌の取り扱いをごりごり減らすという話】にあるように、雑誌の一部が立ち読み客のマナー問題で撤去される事例や、費用対効果の問題から、物理的に肩身ならぬ配置場所が狭くなる、イートインコーナーにとって代わられる状況も多々見受けられる。その出版物とコンビニの関係について、日販による「出版物販売額の実態」最新版(2022年版)のデータを基に、コンビニ業界全体と印刷物の関係を見ていくことにする。続きを読む "1店舗あたり208万円…コンビニの出版物販売額(全体編)"
2022/12/09
年賀状の準備を…株式市場雑感(22/12/05-22/12/09週)(週終値:2万7901円01銭)
■22/12/05:日経平均終値2万7820円40銭/102.8本日の東京株式市場はもみ合いの流れ。前営業日の米国市場は小幅高だったが、東京株式市場はいくぶんの安値で始まる。米国の雇用統計発表も無難に乗り切り売り込まれることはなかったが、積極的な買い材料も見つからず、アンニュイムードがただよう形に。出来高は東証プライム市場のみで10億6925万株。前営業日比で日経平均株価は+0.15%、TOPIXは-0.31%、マザーズ指数は-1.50%。
自己保有銘柄関連。銘柄種類数的には安値銘柄多し。前営業日比は-0.15%となる。
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沈む雑誌や文庫や実用書、伸びる児童書…出版物の分類別売上の変化(21年経緯)
先に【出版物の種類別売上の変化(前年比)】で、日販の「出版物販売額の実態」最新版(2022年版)のデータを基に出版物の主要分類別における売上の直近動向を確認した。一部では堅調さも見られるものの、軟調な分類の多い販売動向ではあったが、それではこの流れは単年のみのものなのだろうか。それとも以前から同じような動きを示していたのだろうか。過去のデータを紐解き、その疑問を解消していくことにする。続きを読む "沈む雑誌や文庫や実用書、伸びる児童書…出版物の分類別売上の変化(21年経緯)"
前年比プラス位は児童書と文芸のみ…出版物の種類別売上の変化(前年比)
昨今は「出版不況」「書籍不況」なる言葉も日常化し、紙媒体に関しては書籍に限らず新聞、そして手帳などの文房具ですら、ビジネスの上で厳しい状態が続いている。これもひとえにデジタル機器の普及に伴う、利用者側の購入・利用性向の変化によるもの。今回はその中から特に景況感の上で取り上げられることが多い出版物の売上状況について、主要種類別に関する動向を、日販の「出版物販売額の実態」最新版(2022年版)を基に確認していくことにする。続きを読む "前年比プラス位は児童書と文芸のみ…出版物の種類別売上の変化(前年比)"
インターネット通販が普及し、さらには電子出版も本格的な浸透が進む現在においても、紙媒体による出版物を購入するメインの流通ルートとして君臨しているのが書店。しかしながらその書店も、状況の変化に合わせて、あるいは流される形で、他の類似業界同様に集約化・大型化の傾向が見受けられる。今回は日販の「出版物販売額の実態」最新版(2022年版)から取得した最新値などを基に各種グラフを作成し、その状況を確認していくことにした。続きを読む "漸減中、直近では8642店舗…書店数とその坪数推移"
2022/12/08
電車内での時間潰しの主役が雑誌や書籍などの出版物から、携帯音楽端末やスマートフォンなどの携帯電話に代わりつつあるものの、現在でもなお駅売店で週刊誌をはじめとした雑誌、そして新たに発売した文庫を購入する機会は少なくない。そこで今回は、駅売店とスタンドの出版物の販売状況について、日販の「出版物販売額の実態」最新版(2022年版)などを基に状況を確認するとともに、その変化を精査していくことにした。総売上1兆4474億円、児童書が大きな売上増…出版物の分類別売上推移
パソコンやスマートフォンのようなデジタル機器の浸透などの周辺環境、読者の購入性向の変化を受け、出版物の販売状況は大きな変わり映えを見せている。今回は雑誌やコミックのような分類における動向を探るため、日販の「出版物販売額の実態」最新版(2022年版)を基に、売上推移などを確認していく。紙媒体の売上がかんばしくないことは周知の事実だが、雑誌もコミックも文庫も一様にその売上を落としているのだろうか。それとも逆に成長している分野もあるのだろうか。続きを読む "総売上1兆4474億円、児童書が大きな売上増…出版物の分類別売上推移"
2022/12/07
書店8343億円、インターネット2808億円…出版物の売り場毎の販売額推移
かつては出版物を購入する場所といえば本屋がメインで、あとは出勤時に駅の売店で買うぐらいのものだった。しかし現在ではコンビニやインターネット通販など、多様なルートを通じて入手することができる。さらに昨今では新興勢力のインターネットに押される形で、書店の統廃合や大型化が進んでいる状況。今回はその動向を販売額から確認すべく、日販の「出版物販売額の実態」最新版(2022年版)を基に、その実情を精査していくことにする。続きを読む "書店8343億円、インターネット2808億円…出版物の売り場毎の販売額推移"
2022/12/06
固定電話のみ世帯は1.6%、携帯電話だけは70.7%…アメリカ合衆国の電話普及率推移
【アメリカ合衆国疾病対策予防センター(The U.S. Centers for Disease Control and Prevention、CDC)】は2022年12月付で、同国の世帯単位での電話普及状況を半年間隔で定期的に調査報告するレポート「Wireless Substitution」の最新版(2021年下半期分)を発表した。そこで過去に取得したデータも併せ、最新のアメリカ合衆国における電話の普及状況と過去からの推移について、各種グラフを作成して実情を確認していくことにした。続きを読む "固定電話のみ世帯は1.6%、携帯電話だけは70.7%…アメリカ合衆国の電話普及率推移"
2022/12/05
バンダイナムコは2022年11月30日、クリスマスプレゼントに関する調査結果の報告書を発表した。その内容によれば、子供へのクリスマスプレゼントに関する予算の平均額は7961円であることが分かった。前年調査の結果8876円から915円の減額となる(【クリスマスプレゼントに関する調査】)。続きを読む "子供へのクリスマスプレゼントの予算、平均額は7961円"
2022/12/04
バンダイナムコは2022年11月30日、クリスマスプレゼントに関する調査結果の報告書を発表した。その内容によれば、子供が欲しいクリスマスプレゼントのトップは「ゲームソフト」だった。20.2%の子供が、クリスマスプレゼントにはゲームソフトが欲しいと回答している。他方、子供が実際にもらうクリスマスプレゼントもまた、「ゲームソフト」がトップについており、クリスマスプレゼントの内容について子供の願いが多分にかなっているようすがうかがえる(【クリスマスプレゼントに関する調査】)。続きを読む "子供が欲しいクリスマスプレゼント、トップはゲームソフト"
2022/12/02
今年もあと一か月足らず…株式市場雑感(22/11/28-22/12/02週)(週終値:2万7777円90銭)
■22/11/28:日経平均終値2万8162円83銭/122.51本日の東京株式市場は安値圏での値動き。前日の米国市場は堅調だったもののIT関連銘柄が弱かったこともあり、東京株式市場は寄り付きから売られた。為替の円高化やアジア市場の軟調さ、中国のゼロコロナ政策の強行で経済的なネガティブさが生じるのではとの懸念などを受け、売りが優勢なままの相場展開となった。出来高は東証プライム市場のみで11億3276万株。前営業日比で日経平均株価は-0.42%、TOPIXは-0.68%、マザーズ指数は+0.20%。
自己保有銘柄関連。銘柄種類数的には安値銘柄多し。前営業日比は-0.42%となる。
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正規は508.4万円、非正規は197.6万円…給与所得者の数や所得税額の実情
日々の仕事をこなして得た給与に対し、国は所得税を徴収する。多くの給与所得者は会社側が各種計算をしてくれるため、年末調整の手続きをする程度で済むこともあり、所得税に関しては日頃から意識をする機会は無い。一方、所得税は国の税収においては重要な項目の一つであり、その額は同時に国全体の経済の動向を推し量る一つの指標にもなる。今回は国税庁が公開している各種データを基に、いくつかの所得税に関する動向を確認していくことにする。続きを読む "正規は508.4万円、非正規は197.6万円…給与所得者の数や所得税額の実情"
2022/12/01
幼稚園9121件・保育所2万3899件、特定地域型保育事業は増加中…幼稚園と保育所の推移
内閣府においては2022年6月14日に、毎年取りまとめて公表している「子供・若者白書」の2022年版を公開した。その白書では、若年層を中心にした公的調査の結果を収集整理分析し、多方面の切り口で若年層の現状を報告している。今回はその中から、幼稚園と保育所の動向について確認をしていくことにする(【子供・若者白書について】)。続きを読む "幼稚園9121件・保育所2万3899件、特定地域型保育事業は増加中…幼稚園と保育所の推移"