2022/11/30
非正規雇用が多い若年層の賃金事情は…正規社員・非正規社員別、年齢階層別の賃金動向
内閣府が2022年6月14日に発表した2022年版「子供・若者白書」では、主に若年層に関する公的資料を取りまとめ、多方面から若年層の実態を精査している。今回はその中から、若年層を中心とした雇用形態別などの賃金動向を見て行くことにする。日常生活、遊興、そして蓄財などさまざまな行動の原資となる賃金は、若年層においてどのような変化を示しているのだろうか(【子供・若者白書について】)。続きを読む "非正規雇用が多い若年層の賃金事情は…正規社員・非正規社員別、年齢階層別の賃金動向"
3年で中卒者は5割台後半、高卒者は3割台後半が離職…学歴別・就職後の離職状況
内閣府では2021年6月14日に2022年版となる「子供・若者白書(旧青少年白書)」を発表した。その白書においては、主に若年層に関する公的調査の結果を取りまとめ、多方面から若年層の実態を分析している。今回はその中から、無事に就職を果たした後の仕事先からの離職率(見方を変えれば「職場定着率」)の推移について見て行くことにする。就職率、失業率とはまた別の視点で、若年層の就労実態を確認できる結果が出ている(【発表リリース:子供・若者白書(旧青少年白書)について】)。続きを読む "3年で中卒者は5割台後半、高卒者は3割台後半が離職…学歴別・就職後の離職状況"
2022/11/29
国や公的機関はすでに多様な政策や支援で高齢者を支えているが、現状ではまだまだそれらの政策や支援では足りないと高齢者は考えている。実際にはどのような政策や支援に、今後特に力を入れてほしいと高齢者は望んでいるのだろうか。内閣府が2022年6月14日に発表した「高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査」の結果から、その実情を確認する(【発表リリース:高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査】)。続きを読む "高齢者が望む対高齢者政策・支援の中身(最新)"
内閣府は2022年6月14日付で2022年版となる「子供・若者白書」を発表した。主に若年層に関する公的資料を取りまとめた白書だが、今回はその中から、若年層の労働・就労状況に係わる値を抽出し、あるいは一次ソースをたどり、グラフの再構築とともに現状の精査を行うことにする。先進諸国共通の雇用市場の課題でもある若年層の失業問題は、日本ではどのような状況なのだろうか(【子供・若者白書について】)。続きを読む "20代前半の完全失業率は4.8%…若年層の労働・就職状況"
2022/11/28
老人、シニア、シルバー世代、年寄りなどともに使われることが多い「高齢者」との言い回し。一般的には定年退職を迎えた後のお年を召した方を指すのだが、明確な定義は無い。年齢で区切るとしても、その境界線を何歳にするかは多様な意見がある。今回は内閣府が2022年6月14日に発表した「高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査」の結果から、高齢者に該当しそうな人たちに、自分自身を高齢者だと感じているかについて尋ねた結果を見ていくことにする(【発表リリース:高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査】)。続きを読む "高齢者に聞いた「自分を高齢者だと感じていますか」(最新)"
「毎朝しっかりと朝食を食べている」中学生は8割近く…若年層の朝食欠食状況
内閣府は2022年6月14日付で2022年版となる「子供・若者白書」を発表した。今回はその白書に掲載されているデータなどを用い、若年層を中心とした朝食の欠食状況を探ることにする。成長期においては特に欠かせないとされる朝食は、いかなる摂取状況を示しているのだろうか(【子供・若者白書について】)。続きを読む "「毎朝しっかりと朝食を食べている」中学生は8割近く…若年層の朝食欠食状況"
2022/11/27
日常生活を行う上で必要な情報へ不満を持つ高齢者、何が不満なのか(最新)
日々の生活を過ごす上で欠かせない情報は多数存在するが、その情報が過不足なく常に手に入るとは限らない。情報の入手方法そのものすら分からないこともあるだろう。特に高齢者は心身の衰えを考慮すると、情報の適切な入手ができるか否かは死活問題にかかわることもありうる。今回は高齢者における、日常生活を行う上で必要な情報(日常生活情報)について、どのような不満を持っているのか、その実情を内閣府が2022年6月14日に発表した「高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査」の結果から確認する(【発表リリース:高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査】)。続きを読む "日常生活を行う上で必要な情報へ不満を持つ高齢者、何が不満なのか(最新)"
2022/11/26
直近では中国30.5%、米国13.4%、インド6.3%…1971年以降の世界の二酸化炭素排出量比率
二酸化炭素の増加による地球温暖化リスクについては、電力事情の変化やそのリスクの実体性を後押ししていた論説の信ぴょう性の問題もあり、昨今では以前ほど話題に上ることは無くなりつつある。それでもなお当サイトでは、国際エネルギー機関(The International Energy Agency (IEA))が発行している公的資料「Greenhouse Gas Emissions from Energy Highlights」を基に、世界主要国の二酸化炭素排出量を定期的に精査している。各国の工業化、公害対策の進展などを推し量ることができるのが最大の理由。今回は排出量上位国における、中期的な動向を確認していく。続きを読む "直近では中国30.5%、米国13.4%、インド6.3%…1971年以降の世界の二酸化炭素排出量比率"
2022/11/25
年末の準備へ…株式市場雑感(22/11/21-22/11/25週)(週終値:2万8283円03銭)
■22/11/21:日経平均終値2万7944円79銭/112.9本日の東京株式市場はほぼもみ合いの流れ。前営業日の米国市場はいくぶんのプラスで終わったこともあり、寄り付きは買い基調の流れとなった。しかし特段買い材料がないことからすぐに失速。下げた後はもみ合いの流れとなった。出来高は東証プライム市場のみで9億6530万株。前営業日比で日経平均株価は+0.16%、TOPIXは+0.28%、マザーズ指数は+0.09%。
自己保有銘柄関連。銘柄種類数的には安値銘柄多し。前営業日比は+0.17%となる。
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「使い方が分からず面倒」「必要性を感じない」高齢者が情報機器を使わない理由の実情(最新)
携帯電話やパソコンのような情報機器は上手く使いこなせれば非常に便利なもので、今や多くの人には日常生活の上で欠かせない存在となっている。一方で一部には情報機器を使わずに過ごす人もいる。それではなぜ、情報機器を使っていないのか、高齢者における実情を、内閣府が2022年6月14日に発表した「高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査」の結果から確認する(【発表リリース:高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査】)。続きを読む "「使い方が分からず面倒」「必要性を感じない」高齢者が情報機器を使わない理由の実情(最新)"
携帯ゲーム機やスマートフォンなどのデジタル機器の普及、地方の個人経営の本屋の相次ぐ閉店、出版業界の不振など、子供の本離れを想起させる環境変化が相次いでいる。その実態はどのようなものなのだろうか。本当に子供達は本離れを起こしているのか。今回は全国学校図書館協議会が公開している【「図書に役立つ資料」】の中から、同協議会が毎日新聞社と共同で毎年実施している「学校読書調査」の公開データをもとに、小中高校生の児童生徒における読書状況を確認していくことにする。続きを読む "子供の書籍離れなど無い…小中高校生の平均読書冊数など"
2022/11/24
携帯電話で連絡ができる高齢者は76.4%、ファックスは5.8%(最新)
時代とともに技術革新によって生み出された新しい仕組みや道具によって、人々の生活は大きく変わっていく。その変化に困惑し、追い付けず、疎外感を覚える高齢者も少なくない。今回は内閣府が2022年6月14日に発表した、「高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査」の結果から、高齢者におけるパソコンや携帯電話のような情報機器の利用状況の実情を確認していくことにする(【発表リリース:高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査】)。続きを読む "携帯電話で連絡ができる高齢者は76.4%、ファックスは5.8%(最新)"
働く女性の思い、「本当は専業主婦になりたい」は3割強(最新)
今や1000万世帯を超えた共働き世帯だが、女性は就業以外に家事のほとんどに従事する場合が多く、必然的に個人に課せられる負担が多くなる。他方、就業そのものでも男性と比べ女性は、就業技術には関係なく不利なポジションに置かれている事例が多々あるとの指摘もある。今回はソニー生命保険が2022年11月1日に発表した【女性の活躍に関する調査2022】から、働く女性における就業そのものや世帯への思いについて確認をしていくことにする。続きを読む "働く女性の思い、「本当は専業主婦になりたい」は3割強(最新)"
2022/11/23
子供の育児や世話、食事の準備、時給換算するといくらだろう? 女性自身に聞いてみました(最新)
育児や家事は世帯維持には欠かせない行動である一方、その行為に具体的な対価が現金の形で支払われることはない。兼業世帯の増加に伴い男性の家事参加が声高に叫ばれるようになる中で、これらの行動を時給換算し、一つの指針とする、あるいは重要性を再確認する動きが定期的に生じ、男女を問わずさまざまな思いをはせる数字が算出されている。今回はソニー生命保険が2022年11月1日に発表した【女性の活躍に関する調査2022】から、女性自身が認識している、家事などの行動に関する時給換算の結果を見ていくことにする。続きを読む "子供の育児や世話、食事の準備、時給換算するといくらだろう? 女性自身に聞いてみました(最新)"
2022/11/22
一番は健康や病気について…高齢者の将来への不安の中身(最新)
よほどの楽天家でない限り、人は不安を持つもの。高齢者も当然、多様な不安を抱えて生活している。高齢者は将来の日常生活に関して、どのような不安を抱いているのだろうか。内閣府が2022年6月14日に発表した、「高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査」の結果から確認する(【発表リリース:高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査】)。続きを読む "一番は健康や病気について…高齢者の将来への不安の中身(最新)"
直近では1日250箱前後、かつては400箱近く…コンビニでの「1店舗あたりの」たばこ販売動向
先に【コンビニでは1日何箱たばこが売れているのかを計算してみる(上)】などでローソンの統合報告書(アニュアルレポート)の最新版に掲載されていた値などをベースとして、たばこの1店舗あたり販売個数を算出した。それによれば2022年は1店舗あたり1日で約251箱ものたばこが売れていることが判明した。今回はそれらの計算方法をさらに発展させ、ローソンをサンプルとして、コンビニ1店舗あたりのたばこ販売推移を試算し、精査を行うことにした。続きを読む "直近では1日250箱前後、かつては400箱近く…コンビニでの「1店舗あたりの」たばこ販売動向"
2022/11/21
コンビニでは1日何箱たばこが売れているのかを計算してみる(上)
【コンビニの商品種類別売上の変化】で解説した通り、日本のコンビニエンスストアでは「たばこ」が売上の点で小さからぬ割合を示している。それゆえに最近のたばこ販売本数の減少傾向にコンビニ側でも焦りを覚え、コーヒーやドーナツ、総菜に代表されるような代替商品の開発に躍起となっている。今回は各種公開データを基に、素朴な疑問「コンビニでは1日あたり何箱たばこが売れているのか」の実情について試算を行うことにする。続きを読む "コンビニでは1日何箱たばこが売れているのかを計算してみる(上)"
裏付け、そして「たばこ盛況」のよし悪しを検証…コンビニでは1日何箱たばこが売れているのかを計算してみる(下)
先の記事【コンビニでは1日何箱たばこが売れているのかを計算してみる(上)】ではローソンの決算短信補足資料や統合報告書を基に各種計算を行い、直近では1日に約251箱もコンビニでたばこが売れている実態が明らかになった。今記事ではそれの裏付けと、たばこの売上が全売上のうち大きなシェアを占めている状況について「諸手で歓迎するような状況」なのか否かを検証してみることにする。続きを読む "裏付け、そして「たばこ盛況」のよし悪しを検証…コンビニでは1日何箱たばこが売れているのかを計算してみる(下)"
2022/11/20
経産牛1頭あたり搾乳量は年間約8.9トン…乳用牛の飼養戸数など
先に【日本国内の生乳生産量の推移(最新)】で日本国内における生乳(しぼったままの人の手を加えていない牛の乳)の生産量に関する状況確認を行ったが、当然気になるのは生産業者、つまり畜産農家の動向。今回はその記事で用いたデータ取得元となる農林水産省の公開ページなどから必要な値を抽出し、乳用牛の飼養戸数などを確認していくことにする。続きを読む "経産牛1頭あたり搾乳量は年間約8.9トン…乳用牛の飼養戸数など"
昨今では定期的に牛乳不足や乳製品不足が問題視され、スーパーなどの乳製品売り場の棚が寂しさを覚えたり、「一人一つまで」との購入規制を周知させる貼り紙に遭遇した経験を持つ人も少なくないはず。かつて大規模な乳製品不足が起きた時(【3か月で4社が950トン、バター製造大手が増産計画発表】)には多分に生産工場の生産力不足とランニングコストの高騰、生産量調整のミス、さらには生産の組織構造そのもののが原因とされたが、現在では原材料となる生乳(しぼったままの人の手を加えていない牛の乳)の減少や価格高騰なども小さからぬ要因として挙げられている。それでは原材料となる生乳の国内生産量はどのような推移を見せているのだろうか。今回は農林水産省が発表している各種データを基に、その実情を確認していくことにする。続きを読む "直近年では759.2万トン…日本国内の生乳生産量の推移"