女性がおせち料理を食べなかった理由、トップは「家族が食べない・残すから」
2013/01/24 09:30


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今調査は2013年1月4日から7日にかけて10-60代の女性に対し、インターネット経由で行われたもので、有効回答数は600人。世代構成比は10-60代まで10年区切りで均等割り当て。
おせち料理は「正月くらいは家事の手も休めてのんびり過ごしましょう」との主旨のもと、日持ちする食材や料理をつくり置きし、正月三が日はその料理で食事を摂って料理の手間をかけないようにするのが目的。またその期間は台所用品にも休んでもらうことをも意味する。
冷凍をしなくとも長持ちする料理ばかりなのは、その理由による。もっとも昨今では長期保存できる食品が多くなったのと、冷凍・冷蔵技術の発達により、目的を果たすためにはおせちである必要性が薄れているのも現実。
今調査対象母集団全体では8割の人が、今年の三が日におせち料理を食している。

↑ 2013年の正月三が日におせちを食べたか
グラフ化は略すが世代別では概して歳を経る程「おせち率」が高い。60代では91.0%に達している。一方、30-40代は「おせち率」が低めで、食べなかった人は24.0-26.0%。
そこでおせち料理を食べなかった人にその理由を聞いたところ、最上位についたのは「家族がおせちを食べない・残す」というものだった。その割合、4割近く。

↑ おせちを食べなかった理由(複数回答、食べなかった人限定)
30-40代に非おせち率の高さが見られるのも、「自分は食べたいが、夫や子供が食べないので無駄になるから(買わず・作らずに)食べない」とする状況が多分にあったことがうかがえる(別項目に「おせち料理は好きでない」がわざわざ用意してあるので、今件回答では「回答者自身はおせち料理は嫌いではない」を内包している)。独身ならば自分の意志だけで決められるし、50代以降は子供も成長し、あるいは家を離れることも多くなり、料理の面で気兼ねする機会も減るからだ。他方、家族の好き嫌いはともかく、回答者自身が嫌いだからとする意見は25.4%と、第2位の理由として挙げられている。

家族の好き嫌い、あるいは外食や出かけていたり、費用面でパスをしたのならば仕方がない。しかし手間などでおせち料理と距離を置いているのなら、次の機会にはこのような手立てを使うのも一つの策ではある。年に一度、お正月ぐらい、おせち料理を活用することで料理をお休みするのも「あり」ではないだろうか。
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