タブレット機を手に入れたら、パソコンはもういらない? 8割強は「まだ必要」
2013/01/28 08:30
ライフメディアのリサーチバンクは2013年1月16日、タブレット機に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、タブレット機の保有比率は13.2%であることが分かった。そして非保有者のうち4.0%は購入を検討中、41.7%は今後欲しいと考えている。それら「非保有だが欲しい人」に「タブレット機を手に入れたら、普通のパソコンはもう要らないか、それとも必要か」と聞いたところ、8割強の人は「引き続き必要」と回答した。「あまり要らない」「不要」との回答は、合わせても1割にも満たなかった(【発表リリース】)。
スポンサードリンク
今調査はインターネット経由で2013年1月4日から9日にかけて、10代から60代の男女に対して行われたもので、有効回答数は3282人。男女比はほぼ1対1、世代構成比も10-60代で10歳区切りでほぼ均等割り当て。
先の【タブレット機保有率13.2%、非保有者の保有希望率は4割を超える】で詳しく解説したが、今調査対象母集団ではタブレット保有率は13.2%。非保有者中4.0%は具体的に購入を検討、41.7%は今後欲しいと考えている。
↑ 現在タブレット端末を保有しているか(再録)
↑ 今後、タブレット機を購入・利用したいか(「タブレット機非保有」回答者限定)(再録)
パソコンよりも機動力が高く、スマートフォンよりも性能の上ではパソコン寄り。実際、タブレット機にパソコンと同等の利用価値・活用を求めている人も少なくない。それでは「現在保有していないが、今後欲しい人」が実際手に入れた場合、パソコンはもう要らないのだろうか。それを聞いた結果が次のグラフ。
↑ タブレット機を利用するようになったら、普通のパソコンは必要か(「今後タブレット機を購入検討中」「欲しいと思う」人限定)
全体では4割が「必要不可欠」、4割強が「パソコンも必要」、計84.6%が「タブレット機を保有しても、パソコンは必要である」と回答している。「分からない」も9.0%おり、「あまり必要ない」「不要」は合わせても6.4%でしかない。いくらタブレット機が高性能だったとしても、それのみに現在使っているパソコンの作業をすべて任せるのには無理があると、多くの人が判断している次第。
男女別では女性がやや「パソコンの必要度」が低い。これはパソコンの高性能さを求める場面が多い仕事上での利用割合が、男性と比べると低いからだと思われる。実際、別記事で解説しているが、今回項目対象の人達に聞いた「どのような場面でタブレット機を使いたいか」との問いの項目中、「外出先で仕事のツールとして」「勉強・仕事をしながら」ではいずれも、男性の方が高い値を示している。
↑ タブレット機をどのような時に利用したいか(「今後タブレット機を購入検討中」「欲しいと思う」人限定、複数回答)(男女別)(再録)
とはいえ、女性でも「タブレット機が手に入ったらパソコンは要らない」派は1割にも満たない。将来的には「タブレット機だけでOK」という利用スタイルの人も増えてくる可能性はあるが、少なくとも現時点ではパソコンが主用、あるいは同列程度に使う人が圧倒的多数のようだ。
■関連記事:
【スマホとタブレット、双方ともパソコンと併用傾向強し・タブレットはスマートフォンとも】
スポンサードリンク