欧米諸国などのテレビや携帯電話、スマートフォンなどの所有率(2012年発表版)
2012/12/27 14:00


スポンサードリンク
例えば携帯電話の保有・普及率の場合、日本ならば9割強という値が出ている(【携帯電話の普及率推移(2012年版)】)。パソコンならば(世帯別だが)大体2/3程度(【パソコンの世帯主年齢階層別普及率(2012年分データ反映版)】)。
今資料では欧米諸国に加え日本における主要デジタル系生活用品の所有・保有率のデータが記されている。回答者に向けて「この端末を保有して個人的目的で利用しているか」と尋ねた結果に基づいたもので、会社支給・貸与のものや親族からの借り物は該当しない、純粋な「所有・利用性向」である。

↑ 欧米諸国などの主要メディア所有・利用性向(2012年9月)
まず目に留まるのがモバイル端末の保有率の高さ。スマートフォンを除いた一般携帯電話で4-6割、スマートフォン単独で3-5割。合わせると9割に届く形となる(重複保有も多分にあるだろうが)。またスマートフォン単独で見るとスペインで66%と6割超え、イギリスは58%と6割近くにあるのをはじめ、イタリアで55%、アメリカでも44%。日本の30%が特異に見えてくる。

スマートフォンと相並び普及・利用率が注目されるタブレット機だが、現時点では1割強。一応同じモバイル端末ではあるが、機動力・価格の点から、現時点では普及率ははるかにスマートフォンには及ばない。しかし逆に考えれば、すでに1割を超えたかという感はある。特にイタリア、スペイン、オーストラリアでは2割を超えている点に注目したい。
双方向性の高いメディア・ツールは諸国でさほど差異はないが、例えばDVRではイギリスやアメリカの普及率が高く、他国は低いとの結果が出ている。またアメリカはHDTVの値も高めで、同国のテレビ好きが改めて確認できる結果となっている。
欧米諸国と日本という範ちゅうならば、一般携帯電話5割前後・スマートフォン5割強・ノートパソコン8割足らず・タブレット機1割強。これがおおよその普及率。何か比較検討する場面があれば、この値を覚えておくと何かと役に立つに違いない。
スポンサードリンク
