モバイル持ちの高校生、約6割はスマートフォン
2012/12/30 12:00
デジタルアーツは2012年12月10日、未成年者の携帯電話・スマートフォンの使用実態調査結果を発表した。それによると携帯電話・スマートフォンを所有する未成年とその保護者から成る調査対象母集団のうち、高校生においては、男子が6割、女子も6割5分がスマートフォン保有者であることが分かった。一般携帯電話所有者でも男子は8割、女子は7割5分がスマートフォンを保有したいとの意向を示している(【発表リリース】)。
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今調査は2012年11月9日から10日にかけて、携帯電話(一般携帯電話・スマートフォン)を持つ10歳-18歳の男女、およびその保護者に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は未成年者618人・保護者618人の計1236人。調査実施機関はマクロミル。
今調査対象母集団のうち、高校生に限定し、現在のモバイル端末所有状況を聞いた結果が次のグラフ。今調査は「一般携帯電話・スマートフォンの少なくともいずれか一つを持っている小中高校生(とその保護者)」に限定されていることに注意。当然「携帯電話もスマートフォンも非保有」という回答は存在しない。
↑ 高校生のスマートフォン使用有無と使用意向
まず直近の2012年11月時点の状況だが、男子は60.2%、女子は65.0%がスマートフォンを所有している。高校生自身のモバイル端末保有率は今調査からは確認できないが(調査対象母集団自身がモバイル端末保有者)、先日の【中学生6割・高校生9割5分…子供の携帯電話保有状況】などを見ると、高校生の時点では9割強が保有していると見て間違いない。概算でそのうち6割強となれば、「全高校生の5割強がスマートフォン持ち」との計算になる。
また男女別に見ると、男子よりも女子の方がスマートフォン率が高い。さらにこの1年の動きを見ると、男女ともスマートフォン率が急激に伸びていることが分かる。男子は約2倍、女子にいたっては3倍強にも達しており、特に女子において驚きの普及率の伸びとしか言いようがない。保護者のスマートフォン保有率すら追い抜いている。
さらに保護者と比較すると、「一般携帯電話保有者の、スマートフォン所有意向者率が多い」のも特徴。冒頭でも触れたように、「一般携帯電話保有者」のうち男子8割、女子7割5分がスマートフォンを保有したいとの意向を示している。保護者の6割強と比べ、いかにスマートフォンにあこがれる高校生が多いかがうかがいしれよう。
■関連記事:
【小中高校生の携帯電話保有状況(2011年・青少年のインターネット利用環境実態調査版)】
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